しばらく前にこんなネット記事を読みました。
Aさん(50代女性)はとあるお茶メーカーにパートで入ったが、現場がブラック中のブラックだった。勤務中は自由にトイレにも行けず、基本的人権が守られているとはとうてい言えない職場だった。一日勤務しただけで、「お茶の葉にアレルギーが出た」と嘘を言って辞めた、という内容でした。
どうしてそういうことするかな、と思ったのです。
「嘘をついて」辞める必要はどこにもないですよね。
「本当のことを言って」辞めなくてはならない状況でしょう。
記事には本当に信じられないようなブラックな現場状況が書かれていました。そんな問題だらけの職場だったら、ありのままのすべてを話して「私はとうていこんな劣悪な環境では働けません、辞めます」と言えばいい話。
そうすれば、企業はそこで「学び」を得ることができるわけです。
私は数年前、やはり超絶ブラックなバイト先を辞めたことがあります。その際には社長に忌憚なくすべてを話しました。
だってそうしなければ、いつまで経ってもブラックな環境は改善しないでしょう?
職場がブラックなのは社長の責任です。社長には知る義務がある。
彼らは井の中の蛙で、外部の人から忌憚ない意見を言ってもらって実態を指摘してもらわなければ、自分たちで気づける力はないんです。
現場で働いて嫌な思いをした人たちが正直に話さなければ、この世から「ブラックな職場」は無くならない。
でも、日本の人たちはそれをしませんよね。
- 波風を立ててはならない
- 角が立つ
- 本音と建て前は使い分ける
いろいろあるとは思いますけど、突き詰めて言えば「自分が悪く思われたくない」。
それでいて「社会が変わらない」とか「変わるにはまだまだ時間がかかる」とか言う訳です。
本気で変えようとしている人はほとんどいないんだから、仕方ないです。
上から変わるんじゃないです、社会は。
一人一人が声を上げて変化を起こしていかなくてはならない。
ダメなものはダメと、自分の言葉で言える人が一人でも増えることを願っています。
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