May you have the courage to break the patterns in you life that are no longer serving you.
あなたの人生において、「もはや通用しない言動パターン」を手放す勇気を持てますように。
Anomymous
幼少期に身に着けた生存戦略
私たち人間は誰しも、無数の無意識の言動パターンを持っています。そのほとんどは、幼少期において養育者との人間関係の中で身に着けた「生存戦略」です。
例えば「常に相手の顔色を伺う」というパターンを持っている人は、恐らく幼少期において「親の顔色を見て」自分の言動を決めていた人です。親の機嫌がよくなるような言動をし、親の機嫌を損ねるような言動をしないよう、細心の注意を払っていたのでしょう。
当時のその人にとって居場所は親の家しかありませんから、親の機嫌を損ねるような言動をすることは、自分の身の安全を損なうことに直結していました。その過酷な状況を生き延びるために、「親の顔色を伺ってから自分の言動を決める」というパターンが出来上がったのです。
これはほんの一例ですが、私たち人間はこのような「無意識の言動パターン」を沢山持って生きているものなのです。
子供の処世術はもう通用しない

幼少期には自分の利益となっていた生存戦略も、大人になってからは通用しなくなります。
それは、大人になった自分の身体に子供の頃好きだった服が合わないのと同じ原理です。子供の頃に役立っていたものでも、今では自分を苦しめるだけの足かせになるのです。
他者の顔色ばかり伺っていたり、相手の気持ちを忖度してばかりいれば、「自分という存在」はなくなります。そして、常に他者に翻弄される生き方にならざるを得ません。それは自分の本意ではありませんから、古い言動パターンを使えば使うほど、自分が苦しくなっていきます。
子供の処世術はもう通用しないのだということに気づいて向き合わなければ、いずれ人生がドン詰まりになる状況を経験します。
命に関わるような大病を患ったり、大きな事故にあったり、借金その他のトラブルを抱えたりするのです。
ここまで行って初めて「何かがおかしいのでは」と気づく人がほとんどです。それでも気づきたくない人たちが多いのが現実です。
気づいて決意するだけでは変わらない
多くの方はこういう説明を読んで「なるほど!」と腑に落ちて、「よし!子供の処世術を手放すぞ!」と決意しさえすれば手放せると思うのです。
しかし現実はそこまで簡単ではありません。
長年使ってきた子供の処世術は、自分が痛い思いをしないよう自分を守ってくれていました。その処世術を手放すことは、エゴにとってはとてつもない恐怖として感じられるのです。
もはや通用しないパターンを手放すためには、気づいて決意するだけでは不十分なのです。
インナーチャイルドをちゃんと癒すこと
手放すためには:
- パターンが出来上がるきっかけとなった出来事を思い出す
- その時にできた心の傷を見つける
- 心の傷を癒す
- 溜まってしまった悲しみや怒りを解放する
- 本当はどうしたかったのかを見つける
- 本当に望む現実の波動を体内に取り込む
こういうプロセスが必要です。
通常はこの一連の作業を「インナーチャイルドセラピー」と呼びます。
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潜在意識の深くまでアクセスし、何層にも重なっているエネルギーのレイヤーを貫き、最終的には「子供の自分」が納得して手放せることが絶対に必要なのです。
この作業を経ることなく、頭の中だけで「よし手放すぞ」と思っていても、現実的にはまず無理なのです。
インナーチャイルド・セラピーは、ご自身がしっかりプレゼンスを保てるセラピストを見つけ、二人三脚で取り組むことが望ましいです。長い目でコツコツと取り組む必要があります。
アセンションのプロセスにおいて、もはや通用しなくなった言動パターンを手放す作業は必須です。それを行うことなくして「頭の中だけで」色々なことを理解していても、波動は変わりません。3D世界で根本的な変化をもたらすのは行動だけだからです。
長年慣れ親しんだ処世術を手放すには、大きな勇気を必要とします。本当の自分に戻れる勇気を持てますよう。子供の自分を労わって感謝しつつ手放して行きましょう。

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