人間関係における「当たり前」を受け入れる

今まで何度か書いてきてことで、クライアントの皆さんからのご相談で多いのは、「人間関係の変化」についてです。

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簡単に言うと、「今まで仲が良かった人たちと疎遠になった」とか、「長年の友人と喧嘩別れした」みないな類のものです。

結論から言ってしまうと、「えっ、それって普通のことでは?」ていうことなんですよね。

50年近く生きて来て今私が思うことは、「一生続く人間関係」というものはものすごく稀であるということ。

私の父は、小学校の頃の同級生と今でも付き合いがあります。その理由は、父が生まれてこの方故郷から離れたことがなく、生家から近い場所に家を建てて、そこで一生を過ごしたからです。

私は父とはまるで正反対の生き方をしている人で、18歳の時に故郷を離れて以来、それこそありとあらゆる場所を転々としながら生きてきました。当然、その土地その土地での出会いと別れがあるので、付き合う人たちも場所に応じて変わってきました。

私にとってはそれが自然なことなんです。

国をまたいで転居しても続いている人間関係は本当に稀です。

私たち人間は、基本一人で人生を生きます。

周りに知人・友人、家族などがいるから、まるで自分は一人ではないような錯覚を起こしていますが、今ある関係というのは流動的なもので、互いの信頼関係が同等の水準になければ、些細なことがきっかけで、あるいは積もり積もった不満がある日爆発し、簡単に壊れてしまうほど脆い物です。

何の努力もなしにずっと続く信頼関係などは一つも存在していない。自分や相手が変化・成長すれば維持できない人間関係が当然出てくるということです。

だとしたら、その「当たり前で自然なこと」を受け入れるより他はありません。それだけが唯一波乱万丈な人生を心穏やかに過ごせるための秘訣です。

今自分の周りを見回して、小学校時代から付き合いが変わらないという友人が何人いますか?私には一人もいません。皆転居や結婚・離婚、就職などを経て、随分バラバラに散らばってしまったように感じています。

私たち人間は、自分と相手の成長ペースが同じときには、付き合いが続けられるものです。ですがあらゆる変化を経る中で、成長のペースや方向性に微妙なズレが生じ始める。

それは必ず起こります。

なぜなら私たち人間は一人ひとり皆違うから。

そのズレを補えるほどの熱意と好意が双方にあるうちはまだ関係は持続しますが、日常生活の慌ただしさの中で、気づけばいつの間にか連絡が途絶えていたという人も多いでしょう。

それが自然なことです。

それを当たり前のこととして受け止められず、自分や相手を責めたり批判したり否定したりしてしまうのが、エゴなんです。

人との別離にはどうしても痛みや悲しみが伴います。

それをしっかりと受け止めて表現し、昇華し尽くして前へ進めること。

それを私たちは成長と呼んでいます。

最後にもう一つ。

アセンションのプロセスでは、「一人でいる時間」を相当長くとることが必須です。それは、自分以外の誰かや何かに影響を受けることなく、本当に純粋な「自分」のエッセンスに繋がれるようになるためです。

一人でいることは「孤独」であるかもしれませんが、「寂しい」こととは違います。「寂しがらず」に、一人きりでいる時間を過ごせるようになること。

一人でいることを厭わない人が一番強いんです。なぜなら、それは本当の意味での自由を意味するからです。

寂しいから一人ではいられない、常に誰かとつるんでいないと不安になってしまうという人は、所詮、他人に依存しながら生きざるを得ません。つるむ人を失いたくないから無理をして相手に合わせたり、仕事を失いたくないから本当はしたくないことでも我慢してやったりしてしまいます。

こういう状態で本当の意味での自由はありません。

自由とは、誰かや何かの言いなりになることなく、依存することなく、いつでも自分が好きな時に関係を解消できる状態のことを指すのです。

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