「願望実現」や「引き寄せの法則」を実践する際、
- いつ
- どこで
- 誰と
- どうやって
- どんな風に
願望が叶うのかを考えるのは、潜在意識の仕事です。
私たちの役目は、
- 自分が「本当に」欲しいものを明確にして
- しっかりと頭の中に思い描き
- 体感を通してそれを脳と潜在意識に伝令する
ここまで。
あとは願望を手放して、潜在意識が仕事をしやすいように、リラックスして心地よく過ごすだけ。
この辺りは皆さんもよくご存じのことと思います。
私自身の経験上、自分の頭でアレコレ思考を巡らせて何とかしようとするよりも、「すべてお任せ」の方が各段に物事がうまくスムースに運ぶと知っています。
潜在意識(宇宙)は、私たちが知り得ないすべてと繋がっているからです。
それはまるで、私たちが自分の道具箱の中身だけで家を建てようとするよりも、ドラえもんの4次元ポケットを使って家を建てた方がうまくいく喩えに似ています。
この記事では私が経験した例をご紹介しながら、頭で考えることと潜在意識(宇宙)のやり方の違いを比較してみたいと思います。
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目次
トマトが届けられた話
以前も少し書きましたが、2019年のある日、無性にミネストローネを作りたくなりました。
当時は実家に暮らしていましたが、家にはトマトがなかった。
買いに行くのが面倒くさかったので、そのまま放置していたものです。
状況としては、
- ミネストローネを作ることを諦めたわけではなかったものの
- 「買い物に行くのめんどくさ!」という感じ
- 「一時保留」(後で考えよ)みたいな形になっていた
ちなみに「ミネストローネ作りたい」という願望は誰にも伝えておらず、私の内部で完結していました。
すると数日後、家の玄関の前に箱が一つ置いてあるのを発見。
中を覗いてみると、土がついたジャガイモと獲れたてと思しきトマトがギッシリ入っていました。
どうやら、母の友人のAさんが、家庭菜園で獲れた野菜を置いていってくれたらしいです。
毎年、野菜が獲れると持ってきてくれるのだそう。
私はこの野菜を使って無事ミネストローネを作ることができたのでした。
私たち人間の願望が叶いにくい理由の一つは、思い込みや制限があるからです。
「トマトはスーパーか八百屋で買うものだ」という決めつけや思い込みがあれば、それが制限となって、このような形でトマトが届けられる可能性を潰してしまうことになりかねません。
何等かの事情で「買い物に行けない」となれば、「じゃぁミネストローネ作るのは諦めようか」となる。
しかし現実問題として、すぐ近くの畑に食べごろのトマトはいくらでもなっているのです。
つまり、世の中にトマトはいくらでもある。
それが、何らかの形で私の手元に届けられれば事足りるわけです。
「お金を払わなくては手に入れることはできない」とは3次元的な制限思考。
もともと宇宙にそのような制限はありません。
こういう可能性をどこまでオープンにしておけるかが鍵です。
私はAさんとは直接知り合いではありませんが、人間は潜在意識下で繋がっています。
それで、Aさんの内面で「この野菜を百瀬さんちに届けよう」という意志が無意識のうちに湧き上がってくるわけです。
なぜなら、私の潜在意識の中に「ミネストローネ作りたい」があるからです。
需要と供給が一致したところへエネルギーが流れる。
それは水がくぼみに沿って流れていくのと同じくらい自然なことです。
その自然な流れに抵抗するような思考や観念:
- トマトはスーパーか八百屋で買う物
- ある日突然トマトが届けられるとかあり得ないし
- 買い物に行けないんじゃ諦めるしかない
- トマトを手に入れるなんてもともと不可能
- 私はトマトを受け取るに相応しい人間ではない
- 等
が無ければ無いほど、トマトが届きやすくなる。
おわかりでしょうか。
自然な流れに制限を掛けたり可能を不可能に変えてしまったりするのは、他ならぬ私たち人間(エゴ)なんです。
上の文の「トマト」を「お金」に変えて読み直してみてください。
何かしらの気づきがあるかもしれません 笑
車を買うお金をもらった話
1995年当時、私はアメリカに留学していました。
