元カノと復縁したいなら「冷却期間」は置くな

この記事では便宜的に「男性」「女性」という言葉を使っていますが、男性的な人、女性的な人という意味ですので予めご了承ください。

よく巷で見かける恋愛に関する「復縁指南」には、必ず「冷却期間を置く」というアドバイスが入っていますね。

一度別れてしまった相手と復縁するために、とりあえず3か月以上は時間を開けてから連絡しましょうというヤツ。

鉄板中の鉄板です。

あれ、私的にはかなり意味がわからないアドバイスです。

あれは、、、「男性目線」のアドバイスなんじゃないかと思う訳です。

カップルの間が上手くいかなくなった時、「頭に血が上る」とか「頭を冷やしたい」とか言うのは決まって男性ですよね。

女性でそういうことを言う人を、私は見たことがない。

「冷却期間」て、男性目線では「時間を置くことでお互いの怒りが収まりネガティブな気持ちがリセットされるので、再度アプローチできるかもしれない」的なことだと思うんです。

けれど、女性目線の「冷却期間」は文字通り「気持ちが冷めていく期間」で、時間があけばあくほど気持ちの整理をつけて前へ進んでしまう人が圧倒的に多いと感じています。

男が冷却するのは「頭(怒り)」、女が冷却するのは「心(気持ち)」。

以下に男女の心理の違いを書いていきたいと思います。

別れたい理由が男女で違う

男性が「別れたい」と言うとき、「面倒くさくなった」とか、とりあえず目の前にある問題から距離を置きたい的なことが多いように思います。

「時間さえおけば自分の機嫌は直るし、相手も機嫌を直してくれる」と考えている節がある。

しかし女性が「別れたい」と言うとき、それは一時的に機嫌を損ねているとか、怒っているとかではなく、何かしらの問題や原因があって解決できず、これ以上は関係性を維持することができないと冷静に判断しているケースがほとんどです。

そこに至るまで、女性側はあらゆる手段を駆使して相手の男性と話し合いや調整を試みたはずなんです。

しかし男性は目の前の女性が「何かを不満に感じている」という状況を(自分が責められるような気がして)受け止めることができず、しっかりと向き合わずに仕事や趣味や友達に逃避する人が多い。

その間に女性は一人で悩み続け、友達その他に相談し、最終的に「もう別れるしかない」という結論へ至ってしまう。

だから、女性が「別れたい」と言ってくるのは「最後通牒」であることが多いんです。

女性は「現実的」な生き物

これを聞いた男性が、「女性は意志が固いんですね」と仰るのを聞いたことがあります。

「意志」の問題じゃないんですよ。

女性は、目の前にある問題が現実的に解決しないと、その関係性を続けられる気がしないんです。

掃除機が壊れたときは、修理するか新しいものに買い替えない限り、そのまま使い続けることはできないでしょう?

女性にとっては恋愛もそれと同じなんです。

ようは、男性と女性とを比べれば、女性の方が圧倒的に「現実的」な生き物ということ。

家庭内で毎日の食事を考えたり、ゴミ出しを手配したり、掃除機が壊れて買い替えを考えたり、子供の学校の行事の準備をしたり、を担当しているのはたいてい妻・お母さんですよね。

一方、男性は現実的な物事に対処する力が弱い

例えば、男性側に不誠実や有言不実行等の問題行動があって別れに至った場合、男性が心の底から反省してその要素を改善しない限り、関係性を復活させる意味がないと女性は考える訳です。

別れた後の男女の違い

別れた後、男性はしばらく実感が湧かない人が多いですよね。

もう「終わって」いるのに、男性の中ではピンときていない。

しかし女性は別れた直後から、信頼できる人に包み隠さずすべてを話して慰めてもらい、自分なりに気持ちを昇華し始める人がほとんどです。

2~3か月も期間が空けば、女性は気持ちの整理をすっかりつけて吹っ切れる人が多いんです。

だから、3か月以上も経って連絡してこられても、「何を今さら」と感じざるを得ない

成長しない限り復縁できない

恋愛において男性側に原因があって別れに至った場合、男性が目を覚まして生まれ変わるくらいの覚悟で「俺が変わる」ところを実演して見せない限り、復縁は難しいです。

女性にとっては「問題が解決していないのに復縁なんてできる訳がない」からです。

意志や意地の問題ではなくて、現実的な問題なんですよ。

私が男性に贈りたい言葉、それは、「チャンスの女神は前髪しかない」

目の前にいる相手とこれからも一緒に居たいと思うのなら、「今」を大切にしましょう。

冷却期間をおいて「仕切り直し」なんて通用しません。

やるべきことは「今」自分と向き合うことです。

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