私たちは、自分の本音や本心をなかなか知ることができません。
日常生活で感知できる顕在(表層)意識は、その大部分が「べきべき」「ねばならない」といった頭の規範意識、あるいは、本音や本心が反転したものだったりします。
ただ、自分ではそれをハッキリと自覚できていないだけ。
潜在意識では他のことを願いながら、顕在意識に従ってチグハグな言動を繰り返している。
そして人生は暗礁に乗り上げる。
私たち人間が苦しむ根本的な理由は、自分の本音・本心を認めず、それとは逆の生き方をしていることです。
自分の本音を知り、それに正直に、忠実に生きられさえすれば、苦しみはなくなります。
この記事では、私たちが自分の本音・本心を知れるいくつかの方法について書いていきたいと思います。
感じ方を知る
自分の言動が本音や本心に根差したものであるかどうかを知る一番手っ取り早い方法は、自分の感じ方を知ることです。
迷う気持ちや葛藤、違和感、モヤモヤとした感じ方がどこかにあるとき、本音や本心ではない選択をしている。
なぜなら、人は本音を選択するとき、そういう感覚にはならないからです。
逆に、本音でない選択をするときは、迷いやモヤモヤ、重い気持ちがある。

以前もシェアしたことがあるエネルギー表です。
人間は、潜在意識で願っている本音・本心と顕在意識が一致した状態で行動しているとき、
熱意、楽観、逞しさ、希望、受容、赦し、勇気、力強さ、平和、信頼、理解、思いやり、優しさ、愛といった、「愛」のエネルギーを感じます。
そこには安心感があります。
こういう感じ方があるとき、内面(潜在意識と顕在意識)はしっかり一致(アライン)している。
一方、潜在意識と顕在意識が一致しておらず、チグハグな状態で行動しているとき、
退屈、無気力、不安、心配、怖れ、悲しみ、後悔、罪悪感、非難、責め、怒り、恨み、憎しみ、恥、劣等感、自信の喪失といった、「怖れ」のエネルギーを感じます。
そういう感じ方が多い時、内面(潜在意識と顕在意識)はしっかり一致しておらず、「抵抗波動」になっている。
「抵抗波動」が強ければ強いほど、人生は停滞します。
例えば、「A社に入って〇〇の仕事にチャレンジしたい」と本心では思っていても、頭のどこかに「自分には無理」という考えがあるとき。
心では「やってみたい」と願っていても、頭が「無理無理、チャレンジしない方がいい」とブレーキをかけている。
そういうとき何が起こっているかというと、自分の中に「自分にはできない」という思考があるということ。
この思考が抵抗波動を生み出しています。
ここを手放して、「自分にはきっとできる、やってみる価値はある」という信念に置き換えたとき、身体の中にどんな感じ方があるか。
そこを見るわけです。
勇気や希望ややる気といった前向きな感じ方があれば自分の本音・本心を選べているということ。
ちなみに、
- 愛=500
- 歓び=540
- 平和・自由=600
- 悟り=700
数値(周波数)が高くなればなるほどΩ(オメガ)波に近づきます。
内観を行う
自分の本音や本心を知るもう一つの方法は、内観です。
例えば、今から3年ほど前、2020年9月、私はメンターに向かってこんなことを言っていました。
「もうライトワークなんて辞めたい、こんなこと、私がやりたいことじゃない」。
考えれば考えるほど、なんだかそれが正しいことのように思えたんです。
でも、どこかに違和感もあった。
そこで、3年かけて丁寧に内観していった結果、
「〇〇なくらいなら、もうライトワークなんてやりたくない」という気持ちが下に隠れていることに気づいたんです。
つまり、私は別に「ライトワークを辞めたい」わけではなく、「〇〇なことが嫌」なだけなんです。
だから本音・本心は、「〇〇を乗り越えて、ライトワークに打ち込みたい」、あるいは、「もっと△△にライトワークに打ち込みたい」なんです。
ここをよく見ずして、表層意識の部分だけを見ていたら、ズレを残したまま明後日の方角へ向けて行動を起こしてしまう。
結局私は3年間、何だかんだと言いつつライトワークを辞めることはできなかったわけで。
「ライトワークを辞める」ことが「やりたいこと」じゃなかったんです。
自分の本音や本心を知るって、思うほど簡単なことじゃありません。
ましてやそれを行動に移せる人は、もしかしたらほとんどいないのかも知れない。
でも、実りある人生を生きたいのであれば、必要なことですよね。
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