アメリカは日本以上の車社会でしたが、当時の私は車を持っていませんでした。
大学の寮に入れば問題なく暮らせると思っていたものの、やはり車がないと色々と不便。
しかし親に連絡して「車を買いたいからお金ちょうだい」とはとても言えないと感じていました。
そんなとき、おりしも史上空前の「円高ブーム」が到来しました。
当時は日本経済が絶好調な時代で、なんと1ドル=70円代だった時があったのです。
その時に、祖父が、
「俺が持っていても使い道がないから、章子に送金してやってくれ」
と、百万円をドル送金してくれるという事態になりました。
それで、私は無事車を買うことができたのでした。
オランダに住めた話
21歳の頃、私には夢が一つありました。
それは、今回の人生でアメリカ、オランダ、インドを訪れること。
長い人生の間、いずれは訪れる機会があるだろうとは思っていましたが、具体的に「どうやって」とは考えていませんでした。
25歳のときに、ひょんなことからイスラエルへ6か月滞在することになりました。
イスラエルへ到着した翌日オランダ人男性と出会いました。
すぐに意気投合して付き合うこととなり、10か月後には彼と二人でアムステルダムに暮らしていました。
電話帳に載っていたアムステルダム在の日系企業に片っ端から履歴書を送り、なんとか仕事も見つけました。
会社から申請してもらって、居住権と労働許可証も手に入れました。
オランダに行きたいとか住みたいと頭で考えるとしたら。
現地で仕事を探したり、住む場所を探したり、「正攻法」しか思いつきません。
それはそれで「間違い」ではないものの、時間や労力が沢山かかるし、途中で「やっぱ無理」と諦めてしまう可能性がすごく高い。
でも、潜在意識(宇宙)の采配はまったく規格外の展開を用意してくれる。
すごく自然で抵抗の少ない方法で実現まで導いてくれます。
ちなみにアメリカもインドも無事訪れることができました。
ブロックのせいで具現化が遅れた映画デート
一方、ブロックが原因となって具現化が遅くなった経験もあります。
もちろん当時はそんなことには気づけず、「後から振り返れば、、、」という反省の部分ですが。
ある時私の中に「映画デートしたい!」という願望が芽生えました。
すごく純粋にビジョンとして出てきたものです。
その日から、まだ相手もいないのにアレコレと頭の中で「映画デート」の妄想を繰り広げていました。
すると、それから1か月くらいで、本当にある人から「一緒に映画を観に行きませんか」と誘われたものです。
やった!と思ったものの、そこからが問題でした。
潜在意識の中に、まだ意識化できていなかった不信感や劣等感、思い込みが沢山入っていたのですね。
それらが次々と表面化してきました。
タイミングが合わなかったり、すれ違ったりでデートは一向に実現する気配がなく。
ここで私の中から「なんとかしたい」と状況をコントロールしたい欲求が出てきました。
そして、結果的にこの人との映画デートは完全に流れるという形で終わってしまいました。
私はいたく落胆し、私の中で映画デートはもはや終わったものとして葬り去られたのでした。
(実際には諦めた訳ではなかったものの、優先順位が限りなく低くなった)
それから5か月後。
なんと、まったく別な人と映画デートを実現していました。
その時はすでに私の中で「映画デート!」という執着がなくなっていました。
映画を観終わった後に「はっ!映画デート実現した!」と気づいたほどでした。
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私たちの人生が複雑になってしまう原因は、潜在意識に沢山不要な観念や制限や感情が入っているからです。
それから、目の前の状況を自分の力で「なんとかしよう」とコントロールしようとすればするほど、潜在意識は仕事をできなくなってしまう。
それよりも、一度願望を放ったら後は少し忘れるくらいに忘却すること。
まったく別なことに熱中したりリラックスして過ごしていた方が、楽に叶いやすいということを実感しています。
昔の日本で言われていた「果報は寝て待て」とは、恐らくそういう意味なんだろうなぁと思います。
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