占星術をなさる方はご存じとは思いますが、私は只今「キロン(カイロン)・リターン」の真っただ中を通過中です。
キロンとは近年発見された小さな惑星で、別名「傷ついたヒーラー(Wounded Healer)」と呼ばれます。
占星術では、その人の「魂の傷」の在りかを示す星として解釈される。
このキロンが「出生時と同じポジションに戻る」のが50年に一度。
それが「キロン・リターン」とよばれる期間です。
概ね49歳~51歳の間に、誰でも人生で最も「痛みを多く経験する期間」を通過することになります。
この時期に「最奥の魂の傷が炙り出される」からです。
念のために記しておくと、私は占星術の専門家ではありません。
たまたまメンターたちが全員占星術を嗜むために、私も25年間ほど占星術と「何となく」付き合ってきました。
2018年に、アメリカ発の「進化占星術」(Revolutionary Astrology)の基礎コースを受講しました。
そのお陰で、少しお喋りしていると、相手の太陽星座くらいはわかってしまうことも増えました。
しかしあくまでも趣味の域を出ませんので、この記事は「読み物」として流していただけましたら幸いです。
目次
魂の傷とは
人間である以上、誰しも傷ついています。
今回の人生で傷ついた、という意味ではなく、幾多の転生を経る中でとても深く傷ついてきています。
人生とはそもそも、魂の傷を癒す場として与えられているものと私は捉えています。
であるから、魂の傷が刺激されるような出来事や状況が発生するのはしごく当然な成り行き。
その中でも、最も深い傷が浮上するのがキロン・リターンと言われています。
50歳前後の数年は、誰にとっても「快適な時期」とは言い難いものがあります。
親が他界したり、離婚や死別を経験したり、更年期にはいったり、体力・気力が減退して今までできていたことができなくなったり、と。
私の両親を見ていても、この時期が一番ツラそうにしていた記憶があります。
魂の傷がある場所
魂の傷がある場所は、生誕図を見ればわかります。
1973年生まれの私は「牡羊座のキロン」世代。
つまり、「自分らしさ」「自我の確立」「個性化」に傷を抱えている魂軍です。
ええ!?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が過去5年間「自分らしさ」をテーマとしたプロジェクトにここまで深く取り組んでいる理由はここにあります。
それこそ私の魂が今回の人生で乗り越えようと持ってきている「魂の計画」であり、乗り越えることが魂の進化に繋がるからですね。
私の場合、自分自身が「個性化」のプロセスを推し進めることによって、他者の「個性化」を導いたりサポートしたりできるようになったわけです。
自分が何かを乗り越えた経験を持つから、今度はそれを周りに与えられる人になれるという側面があります。
同じ「牡羊座のキロン」でも、キロンが位置しているハウスによってテーマが変わってきます。
どのハウスに私のキロンが入っているかはここで明らかにはしませんが、「自分らしく生きることを通して自己価値感を高めていく」という課題に取り組んでいる真っ最中です。
この課題を乗り越えることによって、50歳以降、使命を生きる方向へと進んでいく訳です。
いつ始まっていつ終わるのか
いつからキロン・リターンが始まるのか、詳しくはトランジット(進度表)を見なくてはなりません。
4か月ほど前に確認したときには、私はもうどっぷりキロンの影響下にあり、今でももちろん続行中。
おそらく来年の8月くらいまでは続くのではなかったか?と記憶しています。
ヤレヤレ 笑
乗り越えればポテンシャルが開花する
私は過去10年ほどに渡り、癒しや浄化や統合に取り組んできました。
なので、たいていのことにはすでに慣れてしまっています。
しかしそれでも、キロン・リターンで経験する数々の出来事は、時として私を打ちのめします。
- 自分て何なんだろう?
- 自分の存在意義とかあるのかな、、、
- 他の人に比べて能力が低い
- こんなことをして何か意味があるのか
こんなエゴ・トークで頭がいっぱいになることも、ないわけではない。
もちろん、そんなトークに全面的に飲み込まれることはないけれど、それでもときどきシンドイな、と感じます。
しかし、、、
結局、自分の痛みは自分が感じるしかないんです。
一人で。
それしか自分を癒す方法はないから。
誰かが私の人生を代わりに生きてくれる訳じゃない。
自分の人生は、自分が生きなくてはならない。
他でもない、自分の足で。
今、キロン・リターンの方(1973年生まれの方)はしばらくちょっとシンドイかもしれない。
だけど、このド級の課題を乗り越えれば、あとはポテンシャルが開花してくだけです。
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