「好きなこと」や「やりたいこと」の意味

私はブログ記事を通して、とにかく好きなことやりたいことをやって、そうではないことをやらないように生きましょう!と、繰り返し発信してきました。

今更ですが、「好きなこと」や「やりたいこと」を一度きっちりと定義して言葉の誤解を払拭しておきたいと思います。

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現実逃避やストレス発散は「やりたいこと」ではない

例えば、「趣味はゲームです」とか「友達と飲むことです」と仰る方たちがいらっしゃいます。

こういうことは、私が意味している「好きなこと」や「やりたいこと」ではないんです。

  • ゲームやカラオケ
  • 酒飲み・喫煙
  • 衝動買いやストレス発散の買い物
  • ボーリングや爆買いや爆食い
  • 意味もなく動画を観続ける
  • テレビを観続ける

などは、自分の内面に溜まった抑圧を発散するための「ストレス解消行為」、あるいは「現実逃避」にに過ぎません。

ただ自分の中の何かしらの心理的痛みから逃れるために保証行為としてやっていること。

それを「好きなこと」や「やりたいこと」だと勘違いしてしまっているだけ。

当然のことですが、現実逃避やストレス発散をいくらやっていても本当の意味で「幸せな」人生を歩むことはできません

それらの満足は目先の逃避先で、一瞬はスッキリするけれども永続しないからです。

内面に抑圧されている諸問題は手つかずのまま残っているわけですし、それらが刺激される機会があれば、今度はもっと刺激の強い逃避手段へと逃げることになります。

その先に待っているのは、言うまでもなく破滅です。

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「好きなこと」や「やりたいこと」とは

私が意味する「好きなこと」や「やりたいこと」とは、クリエイティブな活動(趣味)だったり、魂から伝令される「〇〇したい」ということを指します。

例えば、私だったら旅行はその一つです。

イスラエル、オランダ、ネパール、トルコ、、、

あらゆる場所を旅して新しい経験を増やして行くこと、それを元に内面世界を深めていくことは、私のライフワークの一つです。

それから執筆したり、動画を作製したり、ハンドメイドで物を創ることも好きです。

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好きなこととは、

  • アート
  • 音楽
  • ダンスや舞踊
  • 陶芸や手芸
  • 写真や動画作成
  • 料理
  • など

こうした「クリエイティブ活動」が、その人の「本質」を映し出す本当に「好きなこと」や「やりたいこと」

若い世代の人は、趣味や自分だけの何かを持たない人が多いようです。

原因は明らかで、子供の頃、クリエイティブな活動を探す機会がほとんどなく、常にテレビやインターネットや何かしら「distractive(気を紛らわす)」な物が身近にあったからです。

内面世界を探求する機会がなく、知らないことはすべてインターネットで調べて「わかったつもり」になっている。

頭でっかちではあるけれども、経験や智慧が伴わない。

そういう状態で、自分の本質と繋がるのはとても難しいです。

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クリエイティビティを育む幼少期

私が子供の頃、よく外で日が暮れるまで遊んでいたものです。

近所の子供たちと一緒に「ごっこ遊び」なんかをしていました。

家にテレビはありましたが子供が観る番組は限られていました。

今のようにスマホもタブレットもありませんでした。

家の中でジッとしているなどは耐えられませんでした。

雨や雪で外へ出られない日は、家中を動き回って「何をして遊ぼうか」と考えていたものです。

好奇心が赴くままに様々な遊びを思いついては、手当たり次第に遊んでいました。

子供は好奇心と想像力の塊です。

棒切れでもなんでもあれば、それだけで半日は遊べたものです。

何かに熱中しているうちにアッと言う間に時間過ぎていく。

これが本来の人間の姿なんです。

結局、そういう経験が大人になってから自分の好き嫌いを明確に定義する元となるわけです。

今はどうか知りませんが、私が子供の頃は、ストレス発散や憂さ晴らしをしたがる子供はいませんでした。

人間からクリエイティビティを奪ったら、虚無が残るだけです。

Presence の欠如がもたらす影響

アメリカでは、心理カウンセラーの待合室にいる間から、クライアントは観察されています。

雑誌や本や映像と言った distractive (気を紛らわす)な物が一切ない空間で、どれくらいジッと座っていられるか。

つまり、Presence (今ここにいること)に耐え得るかを観ているわけです。

Presence が少ない人ほどすぐにソワソワし出します。

貧乏ゆすりを始めたり、立ち上がって部屋の中をうろうろ始めたり、他の人に話しかけて気を紛らわせようとし始める。

逆に、子供の頃から自分の想像力や行動力を使ってクリエイティブな遊びを満喫してきた人は、割とジッとしていられる。

何も無い空間の中でも、自分の内面と向き合いながら静かに座っていることができる傾向にあります。

「今この瞬間 Presence」に居れば、必然的にその人の内面に閉じ込められている「痛み」や「怖れ」が浮上してきます。

多くの人はそれらを感じることに耐えられないので、ゲームや動画やコンテンツといったものの中へ逃避します。

そうやって、自分自身から逃げ続けるんです。

そして、逃避手段を自分の「好きなこと」や「やりたいこと」だと思い込んでいる。

本当の自分につながるためには

そういうものに依存しなくても「今ここ」に居られるようになるためには、インナーチャイルドを癒す必要があります。

ここを飛ばしては何も進まないと、一貫して書き続けて来ました。

インナーチャイルドの癒しに取り組んで内面を統合し、自分と繋がれるようになってくれば、後は自然とクリエイティビティが開花してきます。

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