3次元意識の特徴 物事を固定観念の良し悪しでしか判断しない

3次元意識の人の大きな特徴は、物事を「物事を固定観念の良し悪しでしか判断しない」ことです。

以前から書いているように、私たち人間は「現実」というスクリーンに「自分の見たいモノ」を投影してそれを見て反応しながら生きています。

意識が3次元のうちは、無意識に現実に反応するということを止められません。

もう何年も前の話ですが、私はバイトと恋人を同じ日に失うという経験をしたことがあります。

そのバイトは低時給になのにも関わらず従業員に時間外労働を平気でさせている超絶ブラックな職場で、私個人は死んでも時間外労働をしない人間なので、社長から嫌味を言われたりプレッシャーをかけられたりしてストレスを抱えていたところでした。

あることを切っ掛けに私の堪忍袋の緒がブチっと切れて、その場で社長に直談判をして即辞めを決行。

社長からは「セミナー講師として続けてもらえないか」と都合の良いことを言われましたが、「お断りします」と言って断りました。

実はその日はお互いに忙しくてなかなか会えていなかった当時の恋人と2週間ぶりのデートの約束の日でしたが、なんとその日に相手がデートをすっぽかすという暴挙に出たわけです。

一応電話で事情を聴きましたが、すっぽかしの理由があり得ないものだったので、その場で判断して、私の方から「あなたとはもう付き合えません」と言って関係を清算してしまいました。

ブラックなバイトも辞めたし、ろくでもない彼氏も捨てたし、ぽっかりと時間が空いた私は一人で好きなモノを食べに行くことにしました。

その夜たまたま知人から連絡があって、「最近どう?」みたいな話になったとき、「かくかくしかじかでバイトと恋人を一日で断捨離して、一人でお祝いにご飯を食べてきた」と伝えると、その人はこう言ったんです。

「踏んだり蹴ったりだね。良いことないね。そりゃ、やけ食いでもしないとやってられないかも」

え、

ええぇぇぇぇ?

私はこれを聞いたとき、本当に大げさではなく、腰が抜けるほど驚きましたよ。

「そんな風に見えてるの???」

私としては、当時の私を苦しめていた2大ストレッサー(私にストレスを与えるモノ)を一度に断捨離できた素晴らしい日で、一人でご飯を食べに行ったのは「やけ食い」ではなくて、「お祝い」だったの。

このときに、つくづく3次元の人というのは、自分の中にある固定観念を他者に投影して観るものなんだなぁと、思い知ったのです。

世の中には、「良いこと」とか「悪いこと」っていうのはもともと存在していないんです。

ようは、ソレを自分がどう捉えているか、だけ。

「雨が降る」「飼い犬が死ぬ」「仕事のプロジェクトが流れる」。

すべて「単なる現象」に過ぎません。

それが自分にとって「都合が良いか悪いか」だけであって、「そのこと自体」が良いも悪いもないんです。

雨が降るのは自然現象だし、生きとし生けるものはすべて死を迎えるのは宿命だし、仕事のプロジェクトが流れたのなら「流れ」なんです。

その「流れに乗れば」人生はスムースに進みますし、「流れに抗って」雨が降らない方がいい、犬は死なない方がいい、プロジェクトは流れない方がいい、とやり続ければ、人生は困難なモノになります。

ただそれだけなんですよ。

本当に。

だから、自分が一体「現実」というスクリーンの上に「自分の中のどんな固定観念を投影しているのか」を見抜いてそれを手放してしまえば、人生はまったく別の姿を現します

本当にすべてはうまく行っているんです。

何一つ狂いなく。

問題があるとすれば、それに抵抗する自分が握りしめている「人生とはこうでなくてはならない」という思い込みだけです。

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