【引き寄せの法則】望む未来を選ぶための視点とスパン

これを書いている2023年5月は、電気料金値上げや物価上昇などのニュースが世間に広がってしばらく経ったタイミング。

先行き不透明で、漠然と将来を不安に感じていらっしゃる方も多いかと思います。

この記事では、こういう時期にこそ必要な、

  1. 発想の転換
  2. 視点のシフト
  3. エネルギーの注ぎ先を選ぶ

について、具体例を挙げながら解説していきたいと思います。

「縮小」か「拡大」か

電気代値上げや物価上昇といった話題が出るとき、多くの人は「縮小」へ傾いていくと私は感じています。

なぜなら、それが人間の「脳」に備わっている「リスク回避」機能だから。

頭の中にある思考としては、

  1. 収入はあがらない
  2. 出費が増える
  3. 無駄を省いて節約する「しか」
  4. 難局を乗り切る方法は「ない」

みたいな感じ。

でもそれって、「思考の枠組みの範囲内」の考え方です。

「縮小」か「拡大」か、と聞かれれば、明らかな「縮小」。

なぜこのような思考回路になってしまうかと言えば、脳はそれ「しか方法を知らない」から。

それが「脳」の限界点になっているということです。

関連記事:

難しい局面こそ限界点を突破するチャンス

少し話が逸れますが、80年代に私が何度も観た映画があります。

The Secret of My Success (邦題:摩天楼はバラ色に)

マイケル・J・フォックス主演の、コテコテのアメリカン・ドリーム・ストーリー。

とある大企業の社長は自社の株の値動きを見て「何者かが我が社を乗っ取ろう(買収しよう)としている」ことに気づきます。

折しも会社の業績が悪化の一途をたどっている時期。

社長はこれを踏まえ重役会議を招集し、重役たちに言います。

「業績悪化に乗じて我が社を乗っ取ろうとする者が現れた。乗っ取りを阻止するための案を出してくれ」。

すると、

「稼働率の悪い工場と採算の合わない事業は閉鎖、人員の整備を進めて利益率のアップを図りましょう」

という案が出されます。

社長も重役たちも頷く。

極めて常識的なビジネスの「定石」とも言える案。

しかし、その場にいた若者がまったく違った視点から別な案を出します。

「ちょっと待ってください。こんなときこそ新しい分野へ進出したらどうですか。資本を集めて、ポテンシャルのある新分野へ思い切った資本投下を行ったらどうでしょう。その方が、我が社にとっても市場にとっても、先の利益が大きいんじゃないでしょうか」

この若者は、重役会議にこっそり紛れ込んでいたマイケル・J・フォックス。

当時はまだ「社内郵便係」でした。

なぜ私がこの話をご紹介したかというと、この発想こそが未だに有効な「成功の視点とスパン」だからなんです。

視点とスパン

  1. 業績が悪化している
  2. 誰かが会社を乗っ取ろうとしている

これは、この会社が直面している「現実」です。

その現実に「反応(リアクト)」し、事業を縮小することで「守ろう」とする動きは、長いスパンで見れば「敗者の戦略」です。

なぜなら、縮小することによって企業の体力は落ち、将来的に誰かに買収される潜在的なリスクを回避できないから。

度々書いているいるように、しばらく前の自分の波動が生み出した「現実」に反応して動いている限り、「望む未来」は生み出せません。

そして、行動の水面下には、「そうしないと乗っ取られてしまう」という不安と怖れがあります。

具現化するのはこの不安と怖れの部分ですから、遅かれ早かれ「買収される」というシナリオが具現化してしまう可能性が高い。

一方、「目の前にある現実」はさておいて、望む方向へ事業を拡大していく動きは、長いスパンで見れば「成功者の戦略」。

買収されるのを防ぐ最も効果的なレメディである「自社の体力を強化する」ことに繋がります。

水面下には「こう在りたい自社像」が明確にあり「自社の感覚」に従って行動する力も勇気もある

現実に反応したり振り回されたりしていない。

すると、この企業は乗っ取りを退けてさらに発展していける可能性が高いわけです。

「同じ周波数のものが引き合う」のが宇宙の法則だからです。

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私が通っているジムは、トレーナーさんが二人で経営しているこじんまりとしたパーソナルジムです。

今から少し前に、サイトにこんな「お知らせ」が載りました。

「数か月前にテナントビルから電気料金の値上げを言い渡され、経費が激増した。ぶっちゃけ経営は苦しい。料金を見直して値上げする案ももちろん協議したが、それだと我々の理念からズレてしまう。我々の理念は、お客様にできるだけ「高頻度」で通ってもらえるジムを提供すること。「高頻度で継続する」ことが、筋トレでは一番重要だから。料金を値上げしてお客さんの来店頻度が落ちるくらいなら、今の料金を維持して、今まで通りもしくはさらに高頻度で通ってもらえた方がいい

これを読んで、「素晴らしいな」と思ったのです。

怖れに飲み込まれていないメンタリティ。

ここまでがジムの事情。

「どの未来」を見据えながら「今の行動」をとっているのか

次に、通っている私の事情を見ていきます。

目先だけのことを考えれば、ジム通いの頻度を減らしたり、ジム通いそのものを止めたりすれば、確かに出費は抑えられる。

一時的には経済的に楽になる(ように思える)かも知れない。

でも、その行動の先には「どんな未来」がある?

そこを徹底的に考える訳です。

  • 筋肉も代謝も落ちる
  • 血流不足で冷えが慢性化
  • 中年太り
  • 筋力不足で足腰が弱る
  • 元の木阿弥
  • ジムの経営が少し悪化する
  • もし他の人も頻度を減らせばジムは潰れるかも

一方、今までと同じように週2回ジムへ通い続ける、もしくはさらに頻度を増やす行動に出れば。

一時的にはお金がかかるかも知れなくても、長期的に見れば、

  1. 60歳過ぎても足腰が強く
  2. 70歳過ぎても階段を上りおりできて
  3. 80歳をすぎても自力で歩ける
  4. 20代のスタイルをキープ
  5. 代謝が良くなり冷えにくい身体
  6. 太りにくい体質
  7. ドーパミンが増えて気分が良くなる
  8. ジムの経営に貢献することができる

つまり、双方にとってウィンーウィンのエネルギーの注ぎ方となる。

そして、将来得られるリターンは、その時になってお金で買おうとしても「買えないもの」なんです。

なぜなら、美容と健康は積み上げの賜物だから。

どんな未来へエネルギーを流すのか

今世界的にエネルギー料金が値上がりしたり、物価が上昇したりしているのは、しばらく前の人類の「集合意識」の中に「怖れ」のエネルギーが濃くあったことを示しています。

コロナ禍ですよね。

その影響が、これからしばらくは世界的に反映された現実が続くことが予測されます。

その現実に翻弄され縮小志向の行動を取る人が増えれば、世界的不況は長引くことが予測されます。

こんなときこそ、私たちは「現実を見るのを止めて」「より望ましい未来を創る選択と行動」をとっていくべきなんですよね。

  • 今、自分が見ている未来は一体どんな世界なのか
  • それは「自分が望む未来」なのか
  • 望まないとしたら、本当はどんな未来を望むのか
  • それに相応しい「今の選択と行動」は何か

を、逐一意識的に精査しながら選んでいく必要があるということです。

時代の流れに振り回されることなく、確実に望む未来を創る方法は、迷いや葛藤が生じる度に「望む未来」へ繋がる選択肢を選び続けること。

たとえ、一時的にはそれが「遠回り」や「リスキー」に見えたとしても、長期的な視点で見たときに、その先にどんな未来が見えるのかが全てです。

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