「自由」とは、自分の好きなように選択できる状態のことです。
表面的な部分では、
- 好きな場所へ行けること
- 好きな服を着ることができること
- 好きな人と結婚できること
- 好きな場所で暮らせること
- 好きなことができること
- 嫌なことはしないこと
ですが、もっと「見えにくい部分での自由」はないということが多々あり、その「見えにくい部分」を解放していくのが「本物の癒し」です。
強迫性の衝動
以下のようなことは、「見えにくい部分」で、自分が何かに支配・コントロールされているサインです:
- タバコを吸わずにはいられない
- お酒を飲まずにはいられない
- 友達に連絡せずにはいられない
- 恋人に連絡せずにはいられない
- 甘いものを食べることを止められない
- 買い物せずにはいられない
- 仕事せずにはいられない(休めない)
- 常に何かをしておらずにはいられない(ゆっくりできない)
- パートナーのケイタイをチェックせずにはいられない
- 相手を責めずにはいられない
- 他人の問題に首を突っ込まずにはいられない
- 子供や夫の世話を焼かずにはいられない
- 他者の問題にクビを突っ込まずにはいられない
- 他人に同情せずにはいられない
- 困っている人を放っておけない
- 誰かのことを考えずにはいられない
- この人は有毒だとわかっていつつも別れられない
心の傷(魂の傷)が要因で、自分が その痛みに 支配・コントロールされているサインです。
「お酒を飲むのは楽しいから好き、それの何がいけないの」と仰る方も多いですが、それは「お酒を飲んだときだけ普段抑圧しているものを解放できる」からであって、問題は、「なぜ普段は抑圧しなくてはならないのか」ということなのです。
お酒の力を借りないと本当の自分を解放できないという事自体、すでに問題であることに気づく必要があります。
- 「本当の自分を出して生きることは出来ない」と思い込んでいるのはなぜですか?
- 本当の自分を曝け出したら、どうなることが怖いのですか?
- あなたが本当に恐れているものは、何ですか?
「仕事をせずにゆっくりと休めない」という方も多いです。
まったく仕事の事を考えず、何もせずに過ごした時、身体の中にどんな感覚が湧き上がってきますか?居たたまれなさ?イライラ?不安?心配?マイナス感情を感じなくて済むために、常に仕事のことを考えて、忙しく働いています。もしそれをやめたら、どうなることが怖いのですか?
「何かをせずにはいられない」という時に、本当の自由はありません。そういう感じ方があるときに、自分の力を自分以外の何かに明け渡し、それに支配・コントロールされているということです。
選択の自由
傷が癒えて健全な精神を回復出来ていれば:
- タバコは吸っても吸わなくても、どちらでもいい
- お酒は飲んでも飲まなくても、どちらでもいい
- 仕事はしてもしなくても、どちらでもいい
- 買い物はしてもしなくても、どちらでもいい
- 恋人に電話してもしなくても、どちらでもいい
- 他人の問題に首を突っ込まずに放っておける
- 夫や子供の世話よりも、自分の人生を生きることに集中できる
自分の力と責任において「選択の自由」が生まれます。「強迫性の衝動」ではなくなり、「楽しみ」の一つになるのです。
毎日お酒を飲むのは適切ではないとしても、たまの集まりで1~2杯楽しむくらいは出来るし、気分転換に恋人に電話をしても、以前のような神経症的な強迫性はありません。
仕事をするときにはして、楽しむときには楽しむと切り替えることができます。好きな物を買うことは楽しいですが、「買い物をしなくてはいられない」という強迫性からは解放されています。
自分の力と責任において、物事をマスターし、物事にコントロールされることはなくなります。適切かそうでないかの判断を下すことが出来て、怒りを表現するときにはする、適切でない場合には「安全な場所」で怒りのエネルギーを解放するという、「たしなみ」が身についてきます。
そうなったときに、自分は自分のマスターになれるのであり、自分以外のものが自分を支配・コントロールするということがなくなります。
自分が自分のマスターになる
- 自分は衝動をマスターする者であり、衝動に乗っ取られ、衝動に支配されるものではない
- 自分は依存心をマスターする者であり、依存心に乗っ取られ、依存に支配されるものではない
それが真に「自由」な状態であり、そのステージへ到達することがアセンションでは一つの目標となっています。そこに至るまでに、通常では何年も (少なくとも3~4年) 癒しに取り組むことが必要です。
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