私は、この世のありとあらゆる価値観や通念は、「この世に存在する人間や動植物の幸せに寄与するものでなくてはならない」という信念を持っています。
近年日本でも広く言われるようになった多様性や個性の尊重は、それが私たち人間の根源的幸せに寄与する性質のものなので、大いに浸透して欲しいと願っています。
しかし一方で、日本にはいまだに私たち人間を「不幸にする」価値観や通念が根強く残っていることも事実です。
- 誰とでも仲良くできる人が立派
- 皆で仲良く
- 空気読め
- 出る杭は打たれる
- 波風立てず
- 事なかれ主義
- 本音と建て前を使い分ける
これらは簡単に言えば、その昔、日本のそれぞれの部落内をうまく統治するために広まった「村の掟」です。
当時の村社会の中で、全体をまとめ上げることは必要なことであったかもしれません。しかし、それが必ずしも人々の「幸福」に寄与していない、むしろ、非人間的で非現実的な「べきべき」「ねばならない」思考が、私たち人間を「苦しめている」現状があります。
しかし多くの人はそのカラクリに気が付いていません。
私たち人間が「生きづらい」と感じるのは、自分に問題があるからではなく、人間本来の自然な在り方を「してはならない」と禁じられていることに起因しています。
このような時代遅れの価値観や通念は、「人間の幸せ」を考えたときに、手放されなければならないと私は確信しています。
ずっと昔、アメリカでは黒人が奴隷として白人に使役されていた事実がありました。当時それは「正しいこと」として認識されていたわけです。「黒人と奴隷として使って何が悪いの?」当時はそういう発言をしても、誰もおかしいとは思わなかった訳です。
しかし、何が歴史を変えたのかと言えば、黒人の人たちの怒りと不満です。一部の人たち(白人)の利益と幸せが、一部の人たち(黒人)の利益と幸せを犠牲にしたものの上に成り立っているような価値観や通念、法律や社会制度はおかしい。
変えなくてはならない。
それが原動力となり、すべての人の権利と幸福が約束される社会の実現へ向けて動いていったわけです。
そういう認識が広がって定着するまでに約1世紀はかかっていて、その間にそれが原因で戦争まで起こっています。
人類の意識がひっくり変えるほど大きなパラダイムシフトには、混乱と痛みが付きまといます。
けれどもだからと言って、今までのままでいいという訳ではない。変わる必要があるものは、変わらなければなりません。
どこから変わっていくかと言えば、やはり、私たち個人、一人ひとりの意識からです。
国や社会全体は数か月や数年では変えられません。長い年月をかけて、一人ひとりの意識が変わることによって、徐々に変化してくのです。
そのために私にできる活動として、ブログを通した啓蒙活動を行っています。
この記事に書いたことが私の基本理念であり、基本的な姿勢です。
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