「価値観の違い」が原因で別れるカップルは多いですが、それって「価値観の違い」というよりも「相性の良し悪し」そして「住んでいる世界(パラダイム)が違う」という問題なんですよね。
例えば、世の中には「約束をドタキャンするのってそんないけないことですか?何がそこまで悪いのか理解できません」というスタンスで生きていらっしゃる方は割と大勢いらっしゃいます。
私自身は、10代の頃そういう風に思っていたことがありましたが、人生が進むにつれて経験が蓄積され、「ドタキャンを繰り返すと人間関係を失う」と理解してからは、ドタキャンをしなくなりました。
自分にとって相手が大切な人であればあるほど、天変地異がない限り予定のリスケやドタキャンはしない。
パラダイム・シフトです。
私は今年50歳になりますが、今まで人生を生きてくる中で観察したところによると、リスケやドタキャンをよくするのは圧倒的に「若い男性」が多いです。
男性は若いうちは皆ナルシシストだからですよね。
女性は割と早い段階からリスケ、ドタキャンをしなくなる人が多いですが、特に20代の男性は割と平気でそれをする傾向にある。
理由は大きく分けて二つあって、
- 自分がない八方美人
- 自分のことしか考えないナルシシスト
このどちらかです。
両者とも共通しているのは、「自分以外の他者(相手)も人格を持った一人の人間であり、その人の都合やリソース(時間・労力・お金)に敬意を払い大切に扱わなくてはならない」という自覚が皆無なところ。
本人は自覚があるつもりでも、「ごめんねー」「悪りぃ」と言えば「許される(はず)」と本気で考えているところです。
「自分がない八方美人」はとにかく「誘われれば行く」スタンスなので、自分に先約があろうとなかろうと、「今」目の前にいる相手から誘われればそちらへ行ってしまいます。
ただ単に断れないから。
優柔不断で自分がないから、「相手に嫌われたくない」一心で無意識のうちに合わせてしまう。
ダブルブッキングは当たり前。
結果的にそれが他者からの信頼を失い、人間関係を壊していることには気づけない。
「自分のことしか考えないナルシシスト」は、自分に先約があろうとなかろうと、「自分にとってより魅力的な誘い」が後から来れば、迷わずそちらを選びます。
この人にとっては「相手や他者」とは「自分を満たすためのツール」でしかありませんから、それは当たり前のことなのです。
常に「自分にとって何が得で何が魅力的か」を指針に行動していますから、自分の趣味や利益を優先し相手の都合などは考える余地がありません。
ナルシシストとはそういうものです。
ナルシシストとはこういう人 ↓ のことを言います。
ドタキャンくらいしてもいいじゃないですか、それを責める友人との今後について
↑ この質問者は、「自分が約束をドタキャンしたら友人がキレた。キレるようなヤツだとは思わなかったのでショックで怒りが湧くが、ここまでひどいヤツとの関係修復は無理だろうか」と質問しています。
私(たち)の感覚では、「僕が約束をドタキャンして相手を怒らせてしまった、こうなった上は関係修復は難しいのか」との問いかと思うのですが、質問者は逆なんです。
なぜならこの人にとっては「自分は悪いことは何もしていない、「不可抗力だから」」です。
「毎回遅刻は当たり前、ドタキャンは5~6回しましたが、それくらいでここまでキレるような相手とは、もう付き合えませんよね?」
と平気で問える訳です。
今自分が付き合っている人が、恋人であれ友人であれ家族であれ、こういう人であるのなら、それは努力して理解し合える関係性ではありません。
相手は「ドタキャンくらい許されるべき」世界の住人で、こちらは「ドタキャンする人とは付き合えない」世界の住人だからです。
元々住む世界が違う。
価値観の違いではなくて、住む世界の違いの問題です。
そういう人と今後も付き合いを継続したいのであれば、「相手はドタキャンする人」という事実に目を瞑る必要があるし、「ドタキャンされたくない」のであれば相手とはもう付き合えない。
二つに一つです。
それ以外はすべて狂気です。
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