「願望実現」「引き寄せ」に取り組んでいらっしゃる方なら、「願望が実現するまでのタイムラグって一体どれくらい?」という疑問を持ったことが一度はおありでしょう。
私自身やクライアントの皆さんの状況を見ると、個人差やケース差はあるものの、具現化するまでのタイムラグは概ね半年~1年という印象を持っています。
私自身は、
- 今住んでる部屋→3か月
- 映画デート→6か月
- パートナー→6か月
という具合に具現化してきました。
しかし、少し大きな願望となるとなかなか実現せずにイライラしたり、焦りが生じたりすることがありました。
そこで参考にしたのはバシャールのアドバイスです。
バシャールは、「望む現実が具現化するまでに5日~3か月以上はかかる必要がない」と断言しています。
もしそれ以上時間がかかっているのであれば、私たちの潜在意識の中に入っている観念(否定的な思い込み)が原因だということ。
あるいは、具現化するのに何年もかかっているという場合は、根本的に基本要素がズレている可能性を考えてみた方が良いでしょう。
この記事では、基本要素は抑えた上で、タイムラグの長さがどう決まるのかについて、そしてその対処法について書いていきます。
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目次
「願望実現」「引き寄せ」の基本
「願望実現」「引き寄せ」の基本は、
- 欲しい物を明確に定める
- それをクリアにイメージし、身体の五感を使って叶っているときの気分を味わい尽くす
- 今この瞬間から「その自分」になって生きる、生活を変えられる所は変える
- 自分を心地よく保つ
- 閃きを行動へ移す
です。
これをやって、3か月以上現実が変わらないのであれば、具現化を遅らせている観念(マイナスの思い込み)が潜在意識に入っていることを疑ってみた方がよいとのこと。
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タイムラグの長さはどう決まる?

一般的に、自分の中に抵抗波動が少なければ少ないほど「タイムラグ」は短くなります。
抵抗波動とは、以下のようなことです。
- 思い込みや観念
- 否定的な自己像(セルフイメージ)
- 疑いや不信
- 怖れや不安や心配
- 制限(〇〇でなければ等)
- 執着
- 状況を思い通りにしたいコントロール欲
こうしたものが多ければ多いほど、具現化が遅れていきます。
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バシャールが指摘する「具現化を遅らせる観念」は大きく分けて以下の二つです:
- 受け取る準備ができていない(という思い込み)
- 自分は受け取るに相応しくない(という思い込み)
例えば、もしもあなたが男性で「理想の結婚」を望んでいたとしても。
「今は収入が安定しないから、せめて新しい仕事が見つかるまでは、、、」と心の奥底で思っていたとしたら。
無意識に願望の実現を遠ざけてしまいます(受け取る準備ができていない)。
また、「理想の相手」に対して自分は「相応しい相手である」と心から思えていなければ、同様に実現は遠のきます。
「今の」あなたで「理想の女性」と出会っても大丈夫だと、言い切れますか?
また、執着を持つ=「叶っていない現実を強化する」ことに繋がってしまい、願いが叶いにくくなってしまいます。
「理想のパートナーが欲しいと強く願うこと」=「今はパートナーがいない」という思考が強化されるだけ。
従って、いつまでも「パートナーを欲しがる」現実が生み出され続けるということ。
具現化したかったら、「すでに理想のパートナーと仲良く暮らしている現実」を脳裏に描いて「その自分」を生き始める必要があるわけです。
また、「今は無収入なので、有り余るほどの収入が欲しい」と願って「月収〇〇万円以上を受け取っている自分」をイメージしても。
次の瞬間に「どうしたらもっとお金を稼げるだろうか」とか、「もっとこうしてみた方がいいのなか」など考えているのであれば、それは「お金がない」状態に意識がフォーカスしてしまっているということ。
それよりも、「今この瞬間」に「満ち足りている何か」へ意識を移して、満足感や幸福感に自分を浸すことが常態になるまでやった方がいいわけです。
日々の生活の中で、できる限り自分の状態を「理想の自分」の状態へと寄せていけることが、波動ギャップを埋める近道です。
自分が生み出したものを受け入れる

