自己実現とは本当の自分を生きること

自己実現とは、

  • 本当の自分を生きること
  • 自分は〇〇したい、▽▽したくないに従って生きること
  • 自分の本質を何等かの形にすること

あらゆる意味で、意識が完全に覚醒するまで自己実現することができません。

「本当の自分」を生きるとは、自分以外の誰かや何かの言いなりにならず、純粋に自分だけを基準にして生きられることを指します。

私たちは誰一人として、自分以外の誰かや何かを自分の上に置いてそれの言いなりになるべきではないし、自分以外の他者を自分の言いなりにしようとするべきではありません。

私たちの多くは、無意識のうちに自分以外の誰かや何かの機嫌を損ねないように気を遣い、自分の在り方や立ち居振る舞いを「調整」しながら生きています。

幼少期に身につけた処世術の一種で、そうすることが自分の「利益」に繋がると学んで来たからです。

日本は特にその傾向が強い。

自分が選んでいる、と思っている時でさえ、実際には「限られた選択肢の中から選ばされている」あるいは「欲しいと思わされている」だけに過ぎません。

それが必ずしも「本当の自分にとって最善」ではないし、自己実現でもありません。

この記事では、本当の意味で自己実現するために必要なことについて書いていきたいと思います。

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承認欲求を手放す

自分の中に癒えていない愛情飢餓があると承認欲求に引きずられ、本当の自分を生きることができません。

承認欲求は、様々な形を取ります。

例えば日本では「協調性がある」ことが「良いこと」とみなされているので、「協調性はあります」とアピールする人が多いです。

これがつまり承認欲求の現れ。

それから、日本では同じく「他者に迷惑をかけてはならない」という刷り込みが広く行われているせいで、「迷惑をかけないように」とアピールする人が多いです。

これも承認欲求の現れ。

両方とも最終的には「認められたい」「受け入れられたい」という欲求が根底にあるわけです。

ここを意識的に直視できないと、無意識のうちに承認欲求に引きずられ、「自分ではない何か別物」を演じてしまいます。

「協調性あります」「迷惑かけません」もソレ。

でもそれは、本当の自分ではありません。

それから、「デートにどんな服を着て行けばいいのか」「こんなLINEにはどう返信するのが正解か」という悩みも、「相手から好かれたい」という欲求の現れです。

そんなことばかり気にしていると、本来の自分がやりたいことや実現したいことができなくなってしまいます。

「どんな服を着て行けばいいのか」ではなく「自分はどんな服を着れば一番自分らしく快適なのか」「こういうLINEを受け取って、自分はどう返信したいのか」を基準に振舞うことが「本当の自分を生きる」こと。

承認欲求を直視し手放して、もっとのびのびと自分を生きられるようになりましょう。

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何事も自分の意志で選ぶ

どんなことでも、「自分でこれを選んだ」と認識していることが自己実現的に生きるためには必要です。

つまり、何をする・しないは完全に自分の意志で選ぶということ。

数年前、私の周りに「大変」アピールが止まらない女性がいました。

彼女はブラックな職場で安い時給で長時間重労働を強いられ、家に帰っても職場の研修の勉強をこなし、職場でいわれるままに資格取得の勉強までしていました。

教材の分量が多い、家に帰っても寝る時間がない、重労働で身体がシンドイ。

でも、私は彼女の愚痴には一切取り合わず、スルーしていました。

だって、もう50代のいい歳なんだから、嫌ならやめればいいでしょう?

