本当の意味で「感謝」できるようになるには

私が随分長いこと考えて、言語化するまでに時間がかかったテーマは「感謝」です。

波動的には、感謝のエネルギーが持つ周波数は愛の次に高いと言われています。感謝することが大切であることは明白でしょう。

ですが、3D世界(特に日本)においては、「感謝することが大事」という言葉が曲解されて一人歩きし、今では真意を完全にそこなった「べきべき論」や「観念論」に成り下がってしまっているという実態があります。

日本人の美徳の一つは「勤勉さ」「真面目さ」ですが、それがマイナス方向に出てしまうと「べきべき」という凝り固まった規範意識(ルールに雁字搦め)になってしまいます。規範意識の波動は感謝のエネルギーとは根本的に相反するもので、この二つは共存し得ません。

感謝の波動はフリできない

「感謝しなさい」「感謝するべき」「感謝しなくちゃいけない」「感謝してもいいんじゃない?」

この言葉を言われたときに、どんな感じ方があるでしょうか。私はあまりいい感じ方がありません。むしろ、反発や嫌悪感が湧き上がってきます。

「感謝」とは自分がしっかりと尊重されて満たされているときに、自然と湧き上がる温かいエネルギーのことで、誰かから強制・強要されるものではないからです。

  • 冬の寒い日に温かいお風呂に入れてホッとしたとき
  • 誰かが自分の気持ちを尊重してくれたとき
  • 念願だった場所に住めるようになったとき
  • 毎日の生活が潤いと安心に満ちているとき
  • など

こういうときに私たち人間は意識せずとも自然と感謝の周波数を発しています。

ですが、自分がちゃんと尊重されていない、誰かや何かから粗末に扱われたり嫌がらせをされている、衣食住が満たされていないのにも関わらず「あなたは感謝が足りない」などと言われても、感謝などできる訳がないのです。

人間が心から感謝できるのは、自分が大切に扱われ、ハッピーな状態にあるときだけだからです。

私たちが心から感謝できるためには、まず自分が幸せになる必要があるのです。

口先だけの感謝は意味がない

「感謝する」とは、「感謝しています」とか「ありがとう」と言葉に出して言う事を指すのではありません。

もちろん、言葉を介してコミュニケーションを取っている人間にとっては言葉は必要ですが、宇宙は私たちの言葉を聞いているわけではなく、その人が発している周波数をキャッチしているだけです。

つまり、敢えて感謝を言葉に出さずとも、心から感謝の念が湧き上がりそれを感じ取っていれば、宇宙に対して言葉は必要ないということ(人に対してはコミュニケーションのツールとして言葉は必要ですが)。

逆に、口先では「感謝します」と唱えていても発している周波数が感謝でなければ、まったく意味はありません。人間はごまかせても宇宙はごまかせないのです。

ガスライティングを見抜く

「あなたのためを思ってやっている」「あなたが親になれば私の気持ちがわかる」

私たちを思い通りに動かしたい人たちが使う常とう句ですが、「あなたのため」を振りかざして「感謝しなさい」感謝を強要するのはガスライティングです。

※ ガスライティングとは詭弁を弄して自分の非を正当化して相手を翻弄すること。

もしも自分の家に招かざる客が毎日訪れてきたら、どんな気分になるでしょう。来てほしくない相手が毎日やってくる。「あなたにとって有益だと思う情報をもってきたわよ」と、相手は言うかもしれません。でもあなたはそんな情報は要らないのです。とにかくこの人にもう家に来て欲しくない。

そんなとき、相手から「こちらは善意でやっているのだから、感謝の意を表すことが大切ですよ」(ガスライティング)などと言われたらどんな気持ちになるでしょうか。

  1. ふざけるな!こっちは迷惑なんだ。もう二度と来ないで!
  2. すみませんでした、いつも気にかけていただいてありがとうございます。

前者が「本音」で後者が「建て前」です。

いくら口先で「建て前」を唱え続けたところで、本音は変えられません。口先でどれだけ建て前を唱えたところで、発している周波数は本音の方の周波数なのです。

こういう時に必要なことは、「本音」の方正しいとしっかり認識し100%肯定することです。

この本音を認めることなく、「感謝しなくちゃ」と自分に言い聞かせて本音(本当の自分)を否定していることが、すべての問題の根本要因なのです。

相手の詭弁(ガスライティング)を見抜くことができず、「自分が悪かった」と自分を否定して自責してしまうから、どんどん性格が屈折していきます。

自分を大切にすること

思いやり、優しさ、感謝。

こうしたものは、他者に強要したりスローガンにして叫ぶものではありません。

感謝できないということは、自分が満たされていない・自分が尊重されていないサインです。不満の原因をちゃんと突き止めて、自分が満足できるよう状況を改善する必要があります。それを「足るを知る」と言うのです。

関連記事:

「足るを知る」ただ一つの方法は、自分で自分を尊重すると決めること、自分で自分を満たすと決めて実行することだけです。

自己否定に基づいた「感謝するべき」「感謝しなくちゃ」は感謝とはほど遠い規範意識なのだと心得ましょう。

以下の記事に自己愛に関して詳細を書いていますので、参考になさってください。

自己愛に関する E-Book はこちら。

百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​

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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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自分らしい人生を創りたい方向け、創造プロセスの手順・姿勢・精神についてわかりやすく解説された良書。

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