無力感に対して意識的になる

アセンションのプロセスの中では、自分の中にある「無力感」(powerlessness)に意識的になり、「自分は何かに対して無力である」と感じている状態から「主導権は私にある」と感じられる「有力感」( Empowerment 自分の力を掌握している状態)へとシフトしていく必要があります。

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根源的な無力感

人間にとって一番「無力」を感じる状況は、「目の前にある状況に対して自分が出来ることが何もない」と感じる瞬間です。

企業や組織の中で避けがたいストレスにさらされる中で、「どうせ何をやっても無駄」「改善などするわけがない」と、自分が置かれた状況の中で自分にはどうにもできないと感じることを無力感と呼びます。

また最近では奥深いところに抑圧されていた無力感が刺激されて浮上しているケースが目立つようになりました。

こうした根源的な無力感は人間であれば誰しも持っているものです。ですが、普段の意識状態で生きているときに、それを意識できる人はいません。感じなくても済むように、(安定した収入を得るなど)様々な回避手段を講じながら生きているからです。

アセンションのプロセスが始まれば、否応なしに無力感を覚えざるを得ない状況が経ち起こってきます。目的は、潜在意識の領域に抑圧されている感情の傷を表面化させ、昇華して より波動の高いエネルギーへとシフトさせることです。

潜在意識に抑圧されている無力感が刺激される

例えば、ある日突然仕事をリストラされたというケースを見てみましょう。

自分の意志とは関係なしに会社の都合で全収入を絶たれることは、私たちの中にある根源的な無力感を刺激します。「私は無力だ」と、多くの人がリストラという状況で感じることでしょう。

この無力感は、今まで意識できなかったけれどもずっと自分の中に抑圧されていたのものです。元をたどればずっと以前の過去生までさかのぼります。このエネルギーがある限り、アッセンドすることができません。

そこで、無力感が刺激されるような出来事が起こり、感情をプロセスして昇華することが促されているのです。

感情を恐れずにしっかりと感じること

どのようにプロセスするかと言えば、無力感をしっかりと感じることです。逃げずに感じることです。無力感は痛みを伴う感情ですから、多くの人は感じなくても済むために感情体から意識を断絶して麻痺させるか、アディクションや気晴らし等の逃避手段へと逃げ込みます。

ですが、それをやっている限り感情は昇華されません。

意識をしっかりとプレゼンスに保ち、無力感を余すところなく感じきることでエネルギーは昇華されていきます。

視野を広げてエネルギーをシフトさせる

突然リストラに合えば、「私は無力だ」と感じることでしょう。

ですが、それは本当のことでしょうか?

私の知人の中には、会社からリストラされたことを機に本当に自分のやりたいことへとフォーカスをシフトさせた人たちが何人かいます。

今までの仕事は本当にやりたい事ではなかったが、生活のために続けるしかなかった。怖くて自分では辞める決意はつけられなかった。リストラされたのを機に本当にやりたいことに着手し始めたケースです。

どんな状況の中にも、必ずプラスの側面(恩恵)が隠されているものです。ピンチをチャンスに変えられること、自分の力で何とか状況を乗り切っていけると感じられることが「有力感」(自分の力を掌握している状態)です。

無力感を強化してしまうケース

逆に、自分で自分の力を掌握しようとせず、常に「何か」に「助けてもらわなければ」と感じている心理状態は無力感を強化するだけです。

アセンション関係のフォーラムなどでは、最近世界中で人々の生活が悪化してきていることや自分の生活が苦しいことから、政府に改善を求めたり、「宝くじに当選すること」や「ファイナンシャル・リセット」を待ちわびる人たちが大勢いました。

それが悪いとか間違っているとかが言いたいのではないのです。ただ、自分たちの中にある無意識の領域に対して「意識的になる」ことが必要だと強調したいのです。

今ある自分の状況や人生の状況を、誰かや何かに「救ってもらわなくては」ならないと感じている状態こそが「無力感」なのです。

波動の高い意識を選ぶ

どんな状況の中にも、必ず2つの要素があります:

  1. 自分の力で何かが出来ること
  2. 自分の力ではどうにもならないこと

この2つをまずは明らかにすることが必要です。

例えば、リストラのケースで言えば、リストラされる・されないということは、「自分の力ではどうにもならないこと」に属します。相手(会社側)が決めることですから、これは「受け入れる」より他ありません。

ですが、「リストラされた後どうするのか」は、完全に自分の力で決められる部分です。ですから、そこへフォーカスするのです。

  • 生活のためにまた同じような仕事を探す
  • 今度は別の業界へチャレンジする
  • 会社勤めを辞めて自分で仕事を始める
  • しばらく休養するために旅に出る
  • しばらく趣味やボランティアに打ち込む
  • しばらくは家族と時間を過ごす
  • など

しっかりと自分と向き合い、自分にとってベストな選択をして日々を過ごすことで、「自分にはどうにもならない」という無力な状態から、「自分が出来ることにベストを尽くそう」という意識状態へとシフト出来るのです。

私たち人間の中に根差している無力感は強く、何年経ってもまだ出てきたりするものです。日常生活の中で無力感を感じる出来事があったら、まずはそれに対して意識的になり、その都度自分で意識をシフトさせることが必要なのです。

百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​

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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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自分らしい人生を創りたい方向け、創造プロセスの手順・姿勢・精神についてわかりやすく解説された良書。

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