魂の生き方と結婚観

坂本龍一氏の訃報を受けて、彼の生涯について記述を読んでいました。

女性関係ではとかくの噂が絶えなかった人でしたが、詳しく読んでいったらまさしく魂の生き方をなさった方だったんですね。

彼の恋愛や結婚に関する姿勢は、私は共感するところが大きいです。

不倫が良いとか悪いとかの話ではなく、「気持ちのままに」「自由に」生きるというその姿勢の話。

坂本さんの婚姻暦

大学生の頃に一度目の結婚をされてお子さんが生まれるもすぐにうまく行かなくなり、離婚裁判が長引いている頃に矢野顕子さんと不倫。

離婚が成立する前に矢野さんとの間にお嬢さんが生まれる。

その後も2年間は事実婚のまま、「挙式とか披露宴とか、形式とか、そういう世俗的なものは要らない」と言いつつも2年後に入籍。

それからほどなくしてマネージャーの女性と不倫。

矢野さんと何度も話し合いの場が持たれるも、「ごめんなさい」というばかりで一向に女と切れる気配がないどころか、不倫相手との間に子供が生まれてしまう。

10年以上に渡る裁判を経て矢野さんと離婚。

マネージャーの女性と公私ともにパートナーとして30年以上過ごす。

ざっとこんな感じ。

生涯を通してパートナーは変わるのが自然

以前から一貫して書いているように、私は「一人のパートナーと生涯添い遂げる」というパートナーシップ観に違和感を持っています。

それって、私にとっては、20歳の時にお気に入りで着ていたコートを、その後一生着続けなさいと言われるのにすごく似ている。

着ろと言われて着られないわけではないけど、でも、、、、。

人間はずっと同じではあり得ません。

たかが一年前のことを振り返ってみても、当時の私と今の私では、あまりにも違いすぎる。

一年前までは平気でできていたことも、今はもうできない。

20代の頃に出会った一人の人とだけ一生を添い遂げるという結婚観は、人間の自然な在り方に反する極めて3次元的な思想だと言わざるを得ません。

人は時の経過と共に変わるもの、成長するもの、進化するものです。

その時その時の自分に合ったパートナーがいる。

波長が合わなくなった相手と無理やり添い遂げようとしても、お互いにストレスと不満が溜まっていくだけでしょう。

人と人との縁とは不思議なもので、私自身、婚姻関係というものはほとんど何も意味がないと感じています。

確かに、3次元世界を生きるために便宜的に結婚という形をとることはあるかもしれない。

でも、それは気持ちを縛れない。

人の気持ちは変わるから。

私は今回の人生では一度だけ結婚していますが、離婚した後も相手とは親友関係を継続しています。

私たちの間に、婚姻制度というものは必要ない。

それは、私たちの関係の本質を反映したものではないからです。

坂本さんのパートナー遍歴は、自由な魂の在り方をそのまま体現したもので、素晴らしいなと思いました。

私も、かくありたい。

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