真似するのは外見やスタイルではなくて「生きる姿勢」

つい先ごろ、「ブリジッド・バルドーに憧れて」というタイトルのウェブサイトを見かけました。

開いてみると、ヘア・メイクもファッションも、往年のフランス女優「ブリジッド・バルドー」を真似た女性の写真が沢山載っていました。

ものすごい違和感ですよね。

フランス人のブリジッドの髪型をアジア人が真似ても似合わないし、大振りのサングラスも明るい色のニットも浮いている。

確かに物はいいものなんでしょうけど、とにかく「浮いている」。

ちっとも素敵に見えないなーと思ったのは、私だけではないはず。

真似するのは「生きる姿勢」の方

確かにブリジッド・バルドーはとても魅力的な女性です。

芯が通っていて、女優でありながらオートクチュールのドレスや宝石には一切の興味がなく、マスコミの取材も白いTシャツとジーンズで受けていたという話はよく知られています。

なぜブリジッドが魅力的なのかと言えば、彼女が「自分」をしっかりと持っていて、人生のすべてにおいてそれを貫いて生きているからなんですよね。

だから、彼女のように「魅力的な女性」になりたかったら、ヘアメイクやファッションを真似るのではなくて、生きる姿勢を見習うこと

「生きる姿勢」とは、「自分はどんな人間か」を良く知り、「自分にとって大切なこと」を見極め、それを貫いて生きる生き方のことです。

私が常日ごろこのサイトを通してお伝えしようとしていることは、ソレなんです。

自分を良く知り、人生のあらゆる事柄について「自分なりの結論」を持つこと。結論が増えれば増えるほど、それが「自分のスタイル」となっていく訳です。

アップルの創業者スティーブ・ジョブス氏は、日本の三宅一生氏が彼のために創った黒のタートルネックを「自分のユニフォーム」と決めていつもそれを着ていました。それがスティーブなりの「服に関する結論」だったということです。

毎朝アレコレと「今日は何を着ようか」思い悩むのは面倒くさい。自分の体型に合っていて、求める機能を兼ねそろえた服があれば、一生それを着て済ませたい。

それがスティーブの結論であり、後に彼のスタイルになったということです。

スティーブに憧れて、「自分も彼みたいに一生一つの服だけ着て過ごしたい」と彼のスタイルを真似するんじゃないんです。そうではなく、「自分は服とどういう付き合い方をしたいのか?」。この部分をストイックなまでに極めて自問自答し、その答えを生きるということなんです。

  1. 自分はどんな生き方をしたい?
  2. 自分は仕事とどう向き合い、どんなスタンスを取る?
  3. 仕事をするときに自分にとって一番大切なことは何?
  4. 人生において自分にとってこれだけは譲れない価値観は何?
  5. もしも一生働かなくていいだけのお金があったら、どんなことをして時間を過ごす?
  6. 自分はどんな服が好き?その理由は?
  7. 自分はどんな小物が好き?その理由は?
  8. 自分の髪質はどうで、癖はどう?
  9. その髪質と自分の顔に似合う髪型は?
  10. 自分はどんな恋愛をしたいのか?
  11. パートナーとはどんな関係を築く?
  12. 自分は何に一番お金を使いたい?
  13. 人と関わるときに、気を付けたいことは何?
  14. 人を見るときに一番重要視するのは何?
  15. 自分は何をしている時が一番気分がいい?

こういうことは、誰かに聞いてもわからないんです。自分で自分に一つずつ確認していくしかない

毎日30分でもいいから時間を取って、こうした質問を自問自答し、自分なりの答えを追求する癖を作ることです。

私は毎晩寝る前の1時間は内観の時間に充てていますし、時間があるときはカフェへ行って数時間、こういう質問を自問して答えを探る作業を行っています。

真面目にコレを続けていくと気づくと思いますが、答えは時間の経過と共に変わっていきます。なぜなら私たちは常に変化・進化する生き物だから

だから、その時その時の自分としっかりと向き合って、その答えを「今」生きること

例えば、仕事において自分にとって一番重要なことは「楽しく熱心に仕事に取り組めること」だとしたら、それができる環境を整えて、それにまい進すること。

人生の隅々まで見渡して、「自分の理想通りになっていない」部分を炙り出し、「じゃぁ何が自分の理想で、どうしたらそれを生きることができるのか」を真剣に考えて、できるところから実行へ移していくこと。

こうやって丁寧に自分の人生を生きる姿勢こそが、ブリジッド・バルドーの魅力を形作っているものの正体なんです。

だから、彼女のように魅力的な女性になりたいと思うのであれば、真剣に自分と向き合って、自分を生きること。

それが積み重なるうちに、自分の存在全体から、他が真似できない自分だけの魅力があふれ出てきます

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