アメリカ人で共依存専門のコーチをしているリサ・ロメノという女性がいます。
彼女は以前、こんなことを言っていました。
「街中で親子連れを見かける度に、暗澹たる気持ちになる。親は無意識のうちに子供を虐待している。それに気づかない。でも一体あの子たちは、どうやって毎日を生き延びているのだろうか、と、、、」。
梅雨がないと言われる北海道でも、過去数日は連日雨模様。
傘をさすほどでもない小雨の中、街の中をデパートを目指して歩いていると、道端で母親に叱られている4~5歳の女児の姿が目に入りました。
30代と思しき母親が大声で女児を叱咤している。
「あぁしなさい、こうしなさい、アレはやめなさい、コレはやめなさい、ね。それがアナタが毎日弟にしていることなの。言っていることなの。そんなことばかり言ってたら、アナタ、刺されますよ?」
大声でそう言われた女児は、ジッとうつむいたまま何も言わない。
あぁ、、、、、。
カルマの世代連鎖。
脳の前頭葉もまだしっかり発達しきらない年齢の女児、自我もまだしっかりと確立されていません。
この年頃の子供が自分より年下の子供に接するやり方は、自分が親からされていることそのまんまです。
つまり、この女児は毎日母親から「あぁしなさい、こうしなさい、アレはやめなさい、コレはやめなさい」と言われ続けているということ。
それを無意識のうちに自分の弟に出している。
これは、女児の力ではどうにもならないことです。
まずは母親が、女児にそういう接し方をするのを止めなくてはならない。
しかし、母親はそのことには自覚がない。
なぜなら、エゴは自分にとって都合の悪いことはすべからく見えないように隠してしまうから。
この母親は、女児の心の中に時限爆弾を植え込んでいるけれど、それについて一切の自覚がない。
女児が20代へ入って移行、様々な心の問題を発症し、人生で困難を抱えるだろうことはすでに確定しています。
カルマ。
女児の魂は、あえてこの母親を選んで生まれてきた。
自分の魂の進化・拡大のために。
この母親は、恐らく自分の親から同じことをされています。
それによって受けた心の傷としっかり向き合わないうちに自分が親になってしまった。
そしてまた、自分の傷を子供たちへと連鎖させていく。
この連鎖を断ち切るには、いずれかの時点で誰かが覚醒するしかありません。
そして、自分の代で連鎖を止めると決めること。
連鎖を止めるとは、「自分の痛みは自分で引き受けると決めて実行する」ことを意味します。
しかし、それができる人は多くはない。
大多数の人は、この30代の母親のように、無意識のうちに自分の子供を虐待してしまう。
連鎖は続いていく。
でも今の時代、その連鎖は長く続けることはできません。
近いうちに、より多くの人が覚醒を迎え、自分のカルマを引き受ける流れとなるでしょう。
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