認知のステージが始まると、ほどなくして、自分の中から湧き上がる抑えがたい「怒り」に気づき始めます。
この怒りこそ長年両親に対して感じてきた怒りです。
しっかりと表現されることなく、自分の中に抑圧され続けてきた感情です。
「抑圧する」とは「押し殺す」という意味です。
「すごくいい人」「人当たりがいい」「いつも温厚」と思われている人であればあるほど、内面に抑圧した怒りが大きい事があります。
対面で印象が良いのは怒りをなかったことにして(抑圧して)振舞っているからで(本人は怒りすら感じていない)、溜まりに溜まった感情エネルギーはある時に爆発的に湧き上がってきたりするのです。
親や周りの大人や世間から「怒ってはならない」「怒りは持ってはならない」と言われ続け、内面にこれほどの怒りを抱える自分は「人間失格」なのではないかとすら感じます。
長年、自分の意志や気持ちを尊重してもらえず、認めてもらえず、罪悪感や恥を植え付けられてきました。
自分が受けてきたありとあらゆる理不尽に対して感じてきた、とても正当な怒りなのです。
まずは怒りをしっかりと認め、受け止め、「自分はこんなに怒っているんだ!」と天に向かって宣言することが必要です。
この怒りは今回の人生で発生したものだけではありません。
転生の歴史を通して積み重なってきている抑圧された感情です。
体内に蓄積している感情エネルギーがしっかりと解放できないと、命に関わる病気を患ったり、大きな事故に遭ったりします。
この記事では、抑圧している怒りを解き放ち、適切に解放していく方法について書いていきます。