「潜在意識の浄化」や「潜在意識書き換え」に取り組んでいても、現実が変わらないと感じられるときがあります。
この記事ではそうしたときに考えられる原因と対策について書いてみたいと思います。
願望が明確ではない
現実がなかなか変わらないと感じられるとき、「求める」ものが明確になっていない可能性があります。
- 素敵な職場でバリバリ働く私
- 彼からいつも愛されて大事にされる私
- 仕事で成功している僕
など、いろいろあるとは思います。
「言葉面」だけで願っていて、具体的に一体どういう状況を手に入れたいと考えているのかが曖昧なままだと、潜在意識は動きません。
「素敵な職場」とは自分にとって一体何を意味するのか?
- どういう立地で
- オフィスビルなのか自社ビルなのか
- そこで働いている人たちは何人くらいいるのか
- どんな雰囲気のオフィスなのか
- どんな職種なのか
- 自分はどんな服を着て働いているのか
- 座っている仕事か立っている仕事か
- 外回りか内勤か
など。
こういうところまでリアルに詳細に明らかにしていく必要があるわけです。
- 自分にとって「成功」とは一体何を意味するのか?
- 自分にとって「いつも愛されて大事にされる」とは何を意味するのか?
人によって答えは違うので、あくまでも「自分にとって」の言葉の定義をリアルに明確に意識化することがまずは必要です。
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不足感からの願いになっている
そもそも自分が求めているもの、具現化しようとしているものが、不足感に根差したものだと現実は変わりません。
例えば、身長が低い自分は愛されないから背が伸びますように、とか、貯金がない自分には価値を感じられないので貯金が沢山ある自分になりたい、などです。
こうした「不十分な自分」というセルフイメージに基づいた願いは、「不十分さ」が強化されるだけの結果となってしまいます。
あなたが求めるものが何であっても、あくまでも「今の自分」を受け入れた上での願望である必要があるわけです。
潜在意識が書き換わっていない
そもそも潜在意識が書き換わっていないことが可能性として考えられます。
潜在意識は「〇〇になりますように」という願望は認識できませんから、「今すでにそうなっている」というクリアなビジョンが必要になります。
そしてビジョンを持つだけでなく、身体の五感をフルにつかった「体感」が伴わないと、願望が潜在意識に浸透しません。
「願望実現」「引き寄せ」の基本は、
- 欲しい物を明確に定める
- それをクリアにイメージし、身体の五感を使って叶っているときの気分を味わい尽くす
- 今この瞬間から「その自分」になって生きる、生活を変えられる所は変える
- 自分を心地よく保つ
- 閃きを行動へ移す
今一度このプロセスを見直して、しっかり体感できているか、自分を心地よく保てているかなどを確認してみましょう。
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潜在意識の浄化が不十分
潜在意識の中に抵抗波動を放つブロックが沢山入っていると現実は変わりません。
ブロックとは、
- 思い込みや観念
- 否定的な自己像(セルフイメージ)
- 疑いや不信
- 制限(〇〇でなければ等)
- 執着
などのことです。
いくら顕在意識で何かを願っていたとしても、潜在意識の中に
- 自分には無理
- どうせできない
- 失敗したら嫌だからやらない方がマシ
など否定的な観念が沢山入っていれば、それらが妨げとなって現実はなかなか変わりません。
内観を日課にして、こうしたブロックを手放す作業を継続しましょう。
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望む未来の中に「なりたくない自分」を一緒に見ているケースだと、潜在意識はブレーキをかけてしまって現実が変わりません。
例えば、重度のあがり症の人が「ピン芸人として成功したい」と願っていても。
望みが叶った先に「ステージで大勢の観客の前で芸を披露する」ことに対する恐れの方が大きいと、潜在意識は無意識のうちのその状況を回避しようとするからです。
「理想のパートナー」を願ったとしても、「こんな体型の私ではきっと捨てられるに違いない」という思い込みが手放せないままだと、願いが叶った先に「どうせ捨てられる結末」を見てしまうため、その状況を回避しようとする働きがかかります。
願いが叶った先に見ている世界はどんな世界を明らかにし、そこにほんの少しも怖れが紛れていないかどうかを精査しましょう。
もしも「怖れ」があった場合、内観ワークを行って怖れを手放すか、あるいはもう少し受け入れやすい未来像へ書き換えることによって、波動のギャップを埋めていくことができます。
例えば、「こんな体型の私ではきっと捨てられるに違いない」という思い込みを見直して、「世の中には抱き心地の良いぽっちゃり女子が好きな男性は多い」とか、「貧乳フェチの男って結構いる」というように、自分にとってより受け入れやすい信念を導入していくやり方です。
こうすることで少しずつ怖れや抵抗感が薄らいで、潜在意識が願望を受け入れやすくなります。
現実に引きずられている
願望実現や引き寄せ、潜在意識の書き換えと言うとき、「現実=過去」は鉄板中の鉄板です。
今目の前にある現実の状況は、しばらく前のあなたの波動が生み出したものです。
つまり、「過去の残影」。
その現実で起こっていることに一喜一憂して反応してしまうと波動が乱れて、「望む現実」を生み出せなくなってしまっていることが考えられます。
例えば、今目の前にいる恋人は、しばらく前のあなたの波動が引き寄せた存在です。
その恋人にないがしろにされると言っては嘆き、後回しにされると言っては怒りを繰り返していれば、「どうして愛されないの!」という波動を強化するだけで、望む現実はどんどんと遠のいてしまいます。
今ある現実は過去の残影なんだと割り切って、反応するのを止め、あくまでも「望む未来」に意識と五感をフォーカスし続けましょう。
好転反応やホメオスタシスの可能性
現実がなかなか変わらないときは好転反応やホメオスタシスが起こっていることも考えられます。
詳細は別記事にて書いてありますので参考にしてみてください。
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変化に気づいていないだけ
現実は変化しているのだけれど、自分が気づけていないだけということもあります。
私たち人間の脳は、今あるものに「割とすぐ慣れてしまう」という性質を持っています。
例えば、2か月前に大幅な部屋の模様替えを起こったとしても、しばらくすれば住んでいる本人は慣れてしまいます。
久しぶりに訪れた友人が、「わぁ!随分部屋が変わったね!」なんて言うのを聞いて、「えぇ?前からこうだったよ?」なんて感じることもあります。
それと同じように、半年前や一年前の自分と今の自分、環境は随分違うのに、慣れてしまったために「変化した」と気づけていない可能性があります。
私はよく変化を実感するために、一年前の自分の状況や環境を思い出しながらノートに書き出して、今の自分と環境と比較していました。
自分では忘れてしまっていたうちに、随分変わっていたと気づいたりします。
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