「潜在意識の書き換え」や「引き寄せ」に取り組んでいるときに、願いを放ってから実際にその願いが叶うまで、タイムラグがあります。
タイムラグの長さはケースバイケースで変わってきますが、それまで「どんな風に過ごせばいいのか」とご相談を戴くことがあります。
そこでこの記事では、願いを放ってから具現化するまでの過ごし方のコツやポイントについて書いてみたいと思います。
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目次
「すでに叶った」意識状態で過ごす
「願望実現」や「引き寄せ」の基本は、なりたい自分像(セルフイメージ)と「今の自分」の波動をできる限り近づける、一致させることです。
私たちが求めるものの本質は、「事柄」や「現象」そのものではなく、そこで味わっている「感情体験(気分)」です。
例えば、「理想的なパートナーといつも愛し合って幸せな私」という自己像があったとしても、この言葉自体に意味はないんですよね。
- 理想的なパートナーとは?
- いつも愛し合うとはどんな状態?
- どういう条件が揃えば自分が幸せ?
こうしたところまで深く追求しないとわからない。
そして、最終的に求めるものは、安心感だったり、絆だったり、繋がっているという感覚だったりするわけです。
つまり、本当に求めているものは、
- 誰かから理解されていると感じる安心感
- 繋がりを感じられる絆
- お互いに理解し合える歓び
- 楽しい経験をシェアし合える歓び
こういうもの。
まずはそれを明らかにした上で、日常生活の中でこういう感情を味わう機会を意図的に増やして行くこと。
- 自分で自分を理解して
- 自分と繋がれている歓びを実感し
- 自分が自分の気持ちに共感したり、自分を理解している歓びを味わい
- 自分が楽しいときは思い切り喜ぶ
このように、実際にパートナーと味わいたい感情体験を、自分一人で先取りして味わいながら日々を過ごしていくこと。
別な例を出せば、「月収〇〇〇円な私」という自己像があるとします。
実際には札束を求めている訳ではなく、そのお金で「できること」や「買える物」が増えること、それによって味わえる何かしらの感情体験(気分)を求めています。
参考までに私の例を書いておくと、
- 自由
- 満足
- 歓び
- 安心・安全
- 楽しさ
- いい気分
こういう感情を味わいたくて、月収〇〇〇円を求めます。
必要な金額は人によってももちろん変わるだろうし、年齢によっても変わってくるはずです。
そして、実際に今はまだその金額を得ていなかったとしても、「すでに得ている自分ならどう振舞うか」を今から実践して日々を過ごすこと。
例えば、月収100万円を得ている私なら、10円20円を節約するためにクーポンを使える店へ行ったり、底値商品ばかりを買ったりするだろうか?
「今日のランチに何食べる?」と考えるとき、「本当に食べたい物」ではなく「クーポンが使える店」や「お替り自由の店」を選んだりするだろうか?
月収100万円の私なら、どんな場所でコーヒーを飲むだろうか?
月収100万円の私は小銭をじゃらじゃら持ち歩くだろうか?
こんなところまで細かくイメージし、その自分として「今の自分」の振る舞い方を変えていく。
それが「なりたい自分の波動」へ「今の自分の波動」を合わせるということです。
願いのことを少し忘れる
願いを叶えたかったら執着を手放しなさいとよく言われます。
私は「飽きっぽい」というかなんといか、気分が変わりやすい人なので、願いを放ったら割とすぐにその願いのことを忘れてしまったりします。
その状態が実は一番いいんですよね。
「諦めている」わけではなく、願望のことを特に意識したり考えたりせず、日々の生活に没頭している状態。
日々の生活が充実していれば、願望は適切なタイミングで叶っていきます。
生活を充実させるためのコツは、「自分だけの生活の軸」を持つことです。
例えば私にとって、日常生活の中で最優先にすることは「週2回の筋トレ」と「月1回の整体」、「毎日のカフェ通い」と「読書」。
この4つの要素が私の生活のコア(軸)であり、後のことはそれらの「周り」に配置されています。
「生活の軸」を据えると、必然的に生活は整い充実します。
どんな些細なことでもいいので、自分にとってコレだけは絶対譲れない大事な習慣をいくつか持つことをお勧めします。
そしてそれを中心軸に据えて生活を組み立てましょう。
それに没頭し、願いのことを少し忘却して「あぁそんなのもあったねぇ」くらいの気持ちでいるときに、思いがけず願望が実現することが多いです。
海外移住とか、結婚とか、人生の一大事のような願望は、思いつめずに放っておいた方が叶いやすいというのが私の経験です。
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完全に信頼する
「願望実現」を考えるときに、私がいつも思い出す話があります。
ずっと昔、どこかで読んだのか聞いたのか、とにかくすごく印象に残った話がありました。
ある時ある村で日照りが続いていた。このままでは作物が獲れずに飢饉になる。村長たちが話し合い、村の真ん中にある広場に村人たちを集めて「雨乞いの儀式」を行うことにした。「雨乞いの儀式」へ行こうとしていた小さな男の子は、家を出るときに大きな傘を手にしていた。それを見とがめた大人の一人が、「なぜそんな物を持っていく?」と尋ねると、「だって僕らは雨乞いの儀式をするんでしょ?そしたらきっと雨が降るだろうから、傘が要るだろうと思って」。村人たちの中で傘を持ってきたのは男の子一人だけだった。あとの者たちは、儀式は行っても、それで本当に雨が降るとは誰も信じていなかったのだ。
不明
願いを放ったら、その願いが叶った状態は「別の次元」ではすでに存在しています。
後は、自分の波動が「願いと一致」したときに、3次元世界に具現化する。
しかし、私を含めた多くの人は、願いを放ってはいても心の奥底で願いが叶うとは本気で信じてはいません。
雨乞いをしても傘を用意しない村の大人たちのように。
本当に自分の願いが叶うと信頼していれば、今自分は何をすべきだろう?
そんな風に考えて実行することはとても大切です。
私の場合、「新しい家へ引っ越す」という願いを放った後は現行の家に合うような家具や調度品は一切買いませんでした。
どうせすぐに新しい場所へ移るのだから、新しい場所に相応しい物を買った方がいいと思ったからです。
自分の願いは「すでに叶うことが確定している」という前提でいれば、必然的に今の行動や選択は変わってきます。
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