前の記事の続きです。
今日私がデパートでたまたま遭遇した知人は、東南アジア産のカシューナッツを製造・販売していらっしゃいます。
もともとこの方は苫小牧市の運送会社の社長さんです。
苫小牧で引っ越しの運送業を手掛けていたところ、引っ越し時に大量に出る不要な家具を何とかできないかと考え、リサイクル業も始めた。そのうち、リサイクル家具を東南アジアへ送り、現地で販売し始めた。
それが海外進出の第一歩だったそうです。
そうして5年が経った頃、縁あって現地で「畑を買わないか?」と話を持ち掛けられた。
私も経験がありますが、日本人が東南アジアに行くと、よく「ビジネスをしないか」とか「不動産や土地を買わないか」と話を持ち掛けられます。
その方も最初はやり過ごしていたものの、その中でも特にご縁があった畑を観に行ってみると、見事なカシューナッツ畑であることが判明。しかも労働者付き。
その畑を購入し、獲れたナッツを日本へ運び味付けして販売を始めたのだそうです。
それが5年前のこと。
今日私はたまたま用事があってデパートへ行ったわけですが、普通に高級百貨店です。そのフロアの一つで社長ご本人と奥様がナッツを売っていらした。
自分の畑で獲れたカシュ―ナッツです。
「たまたま」と書きましたが、偶然ではないです。
10月の終わり頃、私の脳裏にはなんとなく、「どこかで知人の催事(店頭販売)に出くわすだろう」という予感が既にありました。
私が友人と連れ立って歩いているときに、知人の店を見つけるとか、知人が何かを販売している場面に遭遇するというビジョンでした。
ただその時は、「知人」がこの方であるという予測はなかった。
潜在意識を通して物事が具現化するとき、自分が予測していた、思い描いていたのとまったく同じこともあれば、微妙に登場人物や場所が変わることもある。
ただ、そこで起こっている出来事の本質や感情体験は同じ。
そういう風に現実は創造されていきます。
話が少し逸れましたが、私は、この知人社長のような方がすごく好きなんです。
何かの事業(運送業)をしていてアイデア(家具のリサイクル)が湧き、それを実行に移していくうちにチャンスやご縁が広がり、思いがけずに東南アジアに自分のカシューナッツ畑を持つこととなり、今ではデパートで自分の畑で採れたカシュ―ナッツを売るまでになった。
それって、生活費を稼ぐために、あるいはただ組織の内部で昇進したり安定を稼ぐためだけに仕事をして時間を費やす生き方よりも、何倍も面白い生き方だと私は思うんです。
人生何があるかわからない。
だったら、「安全・安心・安定」を追い求めてつまらない毎日を繰り返すより、インスピレーションや閃きに従って、冒険に出た方が面白い。
頭で考えた損得の選択ではなく、「あ、ソレ何だか面白いかも、、、」と感じる方を選ぶ。
そうやって生きている人に、私はすごく惹かれるんです。私より5~6歳くらい上の感じでしょうか。人生まだ半ばですからね。何でもできます。
今日この方に遭遇できてすごく嬉しかった。
カシューナッツを購入して、友達と二人で食べました。
すごく美味しかったです。
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