困難な状況はなぜ起こるのか その2

いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません。

アインシュタイン

困難な状況はなぜ起こるのかというテーマでは、今までも何度も記事を書いてきました。

先に答えを言ってしまうと、困難な状況があるということは、「自分が成長するタイミングに来ている」ということです。

人生に起こる諸問題は自分が「成長する」ことでしか乗り越えられないものです。

宇宙の本質は進化と拡大(成長)です。

私たちにも「成長しない」という選択肢はもともともないわけです。

それでも「成長しない」ことを選び続ければ、困難な状況はさらに困難さを増し、最終的ステージに至れば人生が崩壊してしまうだけです。

有名人の不祥事などを見ていればそんな例は枚挙にいとまがありません。

例えば、「長い物に巻かれて組織に守ってもらうことで安全に生きる」という選択をしてきた人は、ある時点でその処世術が「もはや通用しない」という局面にぶつかります。

職場でトラブルが発生したり、人間関係が悪化したり、今までの仕事に興味を失ってどうにもやる気が出なくなってしまうなどの症状が現れ始めます。

「今までの」やり方で乗り切ろうとしても空回りして、状況は改善しないばかりか悪化する一方。

水面下では一体何が起こっているのでしょうか?

この状況を打開できる唯一の方法は、「長い物に巻かれて組織に守ってもらうことで安全に生きる」という処世術を手放して生き方を変えること。

成長とは、今までできなかったことができるようになることです。

今まで採用してきた処世術は、今までの自分には合っていたのです。ですが、一生そのままでは成長がありません。一向にレベルが上がらないRPGなど、プレイしてもつまらないでしょう。

そこで宇宙は、この人の成長を促す状況を生み出すわけです。

今までのやり方(長い物に巻かれて組織に守ってもらうことで安全に生きる)が上手くいかないと悟り、「新しい自分」へ成長できれば、苦しみは最小限で済みます。

すべて自分の力で考え、自分の責任において決断・選択しながら生きることは、強い怖れを伴います。

それは自分にとっては未知の世界で、どんなリスクや失敗が待ち受けるとも知れません。

失敗しても、もはや誰かや何かのせいにはできなくなるからです。

今までの生き方なら、仮に物事がうまく行かなかったとしても、誰かや何かに責任をなすりつけて自分は被害者を演じていれば良かったのです。

何かを自分で考えて決断して選択し、その責任を負って自分の足で生きていくより、そっちの方が何倍も楽チンです。

けれども、それはまるで、身体は成長した子供がいつまでも小学校に留まりたいと願う事と同じです。

私たち人間は、いつかは必ず成長しなくてはなりません。

今までは他者任せだったすべてを自分で背負って歩き始めるタイミングは遅かれ早かれやってくるのです。

そのタイミングが来ているにも関わらず、ズルズルと「変わらない」ことを選び続けて古い自分で乗り切ろうとしていれば、状況も苦しみも長引くばかり。

「変わる」と腹を括るか、それとも「今までのまま」現状維持を選ぶか。

二つに一つです。

一度覚悟を決めて進んでしまえば、乗り越えたハードルは一気に小さく感じられるものです。

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