Maturity is learning to walk away from people or situation that threaten your peace of mind, self-respect, values, morals, and self-worth.
成熟とは、あなたの心の平安、自尊心、価値観、モラル、自己価値感を脅かす人や状況から立ち去ることを学ぶことを指す。
Anonymous

日本社会の中では、「誰とでも仲良くできるのが大人」であると思われていたり、「あの人は誰からも好かれ、敵がいなかった」と言われることが立派だと思われている節があります。
ですがそれは本物の「成熟」ではありません。他から嫌われることを恐れるあまり、本当の自分を出さずに生きる様です。
私たちは誰しも多かれ少なかれ、「愛されたい渇望」から自由になることができず、自分に害を及ぼす人や状況にしがみついて離れられなくなるものです。
- どれほどひどい親でもいないよりはマシ(一人になるよりはマシ)
- こんなパートナーでもいないよりはマシ
- こんな仕事でも何もないよりはマシ
お腹が空いて餓死しそうだけれども、目の前には毒入りのパンしかない。毒は微量で、食べてもすぐに死ぬことはない。けれども食べ続ければ確実に内臓が損傷し、やがて死に至る。その過程はゆるやかで、麻痺してしまった感覚には痛みすらも甘美に感じられる。だからパンを食べ続ける。
それが多くの人がやっていることです。
人生という長いジャーニーを通して自分を癒し、恐れを乗り越え、恐れではなくて自己愛を選べるように変化する様を成長と呼びます。
- 自分の心の平安を脅かす人から離れること
- 自分の価値を貶めるような発言をする人(たとえそれが親でも)と縁を切ること
- 自分を不当に扱う職場を辞めること
- 自分に対して意地悪ばかりする伴侶と別れること
- 自分に依存してばかりの子供に合わせないこと
- 自分の価値観やライフスタイルを批判したり攻撃したりする人と縁を切ること
- 自分の気持ちを「そう感じてはならない」と否定する友人から離れること(「怒るのは良くないよ」など)
- 自分の意志を尊重しない人たちと付き合わないこと
自分を癒して自然な自尊心が回復してくれば、誰が本当に自分のことを愛してくれて、誰が愛してくれないかはわかるようになってきます。その感覚にしたがって自己愛を行動に移せることが成長なのです。
私が自分のプロセスの中で気づいたことは、多くの「友人」は私から嫌われたくないために私に合わせているだけで、決して本音を言っているわけではないということでした。プロセスの中で、そういう人たちと付き合うのはきっぱりと止めました。
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自分を大切にできること、自分を損なうことはしないこと、自分を敬うこと、自分を丁寧に扱うこと、それが本物の成熟です。
それが成し遂げられて初めて他者に対して愛を向けることができます。自分に我慢を強いている人は、他者にも我慢することを強要します。自分自身に強要しているので、他者に対しても同様に振舞うのです。自分が我慢して周りに合わせてやり過ごしている人は、自分の子供にも同じようにすることを教えます。こういう親は、自分の子供だけ我慢せずに自己主張することなど耐えられません。
私たちは、プロセスの中で多くの人間関係を失うことを経験します。ですがそれが「正解」なのです。
正しくプロセスが進んでいれば、今までの人間関係は崩壊へ向かうでしょう。なぜなら今までの自分はもういないのだから。それまでの人間関係も、新たな関係性へとシフトするか解消へ向かうかどちらかなのです。
私たちは、一人きりでいることに慣れなくてはなりません。
やがて、自分を大切にしてくれる本物の人間関係を築ける人たちが現れ始めます。それまで長く感じるかもしれませんが、それを耐えることでしか得られない自律があるのです。
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