「引き寄せの法則」や「願望実現」の関連でいただくご相談の中には、本当は「欲しいモノ」や「実現したい現実」がすでに目の前にあるのに、「受け取る準備」ができていないがためにみすみす「欲しい現実」を逃してしまっているケースが多々あります。
「受け取る準備」?
なんて言われてもイマイチ「ピン」と来ない、それどういう意味?
と思われるかもしれません。
この記事では「受け取りの準備ができていない」ケースを具体的に挙げながら、「準備」を整えるために必要なことを解説していきたいと思います。
目次
「受け取る準備」は必要
「引き寄せの法則」や「願望実現」では、自分が本当に欲しいモノをありありとイメージしてその自分を生きることが大切です。
しかしそれと同時に、「願望が叶った現実を受け取れる自分」を整えておくことも同じくらい重要。
いくらイメージングや「なる」が上手くできたとしても、潜在意識で「受け取る許可」を自分に出せていないと、無意識のうちに「受け取らない」選択をしてしまうからです。
- 憧れの企業からスカウトと仕事のオファーが来た
- ずっとやりたかった仕事の企画が通った
- 憧れていた人からコラボの依頼が来た
- 素敵な人から告白された
- 理想のマンションが見つかった
こういう状況があっても、自分の中に「自分はコレを受け取れる」という自信と自覚がなければ、私たちは目の前にあるものをあえて遠ざけてしまいます。
関連記事:
「準備」ができていないとは
- 自分が本当に求めているものを自覚できていない
- 「欲しいもの」を見誤っている
- 自分には〇〇が足りないと思い、それを達成するまで結果は受け取れないと思い込んでいる
- ありのままの自分、等身大の自分を受け入れていない
例を挙げながら一つずつ掘り下げてみましょう。
たとえば今ここに、「東大に入って優秀な成績で卒業したい」と望む人がいるとしましょう。
自分が本当に求めているものを自覚できていない
「東大に入って優秀な成績で卒業したい」は、一見「自分が本当に求めているもの」と思われるかもしれません。
しかしそれはあくまでも「表面的な目標」でしかありません。
欲しいモノを見誤っている
私たち人間の心理は何層ものレイヤーになっていて、一番深いところまで掘り下げなければ「自分が本当に求めているもの」がわからないようになっています。
ようは、「東大に入って優秀な成績で卒業する」の水面下に、この人は「何を見ているのか」の部分が本音ということ。
この人の家は、代々東大出身者を輩出している名門一族です。
祖父も父も姉も、優秀な成績で東大を卒業しています。
つまり、この人にとって「自分もこの一族の一員である」と認められることの最低条件は「東大に入って優秀な成績で卒業する」こと。
すると、この人が深層で求めているものは「一族の一員として認められたい」ことであることが判明します。
しかしこれもまだ「本当に求めているもの」ではありません。
「一族の一員として認められたい」を掘り下げていきます。
「一族の一員として認められたら」、一体この人の中のどんな「欲求が満たされるのか?」を見ていくのです。
「一族の一員として認められたら」どんな気分になるのだろうか?
