【引き寄せの法則】いい気分になれないときに「やめる」こと

「引き寄せの法則」では「いい気分」でいることがとにかく大事と言われます。

理由は極めてシンプルで、「感じていること」が具現化するからですね。

それはわかってはいるんだけど、でもかといって、現実的にはなかなか「いい気分」になれないという方もいらっしゃると思います。

「いい気分」になりたくないわけではなく、「なろうとしても、できない」という状態。

かくいう私も、2010年頃に初めて本格的に引き寄せに取り組み始めたとき、それが障壁となって早々に諦めてしまった経緯があります。

理由はインナーチャイルド

今から振り返れば、私が「いい気分」になれなかった理由は「インナーチャイルドが癒えていなかった」からでした。

あくまでも「私の場合」なので、他の人もそうかどうかはわかりません。

でも、かなり高い確率で、インナーチャイルドが癒えていないことが原因で、いい気分が持続しない方が多いと思います。

つまり、潜在意識の中にまだ癒されていない重苦しい感情(悲しみ、恨み、憎しみ、苦しみ、罪悪感、劣等感、恥等)が沢山溜まっていて、ことあるごとにそれらが刺激されて「いい気分」になることを妨げてる状態

それってたとえて言えば、身体の内部に大きな病巣を抱えながら、それをなかったことにして、表面的に「健康なフリ」をしているのと同じことです。

そんなことをしていても、自分が心の底からハッピーになることはできないですよね。

だからまず、「自分の中にはまだ「いい気分」になれない小さな子供がいる」という事実を、ありのままに認めて受け入れることが大切です。

子供の自分を癒すことさえできれば、心も身体もスッキリして、「いい気分」でいることは以前よりぐっとたやすくなります。

その上で、「いい気分」になれる様々な手法を試したらよいのです。

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逆に、インナーチャイルドが癒えていないままに「いい気分」でいようとしてもやっぱりできないし、「できない!」と思う苛立ちがさらなる苛立ちや絶望感へと繋がって、悪循環にハマってしまいます。

恋愛でナルシシストとばかり付き合ってしまったり、ブラックな職場ばかりを渡り歩いて惨めな気分を味わうことを繰り返してしまったりします。

ですから、「いい気分」でいられないという人はそれをひとまず横へ置いておいて、インナーチャイルドを癒すことに専念して見て欲しいと思います。

一見遠回りのように見えるかもしれませんが、一番確実で早い方法です。

それを踏まえた上で、ここから先はいい気分になれないときに「やめる」ことを書いていきたいと思います。

我慢して何かをやり続けること

例えばブラックな職場に勤めていて、本当は辞めたいと思いつつも「無理やり」ポジティブ思考へもっていって「自分を騙しながら」勤め続けていても、潜在意識が発しているのは「本当はやりたくないことを我慢してやっている」波動です。

自分はごまかせても波動は嘘をつけません

何かを「我慢している」波動は抵抗そのものなので、それ自体が大きなブロックとなってしまいます。

したがって、エネルギーの滞りができて願望が実現しにくくなってしまう。

それくらいなら、「今の職場を辞める方向で動いてみよう」と思考して、実際に新しい仕事を探し始めたりする方が、エネルギー的には「抵抗が少ない」のです。

「我慢しながら騙し騙し勤める」よりも、こちらの方が気分が軽くなるはずです。

日常生活を見回して、「本当は嫌なのに、我慢してしぶしぶやっている」ことがないかどうか点検してみましょう。

そして、思い切ってそれらを「やらない」と決めるだけで、波動状態は改善します。

現実に反応すること

度々書いている通り、今目の前にある現実はしばらく前のあなたの波動が生み出したものです。

つまり、過去の残影。

それ自体がすでに完結してしまっているので、内容がたとえ何であれ、それを変えることは基本できません。

例えば職場に意地悪な上司がいて、事あるごとに嫌がらせをしてくるとしたら。

しばらく前のあなたの波動が「どうせいつも虐められる私」の波動になっていたことを意味します。

この状況自体はすでにシナリオとして完結しているので、上司を排除しようとしたり人事に掛け合って配置替えを頼んだりしても、あまり意味はないでしょう(やっても構いませんが)。

それよりも、自分に中に癒えていない子供の自分(幼い頃虐められて傷ついた自分)がまだ残っているはずなので、それを癒し、「いじめられっ子」の波動をそうでない波動にまで修正することが先決です。

「いじめられっ子」の波動がなくなれば、時間差で現実に変化が起こってきます。

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「なぜうまく行かないのか」を考えること

物事が思い通りに運ばずになかなかいい気分になれないとき、「なぜうまく行かない」のかを考えると「なせうまく行かないのか」と考え続ける未来を引き寄せてしまいます。

皮肉なことに、「うまく行かない理由」に納得すればすれほど、「だからうまく行かない」未来が延々とやってくることになってしまいます。

ここではひとまず目の前の現実から分離するために、「なぜ?」と理由を探すのを止めること。

それだけで現状から分離しやしやすくなります。

嫌なことや嫌いな人のことを考えること

嫌な仕事や上司、気に入らない知人や元カレ・元カノのことなど。

考えると自分が不快になる事柄について考えるのを止めること。

これが口で言うほどなかなか簡単なことではないわけです。

私自身、つい最近に至るまで、嫌いな人のことが頭の中をループして止まらなかったものです。

そこでどうしたのかと言うと、徹底的に内観を行いました。

相手のことが好きでも嫌いでも頭から離れない人というのは、自分の内面を投影している相手である可能性がすごく高いです。

ポジティブ投影にせよネガティブ投影にせよ、自分の中にまだ統合できていない「自分の要素」があることを示しています。

そこを明らかにして統合していく作業を行うことで、もう考えなくても済むようになります。

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将来を心配すること

いい気分でいたいのなら、

  • 将来こうなりたくない
  • 将来こうなったらどうしよう

と考えないことです。

多くの人は、それを考えれば考えるほど「危険を避けられる」と思うかもしれませんが、エネルギー的に見るとそれは真実ではありません。

むしろ、波動が怖れに振れていて、自分の望む未来を遠ざけてしまう可能性が高いです。

というか、多くの人は「望まない未来」はわかっても、「望む未来像」は曖昧なまま生きてしまっています。

その状態だと、潜在意識は何を生み出したらよいのかわからないため、延々と過去に学んだことを繰り返し生み出し続けます。

望む未来を創りたかったら、「避けたい未来」や「嫌だった過去」のことではなく、「望む未来」に焦点を当て続けることです。

怖れにフォーカスすること

光熱費の値上がりや物価上昇について語って意気消沈したり、溜息をついたり、どれほど生活が苦しくなったかという「怖れ」にフォーカスするのを止めるだけで、気分は相当軽くなります。

不思議なもので、同じ世界に生きていても、周囲の影響をモロに受けてしまう人と、ほとんど影響を受けずにずっと一定の在り方を保っている人がいます。

違いは、「何にフォーカスしている」か。

「怖れ」にフォーカスしている人たちは「無力感」や「不安」や「心配」といった重い周波数を発してそれが未来を創り、「自分の望むこと」にフォーカスしている人たちは、望む未来を生み出します。

無意識のうちに周囲に巻き込まれて現実に振り回されてしまう人は、周囲から少し距離を取り、自分の軸をブラさないように訓練してみましょう。

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