「今」私たちが生きている現実は、少し前の私たちの波動の状態が創り上げたものです。
- 住んでいる場所
- 周りにいる人たち
- 就いている職業
- 収入の額
- など
少し前の自分が意識的にせよ無意識的にせよ「望んだもの」が具現化しているはずです。
もう少し正確に言えば、「心の奥底で自分が信じていること」が具現化しているはず。
例えば、「私にはこれと言って取り得がない。好きではない仕事でも、嫌な人がいる職場でも、我慢して勤めなくては生きていけない」と心の奥底で信じているなら。
「好きではない仕事でも、嫌な人がいる職場でも我慢しなくては生きていけない状況」が具現化しているはずです。
一方、しばらく前に「私にはもっと優雅な生活こそ相応しい」と心底感じた人であれば、「以前よりも優雅な暮らしぶり」が具現化しているはずです。
その現実を「こんなの嫌だ」と拒絶しているうちは、願いは実現しません。
自分が生み出したものを受け取ることを拒否しているわけですから、望む現実を受け取ることもできはしないのです。
自分を責めたり批判したりすることなく、「あぁ、コレも自分が無意識のうちに生み出した現実なんだなぁ」と、ただありのままを見てそれを認めればいいだけなんです。
観念を探るワーク
これからご紹介するワークは、じっくりと考え込まずに、パッと瞬間的に閃いた、直感的に浮かんだ内容を回答してください。
タイムラグの設定を炙り出す
問1:「願い」を考えたときに、20年後には叶っていると思いますか?
問2:「願い」を考えたときに、10年後には叶っていると思いますか?
このようにして、だんだん時間を短く設定し問を重ねていきます。
問3:では、3か月後ではどうですか?
問1~問3にかけて、「20年後なら、さすがに叶っているだろう」と思っていた人も、時間が短くなるにつれ、返答に若干の躊躇が入る瞬間があると思います。
少しでも躊躇が入ったところが、あなたの潜在意識に入っている「タイムラグ」の設定です。
例えば、1年というところで「うーん、1年はどうかなぁ、、、、」と考え込んでしまったのなら、あなたの潜在意識に入っている「タイムラグ」の設定は1年であるということ。
要因となっている観念を炙り出す
仮に、あなたの潜在意識に入っている「タイムラグ」が6か月だったとします。
ここで再び自問自答してください。
問:なぜ、6か月の時間が必要だと思っているのだろうか
そして、自分の中から出てきた思考をすべてノートに書き出していってください。
例)
- 資金を貯めるまでにはそのくらい時間が必要
- 引っ越し先を見つけるのにはそのくらい時間が必要
- 今ある仕事を終わらせるのにそのくらいの時間が必要
- など
ここで出てきた観念が、あなたの願いの具現化を遅らせている要因です。
観念は「真実」とイコールではありません。
単に自分が「そうでなければならない」と思い込んでいることに過ぎません。
ワークをしっかり行えば書き換えることができます。
観念を書き換える
どんな方法を使っても結構ですが、自分にとって一番しっくりくるものを見つけられればそれが使うのが良いと思います。
私は、ノートとペンを使い、打消し線を引くやり方で書き換えています。
資金を貯めるまでにはそのくらい時間が必要
↓
- 必要な資金はすぐにでも与えられる
引っ越し先を見つけるのにはそのくらい時間が必要
↓
- 引っ越し先は今日にでも見つかる可能性が高い
今ある仕事を終わらせるのにそのくらいの時間が必要
↓
- 今ある仕事は誰かが引き継いでくれる
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好転反応を見切る

多くの人は、タイムラグの間に起こる好転反応やネガティブな出来事に振り回されたりして心折れてしまいます。
願いが実現するあと一歩というところまで迫っていながらも、「願ったことと反対のことが起こった!」と勘違いして諦めてしまうんです。
それはすごくもったいないことではあります。
私の例を挙げれば、「パートナーが欲しい」と思った矢先に出会った人と順調にデートを重ねていたものの、周囲の人たちの不用意な一言で相手との間に大きな誤解が生じ、関係がダメになるという出来事を経験しました。
その時はショックで落ち込みましたが、次の週に出会った「別な人」と意気投合し、すぐに付き合うことになりました。
つまり、前の相手は私の波動にマッチしていなかったので嫌な出来事が起こって別離が訪れ、もっと私の波動に合った相手に出会うように導かれたわけです。
もしもここで私が前の相手にいつまでも拘っていたら、本当に合う相手との出会いを逃していたことでしょう。
エゴはいつまでも過ぎ去ったものにしがみ付こうとしますが、潜在意識は常に自分にとって最適なものを用意してくれています。
それを信頼し、実生活の中で立ち起こってくる出来事に一喜一憂せず、振り回されず、自分の軸(センター)をしっかり据えて流れに乗っていきましょう。
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