意識を変えるためには知識を得る必要がある

以前もチラっとご紹介したことがある世界ジェンダーギャップ指数

毎年世界フォーラムが6月に発表している指数で、各国の男女格差を指数化したものです。

2023年6月21日に発表された今年の指数で日本は世界146カ国中125位

2022年(146カ国中116位)から9ランクダウンして、順位は2006年の公表開始以来最低だったそうです。

アジアではフィリピン(16位)、シンガポール(49位)、ベトナム(72位)、タイ(74位)などが上~中位。

韓国(105位)、中国(107位)。

日本はアジアでも最下位。

しかし、スコアだけ見ると日本は前年から横ばいです。

コレが何を意味するかと言うと、他の国がスコア(実態)を改善したので、スコア(実態)が横ばい、つまり状況が変化しなかった日本の順位が相対的に後退したということ。

最低ですよね。

日本はとにかく「変わりたくない」意識が強すぎる

だから、今の世界の変化のスピード感に全然ついていけていないんです。

しかし世界はものすごいスピードで変化を遂げている

このままではあと5年もしないうちに、日本はアフリカ諸国にも抜かれて、世界でもっとも男女差別が激しい国という、不名誉な立ち位置に甘んじることとなるでしょう。

それは決して言い過ぎではないと、私は思います。

そんな日本の中で、もっともジェンダーギャップがひどい場所は北海道。

日本の中で最下位なんです。

国連勧告を受け続ける日本

もいっちょ。

日本は過去に何度も、国連から「勧告」を受けています。

DV を犯罪と認める法律を制定するように、障がい者の人権を守る法律を制定するように、各種ハラスメントを犯罪と認める法律を制定するように。

世界各国ではこのような法律はすでに何十年も前から当たり前のようにあるのに、日本にはまだなかったんです

つい最近まで。

国連からの勧告を受けて、ようやく2020年辺りから法律化され始めた。

私はこの事態は、「恥ずべきこと」と感じています。

意識が低いのは「知らない」から

日本人の意識が低いのは、一重に「無知」によるものです。

つまり、単に「知らない」だけ。

だからこそ、「学ぶ姿勢」が大切になります。

日本ではまだまだ、「必要な叱責」という言い方を見かけます。

「叱責」はたとえどんな理由があっても、絶対にしてはならないことであると、ご存じない。

え?その人の為を思った叱責でも??

と思った方は、ヤバいんです。

モラハラなんです。

パワハラなんです。

それ。

私たちは、たとえどんな理由があるにせよ、どのような状況にせよ、他者を「叱責」してはいけません

人と人として、対話すること。

相手を見下したり、相手から見下されたりせず、水平で対等な立場で、対話すること。

折り合えなければ、関係性を見直して解消すること。

親が子供を叱ってはいけません

人として、対話してください。

親ごさんは忍耐を養って、丁寧に物事の因果関係を説明し、言葉を尽くして、お子さんを諭す方法を磨いてください

ご自身が何かをちゃんと理解できていなければ、お子さんにまともに説明ができません。

まずはご自身が物事をしっかりと理解した上で、お子さんが理解できるように、説明してください。

「叱る」のは、未熟な人のやり方です。

大人のやり方ではない。

まずは、意識を変えていかなくてはならない。

そのために、必要な知識を吸収することが必要です。

啓蒙的な発信をすることも、必要なことだと思っています。

クローズドの情報や個別セッションの割引情報などは 無料メルマガ 内でお知らせします。

© 当サイトの文章およびロゴや商標の著作権は当サイトが所有しています。許可なく無断転載することを固く禁じます。

関連記事

  1. 主体的に生きるために言葉を正確に使う

  2. 日本には「まともな大人」がいない

  3. 最奥の怖れと向き合い昇華する

  4. 父親が家で家事をしない家庭で育った男は無能になる

  5. 協調性?そんなものありませんけど、何か?

  6. 日本の集団主義と漂う閉塞感

  7. 自分で考える力をつけること (ドロレス・キャノン)

  8. 「家族」から「個人」へと最小単位がシフトし「結婚」の概念が崩壊した

2023年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

最近の記事

特集記事

保存版記事