私にはレイキやエナジーワークのヒーリング・セッションや伝授を行っていた頃から一貫して貫いているポリシーがあります。それは、向精神薬を服用している方はクライアントとして取らないというポリシーです。
それを明記しているにも関わらず、今まで常に一定数、お薬を飲みながらセッションを申し込まれる方がいらっしゃいます。
そこでこの記事では、私がなぜこのポリシーを明記しているか、それが双方の安全にとってどれくらい重要なことなのかを説明します。
目次
向精神薬とは
向精神薬とは、脳内物質を人工的に操作することによって、不安・恐れ・心配といった感情を感じなくなくさせる薬のことです。
薬で散らしているだけで、感情のエネルギーが体内から無くなったわけではありませんから、エネルギーは抑圧されたまま身体の中に停滞し続けます。
マイナス感情をすべて解放して解消する方法は、ただ一つ、その感情をしっかりと感じて言語化してあげることだけなのです。しかし、薬を飲んでいる間は感覚が麻痺しているために、感情を感じることができなくなります。よって、感情を感じて言語化することもできません。
薬を飲んでいる間は、癒しを進めることは出来ません。何年でも停滞し続けるのです。
薬とワークは両立できない
「感情の癒し」を考えるときに、向精神薬の服用と感情の癒しやワークは両立しません。感情を感じなくさせる薬を飲みながらレイキやエナジーワークを行っても効果はありませんし、悪くすれば感情の抑圧が強まるか、あるいは強い感情が暴走してバランスを崩すかのどちらかです。
不安感が強くて薬を使わずにはいられないという人は、そもそも感情ワークに耐えられるだけの軸を持っていらっしゃいません。そのため、ワークを行っても痛みに耐えられずにセッションがとん挫するか、悪くすれば症状が悪化するだけなのです。
そのため、私は今まで一貫して、向精神薬をご使用中の方のセッションはお引き受けできないとお伝えしてきました。
お薬を否定するものではない
かと言って、私はお薬を使うことを否定するものではありません。毎日会社へ行けるために、子育てができるために、日常生活を送れるために、お薬を使うことがあっても良いと思います。ただ、根本的な魂の癒しと、向精神薬の服用とは両立しないというだけなのです。
クライアントご自身の選択
魂の癒しを行うと決めたからには、いつまでも「薬に頼る古い自分」ではいられません。古い自分を手放して新しい自分に生まれ変わると決めるか、それとも古い自分のままでいるか、二つに一つなのです。
そしてその決断は、クライアントご自身が行う必要があります。誰かに言われたからではなく、自ら望んでそうする必要があるのです。
向精神薬を断薬できるまでには、医師の指導の下、最低でも2~3年の時間を要します。クライアントご自身が自然と「薬を止めたい」気持ちになり、医師の指導の下にそのプロセスを行い、自分一人の足で立つ準備が出来るまで、当方でセッションをお引き受けすることは出来ません。
もしも今時点でまだお薬が必要であれば、今は私との相性が悪いだけなのです。

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。
- 相談なさりたい方はこちら
- E-Book および瞑想ファイルはこちら
- オンラインコースはこちら
© 当サイトの文章およびロゴや商標の著作権は百瀬章子が所有しています。許可なく無断転載することを固く禁じます。