- 安心する
- ホッとする
- 絆を感じる
- 嬉しい
- 愛されている
- 受け入れられている
- 居場所ができる
こんな感覚になるだろうことがわかりました。
つまり、「家族の一員として認められれば、安心できる」→「安心したい」「居場所を確保できる」という感覚を本能的に求めているわけです。
しかしここまで来ても、まだ「本当に求めているもの」ではありません。
さらに深堀するならば、「どんな自分として」「家族の一員であると認められたいのか」を見ていく訳です。
自分には〇〇が足りないと思い、それを達成するまで結果は受け取れないと思い込んでいる
この人が本当に求めているものは「自分を認め受け入れられて安心したい」ことであることはわかりました。
しかし、その感覚を得るために「東大に入って優秀な成績で卒業しなくてはならない」と思い込んでいます。
それは、この人が生まれ育った環境の中で自ら導き出してしまった歪んだ認知にすぎません。
たまたまそのような家庭で育ったので、「ありのままの自分では愛されない」と思い込んでしまっただけ。
自ら無意識のうちにハードルを創ってしまったということ。
例えば、女性が「もう少し痩せたら恋人探しを始めよう」とか、男性が「もう少し給料の良い仕事に転職したら彼女にプロポーズしよう」というのも同じこと。
「〇〇な自分」というシナリオが整わなければ自分は欲しいものを手に入れてはいけないと、自分で自分に制限をかけてしまっている状態。
それがどれほどナンセンスで不必要なことなのか、まったく関係ない他者からはよく見えるんです。
でも、その環境で生まれ育った本人は無自覚。
本当は、余計な努力や頑張りなど一切必要なく、ありのままの自分、等身大の自分、成績優秀じゃない自分、勉強があまり得意ではない自分のままで、愛されたい、受け入れてもらいたい、家族の一員であると認めて欲しい。
ありのままの自分(今のままの自分)を愛して欲しい。
それが、この人が潜在的に望んでいる「本当に欲しいもの」です。
関連記事:
自分が「等身大の自分」を受け入れる
この人が潜在的に望んでいる「ありのままの自分で愛されたい」をまっすぐに認めることができなければ、目の前に「ありのままの自分を愛してくれる人やモノ」が現れても、それに気づくことができません。
例えば、「東大なんて入らなくても、今のあなたに来て欲しいんです」という企業や組織があったとしても、「東大を出ている自分でないと価値がない、自信が持てない」と思い込んでいれば、スルーしてしまう。
はたまたこの人の誠実な人柄に惹かれて慕ってきた他者を遠ざけてしまう。
この人にとって、「東大を優秀な成績で卒業していない自分」は価値がないものと決まっているからです。
このケースではたまたま土俵が「東大」となっていますが、ようは土俵は何でもいいんです。
等身大の自分を受け入れられない、ありのままの自分を認め受け入れることができない、自信がないことの舞台が「どこで」展開されるかは人それぞれ違うから。
自信のなさが、
- 「容姿」という舞台で繰り広げられるか
- 「身長」という舞台で繰り広げられるか
- 「年収」という舞台で繰り広げられるか
- 「資格の数」という舞台で繰り広げられるか
- 「学歴」という舞台で繰り広げられるか
- 「家柄」という舞台で繰り広げられるか
- 「髪の量」という舞台で繰り広げられるか
いずれにしても、そんなモノなどなくても、今のままの自分、このままの自分の魅力と価値を自分自身が受け入れられているかどうかが、人生を成功裏に生きられる鍵となります。
「受け取り」を許可する
本当に望むものを受け取ることを許可するために、以下のことが必要です。
- 本当に望むものを真っすぐに認める
- それが欲しいと自覚する
- 自分にはそれを受け取る価値があると知る
- それを手に入れる可能性は十分にあると信じる
私たちは、自分自身にこの許可を出せないと、いつまで経っても自分のポテンシャルを引き出すことができません。
私の知り合いに、ありのままの自分に自信を持てないあまり、ずっと憧れていた大企業からのオファーを断ってしまった人がいました。
彼女は長年エンジニアとしてフリーランスで仕事をしてきましたが、自分には大企業で仕事をこなせるという自信が持てなかったのです。
理由は、「資格やスキルが足りない」と自分で自分に呪いをかけていたから。
そんな人たちのために、お勧めしたい漫画 があります。
勇気を出して高級ブランド店に入店 すると、入口のスタッフが?
自分自身を見くびって等身大の自分を受け入れないことで、どれだけの可能性を自分で潰してしまっているのか。
そこさえ乗り越えれば、あとは自然と道は開けて行きます。
何も清水の舞台から飛び降りろと言っているわけではないのです。
ただほんの一歩前へ踏み出してみるだけでいい。
後は流れを信頼すること。
それで望みは実現していきます。
本当の自分を生きるために役立つ情報を発信しています。
クローズドの情報や個別セッションの割引情報などは 無料メルマガ 内でお知らせします。
© 当サイトの文章およびロゴや商標の著作権は当サイトが所有しています。許可なく無断転載することを固く禁じます。