去年からずっと書きたかったテーマ。
ちまたでは「復縁指南」として、「復縁を望むのなら、冷却期間を最低でも3か月は置きましょう」っていうアドバイスがありますよね。
復縁テクニックというか、そういう風に仰る方も多い。
でも、私は「それでうまく復縁できる」とは思えないんです。
そもそも私個人としては、「復縁」という概念自体が違和感で。
この記事では誤解を怖れずに、私の「復縁」とそれにまつわる考え方について書いてみたいと思います。
目次
そもそも復縁とは
そもそも復縁とは、一度関係性が終わってしまった相手と「以前の関係」を再開したい、ということですよね。
いわゆる元鞘。
で、誤解を怖れずに言えば、私はそれ自体が「無理」だと考えている。
私の考えでは、人間関係が一度壊れたらそれまでなんです。
「元の関係」にはもう二度と戻れない。
もし、同じ相手と何らかの形で人間関係を復活させたいと願うのであれば、そこはもう、「初めまして」の気持ちで「出会い直す」しかないと思っています。
つまり、「よりを戻す」ということでなく、最初から真っ新(まっさら)な気持ちで勝負するということ。
もう一度相手と「出会って」、もう一度好きになってもらうしかない。
うまくいくかどうかは別として。
口説き直す。
冷却期間がどうこうとか、駆け引きなんか忘れて。
それ以外に「復縁」なんて浅ましいことは、忘れた方がいいと思う。
冷却期間中に冷えるものが男女で違う
「3か月の冷却期間が必要」と言われる理由は、その間に相手やお互いのネガティブ感情が薄れたり頭が冷えたりするから、ということですけど。
女性の場合、冷えるのは「頭」じゃなくて「気持ち」ですよね。
「頭に血が上ったから頭冷やしたい」という女性を私は見た事がなく、そういうことを言うのは決まって男性。
女性は心で感じる生き物なので、冷却期間の間に友達や家族に包み隠さず気持ちを話して慰めてもらって、気持ちの整理をつけて前へ進んでしまう人が多い。
いつまでも過去に執着しているのはメンヘラだけ。
一方男性は理屈やプライドの生き物なので、冷却期間の間に自分の殻に閉じこもり、気持ちを整理したり自分と向き合ったりして初めて本音や本心に気づく人が多い。
でも、3か月が経った後の男女の気持ちの熱量には、天と地くらいの差ができてしまっていることが多いんです。
通用するのは機能不全な相手だけ
大前提として、「冷却期間3か月」っていうのが通用するのは、相手が機能不全な人の場合だけです。
相手が女性でも男性でも、健全な健やかな心を持った人であれば、それは通用しない。
特に今の時代はスピード感が早いですからね。
3か月経って連絡したときにそれに応じるというのは、依存的なメンヘラか、よほど身勝手なナルシシストかです。
「復縁」しない理由
私も今まで復縁連絡をもらったことがありますが、復縁したことは一度もないです。
理由は、
- 相手に対する気持ちがすでに無くなっていた
- 新しいパートナーがいた
です。
いずれにしても、3か月も間が空いてしまえばそういうことになりますよね。
「一度でも付き合った女性は永遠に自分のことを思ってくれているに違いない」と思い違いして、過去の女性に執着するのは圧倒的に男性です。
私の男友達の中にも、過去の女性を吹っ切っていない人が大勢いらっしゃいます。
彼らは一様に、今でも自分から連絡すれば彼女は応じてくれる、と思っています。
そんなわけねーだろ
って、女の私は思いますけど、男性にはわからないんですよ。
基本女性は上書き保存。
2~3か月して新しいパートナーができれば、昔の男のことなんて記憶にすら残らなくなってしまう。
薄情と思われるかもしれませんが、女はそうなんです。
男性は男性で、殻に閉じこもっている間は女性から連絡したら鬱陶しいだけなので、この場合は「冷却期間3か月」っていうのは有効ですよね。
ただそれも「限定的」な意味であって、そもそも男性側に気持ちが残っていなければ、復縁なんて無理でしょう。
成長が不可欠
じゃぁもうその相手のことは忘れた方がいいのか?
というと、そこはもう自分の気持ち次第だと思います。
別れた時のままの自分じゃぁ、まずダメです。
別れるにはそれなりの理由があったわけで。
それが自分に拠るものか、相手に拠るものか、それとも双方なのかはありますが、いずれにしても、その問題がクリアできていることが大前提。
問題を乗り越えるためには、成長することが不可欠です。
成長とは、以前とは違う自分になり、できなかったことができるようになっている、という意味。
相手を束縛してしまう問題があったのなら、自分が自立して、相手も自分も自由にしておける器を育てる。
自分に自信がなくて逃げてしまったのなら、自分の弱さを受け入れて自信を回復する。
依存症やその他機能不全があるのなら、その克服に取り組む。
成長を通してのみ、人は前へ進むことができます。
最後は相手次第
ただ、その気持ちに応じてくれるかどうかは相手次第。
相手には常に「断る権利」があることを、忘れないこと。
それが自分も相手も尊重し自由であれる唯一の姿勢です。
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