多くの人は、「女性の自立」と聞けば「女性が仕事と収入を持って自活できること」と思われると思います。
あるいは、「男性と同じように何でもできること」と思われる人もいるかもしれません。
それはそれで別に「間違い」ではないですが、本当の意味での「女性の自立」ではないと私は考えています。
この記事では本当の意味での女性の自立とは一体どんなことを指すのか、書いていきたいと思います。
男性と女性は全く別の生き物
最初にクリアにしておきたいのは、「女性が自立する」とは「男性と同じことができるようになるという意味ではない」ということです。
男性と女性とは、もともと全く別な生き物です。
同じ果物であってもリンゴとバナナがまるで違うのと同じこと。
果物という括りは同じかもしれなくても、リンゴはバナナにはなれないし、バナナはリンゴになれないのと同じ理屈です。
男性はどう逆立ちしても子供を産むことはできないし、女性は男性と同じ力仕事には向いていない。
これは変えられないことだし、変える必要はそもそもないことを理解しなくてはなりません。
女性は男性に守ってもらう必要がある
それから、本来女性は男性に守ってもらう必要があるということも、理解しておかなくてはなりません。
普段は自分で自分を守れる女性も、妊娠・出産のときは違います。
太古の昔から女性は、臨月の大きなお腹を抱えて男性と一緒に狩りに出掛けて獲物を狩ることはできませんでした。
いざ陣痛が始まって出産体制となれば、全身全霊で出産に集中しなくてはなりませんでした。
その間女性の安全を守るのは男性の役目なんです。
これは現代でも変わりません。
男性と女性では役割が違うだけの話です。
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女性の自立とは自分軸を持つこと
女性の自立とは、自分軸で相手を選べるようになることです。
つまり、心理的に相手の男性に依存することなく、相手をシビアに見極める目を持つこと。
目の前にいる相手は、自分と子供に「安全かつ快適な環境を提供できる能力を有する」存在なのか。
きちっと見極めて、不適格な相手であればスッパリと離れ、「自分に相応しい相手」が現れるまで一人でいることを選べるということ。
それが「本当の意味での女性の自立」であると私は考えます。
当然のことながら、一人で立てるだけの心理的強さが必要になります。
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「安全かつ快適な環境を提供できる能力を有する」とは、何も収入面だけのことではありません。
仮に収入がそれほど高くない相手であったとしても、感情的に成熟していて自分や子供に思いやりや優しさをかけられる人であれば問題ないわけです。
逆に、どれほど収入が高かったとしても、自分のためだけにしかリソース(時間・お金・労力)のほとんどを使いたがらなかったり、モラハラやDVの要素があったり、アルコールや喫煙等の依存症があったり、親の言いなりだったり、と。
「安全で快適な環境」を創る能力に欠ける要素があるのなら、その相手は「不適格」であるということ。
そういう相手から離れて一人でいる選択をできる女性はそれほど多くはいらっしゃいません。
女性自身が精神的に自立できていないからです。
不適格な相手にしがみ付き、相手を変えようとすることで自分が自立することを放棄するわけです。
だからこそ、自分の内面の整理を進め、健全な自尊心と自己価値感を育むことによって、しばらくの間は一人でいられるだけの強さを持つこと。
そして最終的には自分に相応しい相手と安全で快適な家庭を持てること。
それこそが女性が目指すべき自立です。
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