潜在意識を書き換えて自分の望みを叶えたいと思う方は大勢いらっしゃると思います。
もちろん私もその一人。
しかし、実際にその通り実現できる人はほんのわずかで、その他大勢は無意識のうちに「変わらないこと」を選び続けているという実態があります。
私たちは、それをホメオスタシス(現状維持)現象と呼んでいます。
人間の身体には恒常性維持の機能があり、そのお陰で無意識でも呼吸を続けられたり、体温を一定に保てていたりするわけです。
大昔は今ほど外界が安全ではなかった時代の名残です。
当時は人間が慣れ親しんだ安全圏を出ようとすると、脳の恒常性維持の機能が作動して、「怖れ」を発動し「安全圏に留まらせる」ことで、生存を図ってきた経緯があります。
「変化」はいずれにしても心地悪く痛みを伴うものなので、誰しも安全圏に留まろうとし続けます。
安全圏とはコンフォートゾーン(快適な場所)とも呼ばれますが、必ずしも「快適である」とは限りません。
快適ではなくても、「慣れ親しんだ」ものに愛着や安心感を覚えて、「安全だ」と錯覚してしまうのが脳なのです。
この記事では、私自身の経験を含め、具体的な例を挙げながらホメオスタシスの乗り越え方を書いていきたいと思います。
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「慎ましい生活」を選んでいる
ずっと以前、まだ私がお金や豊かさに関するブロックを沢山もっていた頃の話です。
年齢でいえば20代の頃。