認知バイアスが生み出す幻想

認知バイアスとは、簡単な言葉に言い換えれば「前提」や「思い込み」のことです。「〇〇であるはず」「〇〇であるべき」という前提や思い込みや、現実世界の中に「自分の見たいもの」だけを見ようとする「色眼鏡」のことです。

認知バイアスによる事実誤認や現実否認

「色眼鏡で見る」とは、物事をまっすぐにありのままに見れないことの喩えです。

秋篠宮眞子さまの婚約者である小室圭さんに大して「ある種のうさん臭さ」を感じている多くの人がいらっしゃいます。私もその一人です。しかし、以前も書いたように、私は眞子さまがご結婚なさるかどうかは完全にご本人の問題だと考えていて、ご結婚を巡る騒動自体に変化に対する重要な意味があると考えています。

ある意味、眞子さまという方は、ご自身の生きざまを通して日本の人たちの意識改革を促す役目を負っていると私は感じるのです。

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「小室さんはうさん臭い」という先入観や偏見を持っていると、彼の何から何までを「うさん臭い」という色眼鏡で見てしまうのが無意識で生きている人間の性(さが)です。

過去のニュースをさかのぼっていくと、彼がICU在学時代に汐留のフランス料理店で誕生日を祝った折、母親の元婚約者から「大人の世界へようこそ」という意味で英文でケーキの上に「ようこそワーキング・クラスへ」という言葉を書いて贈られたとありました。

事の顛末詳細

おそらく、「Welcome to the working class.」と書いてあったのだと推測しますが、だとしたら、私も思わず「え?」となると思います。英語を知らずに間違ってしまったのなら、私も小室さんと同じく「不適切な言葉」である旨は指摘すると思います。そうでなければ、相手は一生自分のミスを知ることも改善することもできないですから。

階級意識がなく、アメリカやヨーロッパやその他諸国に比べて格差が少ない社会に生きる日本人にとってピンとこない概念かもしれませんが、「労働者階級(working class)」は、格差を表す言葉です。アメリカにおいては、Redneck(白人の労働者階級)と並んで、使うことを避けた方が良い言葉の一つと言えるでしょう。

少なくとも元婚約者の方が意図した「大人の世界」という意味やニュアンスは「ワーキング・クラス」という言葉にはないし、誕生日ケーキの上に書くには不適切な言葉です。

ですから、小室さんが「あれはおかしい」と指摘した気持ちはもっともだと、私は思うのです。何が言いたいかというと、この折の小室さんの指摘と言動はしごくまともなもので、失礼なのは元婚約者の方の方であるということです。

しかし、多くの人が「小室圭はとにかくうさん臭い」という色眼鏡で見ているために、彼の「まともな言動」すらも「悪意を持って受け取られ」、批判の対象とされているということです。

今世に出ている「小室圭像」は、人為的に創られた幻想にすぎません。

合理性の欠如とアクティングアウト(行動化)

プレゼンスのある人であれば、自分の認知や思考と自分の間に距離を取って、俯瞰的・鳥瞰的な視点から物事を検証するという合理性を持つことができます。

自分が思っていることが、必ずしも「正当ではない」可能性について、検証するだけのスペースのことをプレゼンスというのです。

ですが、思考と自分が一体化してしまっている場合、自分の世界に没入し、そのままアクティングアウト(行動化)してしまいます。

認知バイアスを解消するためのワーク

こうした「マインドの癖」や「認知バイアス」解消していくための一番効果的なワークは、バイロン・ケイティのザ・ワークだと思います。凝り固まった思考癖やバイアスを外して、ありのままの世界を見ることが出来るようになるための、ほぼ唯一のワークではなかろうかと思います。

ザ・ワークに数年かけてじっくり取り組むことで、認知の歪みはある程度解消してくるはずです。

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