「自分らしく生きる」とは、ありとあらゆることに関して「自分軸で生きる」ということです。
「自分軸で生きる」とは、他者や世間の言う事ではなく、
- 自分の価値観
- 自分の哲学
- 自分のやり方
に従って生きていくということ。
「マイ・スタンダード」を持って、それを保持して生きていくということです。
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目次
マイ・ スタンダードは自分なりの価値基準
マイ・ スタンダード とは、自分なりの価値基準のことです。
- 自分はどういう拘りを持っているのか
- これだけは譲れない一線はどこか
- 似合う色は何で似合わない色は何か
- 自分にとって何が快適で何が快適でないか
- 自分にとって理想の住まいとは何か
- どういう人と付き合いたくて、どういう人とは付き合いたくないのか
自分の価値観とライフスタイルに照らし合わせて一定の「行動基準」を設けることは、自分らしく生きるためには絶対に必要です。
数々の失敗を重ねてきた中で、今では私も、自分に合うものと合わないものはもうだいたいわかっています。
歳を重ねるということは、すべての事柄について「自分なりの結論を持つ」ということと同義。
時々45歳を過ぎても未だに「どんな人と合うのかわからない」なんて言っている人たちがいますけど、「一体今までどんな生き方をしてきたんだろうな」と呆れてしまいます。
しっかりと自分の目で見て、自分の頭で考えていきてくれば、50にもなればもう迷わないもの。
昔の言葉で「四十にして惑わず」と言いましたね。
今の時代では「五十にして惑わず」が適切だと思います。
合わないものや人に無理して合わせないし、必要ないものを自分の家の中へ持ち込んだりはしない。
楽しくない、気持ちよくない人間関係は要らない。
仕事も同様です。
若い頃の私は、仕事の打診を受ければ「引き受けようかな、どうしようかな」とかなり迷ったものでした。
マイ・スタンダードを明確化してから悩むことはなくなりました。
決断までにかかる時間が少ないし後悔もないのです。
自分なりのルールを明確化するのに、他人はどうかとか、世間がどうかは全く関係ありません。
人生を生きるのは他でもない自分です。
「私が一番心地良く快適に感じる」ルールを作る必要があります。
そうすると、自分に合うものと合わないものが明確にわかるようになります。
人からどう見えるか、どう思われるかなんて気にして生きるには、人生は短すぎる。
マイ・スタンダードに沿って生きていると、人格に一貫性が出て生き方がブレなくなります。
それは逃げや甘えや依存ではなく「自分らしさを大切にする」ことである必要があります。
取捨選択できる力
生き方を確立するためには取捨選択する力が必要です。
「疲れやすいので、疲れないようになりたい」とか「疲れるので自分を癒したい」と仰る方は大勢いらっしゃます。
そういう方たちは、疲れるような人間関係を維持していたり、合わない職場に我慢して居続けていたりします。
それは例えば、もう少し体形を絞りたいけど毎日食べている甘いものは止めたくないというのと同じです。
こういう場合、嫌と言いつつも対象に依存していたり執着しているものがあるのです。
Aさんはあまり好きではないけど、Aさんがいなくなればつるむ人がいなくなってしまうから困る。
今の仕事は嫌だけれど、この仕事以外にはもう見つからないと思う。
こういうとき、どちらか1つを選んでもう一方は手放す決断ができるのが取捨選択力です。
どちらを選ぶかは完全に自分の自由です。
どちらも手に入れたいという虫の良い話を諦め、自分の責任において取るものと手放すものを決めるだけの話です。
どちらも選ぶことができずズルズルとどっちつかずの状態を続けているのは、まだ内面が成長しきれていないからです。
成長とは、あることを得るために、今あるものを手放すことができることです。
こういう人とは付き合わないと決めるのであれば、しばらくは一人でいることを耐える必要があるかもしれない。
場合によっては友人がいない時期もあるかもしれない。
リスクをすべて引き受けてでも自立できる人だけが、自分の軸で生きることができるのです。
定期的に生活を見直す
私は、1か月に一度は自分の生活を見直して、今の自分にしっくりこないものがあれば手放してエネルギーを入れ替えています。
それは人間関係や出入りする場所も同じ。
- 人間関係
- 服や持ち物
- 住む場所
- 仕事の内容
- ライフスタイル
すべてにおいて定期的に見直しをかける方が良いでしょう。
そうやってエネルギーの新陳代謝を良くしてマイ・スタンダードをアップデートし続けることで、停滞せずに進化・拡大し続けることができます。
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人生を自分のエネルギーで満たす
これを繰り返していくと、生活は自分のエネルギーで満ちてきます。
「自分の世界」が安全で心地よく快適に感じられるようになります。
安心して自分らしくいることができる。
ゆっくりと自分を回復できる。
いわば地上の安全基地のような場所です。
自分らしくいられる安心感を得て、人はようやく他へ対する優しさや思いやりを回復することができます。
多くの方は、このような生き方をすることは無理だと思っていたり、わがままだと思ったりするかもしれません。
実際、人生の中では多かれ少なかれ自分の思い通りにいかないことがあるものです。
人生のすべてが思い通りにいくわけではありません。
けれども、自分のスタンダードを下げて相手に合わせていたり、自分に合わない人や状況や環境に我慢して甘んじている必要はどこにもないのです。
もしも、「そうしないと生きていけない」と思っているのであれば、それこそが思い込みであることに気づき、手放す必要があるでしょう。
他者を喜ばせることよりも、世間に合わせることよりも、自分を喜ばせて幸せになることに意識をシフトする。
それがマイ・スタンダードを持つ上で必要なメンタリティです。
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