世界でも稀に見る日本の飲酒文化

20数年に渡る海外生活を終えて日本へ戻り、驚いたことはいくつもあります。

少しずつ、「私が見る日本」について書いています。

今回は、世界中から異様と捉えられている「日本の飲酒文化」というテーマで書きたいと思います。

世界有数の酒飲み文化

久しぶりに日本に帰って来てすごく驚いたことの一つは、私が出会うほとんどの日本人が「趣味はお酒を飲むことです」と仰ることです。そして大部分の方が「お酒が大好きで、毎日飲みます」と言ってはばからないことです。中には「一日1L以上絶対飲みます」と仰る方も少なからずいらっしゃいます。もちろんすべての人がそうである訳ではありませんが、人数の多さは私からするとすごいカルチャーショックです。

確かに、かく言う私も、20代の頃は日常的にお酒を飲んでいましたし、お酒を飲むことが大好きでした。ですが30代に入ってすぐにお酒が身体に合わなくなり、飲みたいと思わなくなり、パッタリと飲むのを止めてしまいました。今ではまったくお酒を飲まない生活、飲みたいとすら思わない生活を送っています。お酒を飲まなくなってほぼ20年です。

自己紹介のときに「毎晩浴びるように酒を飲みます」と嬉々として話すことは異常です。

日本では飲酒が当たり前のように受け入れられていて、「毎日飲みます」と言っても眉をひそめる人は少ないでしょう。でも、日本以外の諸外国へ行ってそういうことを言うと、周囲の人はドン引きします。なぜなら、日本以外の国の人々は、日本人ほどお酒を飲むことに対して寛容ではないからです。

日本以外の場所では、飲酒と喫煙は同じ括りです。誰かが嬉しそうに「タバコが大好きです。世界のタバコを吸い比べるのが好きなので、気づくと40本以上吸っている日もあります」と話したら、あまり良い反応は期待できません。それと同じ括りで飲酒も扱われているのです。

英語圏でもお酒が好きな人はいます。多くは「ソーシャル・ドリンカー」と称して「週に2~3回飲みます」程度に言います。間違っても「お酒が大好きで、毎日飲みます」とは言いません。そんなことを言ったらアルコール依存症になってしまうからです。

日本の人たちは自覚が乏しいかもしれませんが、毎日お酒を飲むのはアルコール依存症です。ただ日本人は感覚が麻痺してしまっていて、それが問題であるという自覚がないだけです。

酒がないと自分を解放できない日本人

日本人にお酒が好きな人が多い理由は簡単です。お酒を飲んだ時だけ、「本当の自分を解放できた気になるから」です。

日本人は規範意識(~するべき、~ねばならない)が極めて強く、強度に抑圧を強いられる文化です。そのため多くの人は本当の自分を押し殺して日々をやり過ごし、お酒の力を借りて抑圧を解放しています。お酒を飲むのが好きなのは、楽しいから。なぜ楽しいかと言えば、お酒を飲むときだけは抑圧を解放できるからです。その感覚に依存しているだけ。

そして、そのことに対してまったく無自覚なのです。

普段から本音で自分らしく生きられている人は、たまにお酒を嗜んだとしても、毎日お酒を飲まずにはいられないという依存や強迫観念とは無縁です。

「依存」と「趣味」は違う

自己紹介のときに、「趣味はお酒を飲むことです」と答える日本人の多さには正直辟易します。お酒をとったら、他に趣味はあるのでしょうか?

趣味とは、創造的な活動のことを指します。手芸や芸術、料理、音楽、執筆活動、スポーツなど。感性やインスピレーションを形にするプロセスを楽しみ、自己表現することを「趣味」と呼ぶのです。

創造的な活動を一つも持たず、時間とお金さえできれば酒を飲んで過ごすことは、廃頽的であると同時にこよなく不健全です。

中にはワイン通や日本酒通と呼ばれる人たちもいますが、その多くは「通」を隠れ蓑とした依存症です。

そのことに対してもっと意識的になった方が良いでしょう。

自分と向き合い本来の自分を解放する

日本文化の抑圧が強いことは今に始まった話ではないので、そこを解放していくには、まだまだ長い時間を要します。

文化に根差してしまった飲酒癖を改善するには、一人ひとりが自分と向き合い、本来の自分を解放していくしか道はありません。そしてそれは決して簡単な道ではないのです。

私自身、アセンションのプロセスの中で、お酒、たばこ、カフェイン、スイーツ(白砂糖)など、数々の依存症を克服してきました。それだけに、その道が平たんではないことを身を持って知っています。自分を癒し、統合する作業を続けるうちに、少しずつ浄化を進めていくのです。

今回は、「私が見る日本」の中でも、特に日常的に違和感を覚えている日本人の飲酒文化について書きました。この記事が多くの人たちが意識を変えるきかっけになってくれれば幸いです。

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