こういう愚痴や大変アピールが出てくるのは、「今の環境を自分で選んでいる」という自覚がない時です。

大人なんだから、自分のキャパをしっかりと把握して、無理しないようにワークロードを調節するのは自分の責任です。

それができない、そんなことできるわけがない、と思うのなら、心が健全でないサイン。

誰しも、自分の人生は自分で全責任を負って生きています。

誰のせいでもありません。

  • どこで働く・働かない
  • 結婚する・しない
  • 子供を持つ・持たない
  • マイホームを持つ・持たない

すべて自分の選択。

自分で考える力を持たず、決断力を持たず、流されるままに生きている人だけが、犠牲者・被害者意識に憑りつかれます。

自己実現的な生き方をしたいのであれば、「今の状況は、たとえそれが何であれ自分が選んだ」という意識をしかと持つこと。

もし今の状況が嫌なら、自分の意志で変えると決めて実行すること。

だたそれだけです。

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人間関係を選ぶ

私たちが生きる上で、他者との関係はどうしても入ってきます。

誰しも自分の生活の中に「どんな関係を持つか」は、自分の意志で主体的に選ばなくてはなりません。

世の中には「我慢して持たなくてはならない関係」は何一つ存在していません。

もしそういうものがあると思う人は、そのように思い込んでいるだけ。

すべての関係は、自分の意志次第で解消することができるものです。

それはとても単純な事実です。

子供が成長したときに、何等かの理由で親兄弟との縁を切りたいと思えば切っていいんです。

友人関係も近所づきあいも、自分がしたくないと思えばしなければいいだけです。

ただそこに余計な思い込みやシガラミが絡みついているから、足が抜けないと思い込んでいるだけ。

あるいは、双方がお互いに依存し合う関係であるために、関係が絡み合ってほどけないだけです。

自己実現的に生きたいのであれば、自分の身の回りに置く人間関係はシビアに取捨選択しなくてはなりません。

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義務感から何かをしない

義務感から何かをすることほど、人の良さを損ねるものは他にありません。

例えば戦時中の徴兵制度を思い浮かべてください。

好き好んで戦場へ赴きたい人など多くはいないけれど、「義務だ」と思っていくわけです。

そして、万が一戦死してしまっても誰も文句を言えない。

そんな非人間的なことはおかしいと感じるのが、健全な精神の持ち主です。

世の中には、義務感から何かをしている人たちが沢山います。

でも、もともと私たちに義務はありません。

結婚は義務ではない、ペットを持つことも子供を持つことも義務ではない。

すべては自由意志の下に「選択される」ことです。

一度結婚すると決めたら、ペットや子供を持つと決めたら、そこには「責任」が発生します。

「責任」と「義務」は明らかに違います。

私は猫が大好きで、今まで10匹以上の猫を飼育し看取ってきました。

一時期は腎不全の猫のために、月5~6万円を治療費に充てていた数年間があったほどです。

入院や手術があれば、治療費は数十万円にのぼりました。

それでも私が猫を飼い続けるのは、それをすべて背負ってでも、猫と暮らせる歓びの方が大きいからです。

私にとって猫は愛そのもの。

その大切な存在のために、私は喜んで責任を負う覚悟ができているんです。

しかし、もしもこれが「義務感」から生じた行動だったらどうでしょうか。

「本音を言えば、猫の世話は面倒だし、費用も重荷。でも仕方がない。これが私の飼い主としての義務なのだから。我慢するより仕方ないのだ」

こんなセルフトークの元に行われるすべては、誰にとってもよくない結果しか生みません。

ここにあるのは、重苦しい義務感と被害者・犠牲者意識だけで、心の底から生じる歓びや楽しみや愛情がありません。

自分の意志で選んだことでなければ、そこにはネガティブなエネルギーがあるだけです。

いくら手間暇お金をかけてもらっても、猫に伝わるのは不快感だけでしょう。

多くの人はこのことに気づいていません。

「言葉に出してさえ言わなければ相手にはわかるまい」。

これは、人が無意識のうちに持っている前提です。

しかし、現実問題としてそれは通用しません。

私たちはその人が「何を言うか」ではなく、彼らが醸し出しているエネルギーや波動をダイレクトに感知しているからです。

心の奥底に隠していることは、必ず潜在意識を通して相手に伝わります。

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自分の本質を何等かの形にすること

自分の本質はごまかしようがありません。

本質=個性です。

例えば、このサイトのデザインやカラースキーム、バナーのデザインや制作はすべて私一人で行っています。

そこにはやはり一定の「傾向」が出るわけです。

それが私の個性。

誰が創っても同じ印象のサイトになるわけではない。

ハンドメイドの作品も、小説もそうですが、明らかに創り手の個性が見て取れるわけです。

自分だけの個性を何らかの形にして世に出していく。

それが自分という存在をこの世で具現化する方法です。

  • ジュエリーデザイン
  • 動画制作
  • イラスト
  • ダンスや舞踊
  • 歌唱
  • ナレーション
  • 執筆

自分に一番合ったやり方で、自分のエネルギーを形にする。

それが自己実現です。

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