以前、「やりたいことは常に変化する」という主旨の記事を書きました。
古い時代では、「何事も10年やればモノになる」みたいな考え方がありました。
何か一つ「コレ!」というものを決めて、それを10年以上に渡り継続してこそモノになるという考え方。
それにはそれの価値や真実があったとは思います。
でも、今の時代にはもう当てはまらないと私個人は感じています。
今はスピード感が速い。
変化の流れも強い。
昔のように、のんびり10年も一つのことを続けているような流れではないと、皮膚感覚で感じるのです。
この記事では、「進化・成長」という視点から、今の時代を我々がどのような姿勢で生き抜くべきかについて書いていきたいと思います。
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ホメオスタシス(現状維持)は淘汰される流れ
3次元世界に生きる我々にとって、「何かを積み上げる」「継続」することは絶対に必要です。
なぜなら3次元は「時間・物質・距離」の世界だからです。
種を蒔いてから果実を収穫できるまで、最低でも半年くらいの時間がかかる。
それが3次元世界の特徴です。
だからといって、「同じことを10年やり続ける」という意味ではないんですよね。
例えば、今20歳の人が5年前には15歳でした。
15歳の頃に夢中になって取り組んでいた勉強や部活動の内容に、20歳の自分が同じように夢中になれるかと言えばそうではないはずです。
「何かしら取り組むこと」は変わらずにあったとしても、「同じこと」を延々繰り返しているわけではない。
何かしらの「成功体験」を持つと、ついそれを繰り返したくなります。
「前回はこの方法でうまく行った」という経験知が、逆に成長の足かせとなることがあります。
「同じこと」をリピートするのであれば、そこには成長も進化も拡大もありません。
今の時代、そのようなホメオスタシス(現状維持)的な生き方や在り方をしていると、いずれかの時点で強制終了がかかるケースが増えています。
つまり、同じ(古い)やり方は通用しなくなる時が来るということ。
私自身を含めて周りを見回していると、実際にそうなっている人が多いです。
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「コンフォートゾーン(現状維持のぬるま湯)」の破壊
私たち人間は「変化を厭う」生き物です。
「変化しない」ところに安心を見出し、それを続けることが「安全」だと錯覚している。
そういう(変化しない)状況を「コンフォートゾーン(安全圏)」と呼びます。
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人間(エゴ)とはもともと怠惰な生き物で、一度何かに成功して「安心・安定」を手に入れてしまえば、そこに安住したいと願うものです。
それが良いとか悪いとかいうことではないんです。
そもそもそういう判断基準は存在していない。
ただ、いつまでも同じ場所(安全圏)に留まり続けても、そこには成長も進化もありません。
それはまるで、今までバタ足ができなかった小さな子供が、バタ足をマスターした後、ずっとバタ足だけを繰り返してやっているようなものです。
ブレストストロークやバックスウィング、バタフライといったもっと高度な泳法もあるのに、いつまでも「バタ足」を続けていても、成長も進化もありません。
いずれかの時点で「バタ足」の練習を終えて、別の泳法をマスターすべく前進することを促されるでしょう。
私たち人間は一人ひとりが「宇宙の体現」そのものですから、存在の本質として「進化・拡大欲求」を持っています。
けれどもその本質に抗って、いつまでも変化・成長することを拒んで「同じこと」を続けようとすれば。
潜在意識(宇宙)は「ぬるま湯」を「熱湯」に変えることで、私たちを「コンフォートゾーン」から蹴り出そうと働きかけてきます。
- 本当は大きな問題があるけれども「一人になりたくない」から見て見ぬフリをしていたが突然「伴侶の浮気」が表沙汰になり離婚することになった
- 自分を騙し騙し続けてきた仕事を突然リストラされた
- 今までうまく行っていた自営業がコロナを境に破綻してしまった
などです。
こういう場合、そこには何かしら今まで自分が「見て見ぬフリをしてきた」成長課題があるはずです。
今までは「気づかないフリ」をしてやり過ごせてきたものでも、最近の地球のエネルギーの流れは、もはやそのような姿勢を許さないほど強いものに変わってきていると私は感じています。
全体の流れとして「自分が成長・進化する」ことで新しいステージへ上ることを促されている訳です。
ここで「抵抗」してしまう人は地獄の苦しみを味わうこととなります。
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「新しい自分」に挑戦し続ける
「何か」がうまくいかないということは、「今までのやり方を変える」必要があるわけです。
うまくいっていないのに、今までのやり方を延々と続けるのでは、あまりにも能がありません。
しかし、多くの人は「変化したくない」のでいつまでも古いやり方にしがみついてしまいます。
私の知り合いで自営業の人がいますが、様々な事情で食い詰めてしまったそうです。
私から見れば「進路変更する」もしくは「やり方を変える」タイミングが来ていることは明らかです。
しかし、この人の中に強い抵抗が残っているのでそれができずにいます。
抵抗とは、以下のようなもののことを指します:
- 劣等感や自信の無さ
- 否定的なセルフイメージ
- 不信や疑い
- 怖れや不安
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こういうものを沢山抱えた状態で何かを続けていても、事態が好転する可能性は極めて低いです。
内観をしっかり行って抵抗波動を処理することが必要ですし、何かしら「新しいこと」にトライしたり、発想の転換を図るような、大胆な変革が求められている。
それを素直に察知して行動へ移せる人と、今までのやり方に拘る人とでは、半年1年後に受け取る結果は必然的に違ってきます。
ちょっと厳しい話になってしまいますが、宇宙には「感情」がありません。
だから、様々なことを「人間視点からみて情状酌量」してくれたりはしないんですよ。
恐竜と同じように、「変化しない?あ、そ。わかりました」で、お終い。
自分を救えるのは本当に自分しかいないという話。
誰かが救ってくれたり、待ってくれたり、時間が経てば魔法のようにすべてが解決するということは、基本ないんです。
そのことをどれくらい腑に落として理解できているかですよ。
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