オールドソウルは「個性化」に取り組んでいます。
魂の歴史が古い「オールドソウル」は、強烈な個性を持っています。
魂の年齢が高くなればなるほど、「個」の確立と自立が強くなるからです。
一般世間に馴染めなかったり周囲と合わないと感じるのは、彼らが一様に周囲の人たちよりも意識レベルが高く、個性が強いからです。
日本のように他と同じであることで「連帯感」を求め合い、「協調性」を重んじて全体主義を貫く社会において、オールドソウルは「生きづらさ」を感じがちです。
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他人とは違う自分の「変なところ」が自分の個性
「個性化」とは、そんな強烈な個性と意識レベルの高さを持った人たちが、世間一般や社会の枠組みから離れ、「一つの個」として自立していく過程を指す言葉です。
一般企業に雇われたり、エージェントに組み込まれる仕事をしながら生きるのではなく、他とは違う自分の個性を目いっぱいに開花させ、それを貫くことで「一つの個」として生きて行くことをマスターするプロセスです。
前衛アーティスト、クリエイター、フリーのライトワーカーなど、他人とは違う「ちょっと変なところ」を売りにして仕事をしている人たちがその例です。
「他と違う」ことに引け目を感じ、「自分は何かが決定的におかしいのではないか」と悩むオールドソウルは多くいらっしゃいます。
まずは、そのままの自分で良いのだということを知り、自分の個性を認め、肯定し、受け入れるところから始めなくてはなりません。
そして、「他人にはない自分の素質」をいかに活かして全体に貢献していけるのかを考えて、出来るところから実行していくのです。
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日本人離れした私の個性
私の個性は、幼い頃より「日本人離れ」した個人主義者なところです。
周りと合わせたり、一致団結して何かをやったり、他と協調することは苦手でしたし、そんなことはする必要がないという思いが強くありました。
それよりも、自分一人でやりたいように行動する方が私には合っていた。
皆で足並みを揃えて一緒に何かをすることが大切という価値観を持つ日本文化の中で、私のように一人で好き放題に行動するタイプの人たちは「わがまま」とみなされますが、私たちは決して「わがまま」ではありません。
ただ、個として自立と境界線(バウンダリー)の意識が強いため、他者と癒着したり依存し合ったりする距離感の近い付き合いが苦手なだけ。
周囲の人たちが私たちに合わせるべきだとは思いません。
お互いの違いを尊重して自由にさせて欲しいだけ。
その代わり、相手の自由も尊重します。
しかし内面があまり成熟していない日本の人たちは、そのような姿勢や振る舞いを「冷たい」とか「あっさりしすぎている」と感じたりするのです。
私は若い頃より「国や民族」という枠に囚われず、世界規模で生きて行く方が肌に合っていると感じていました。
それを実行してきた結果、訪れた国は20か国、日本を含む5か国でアパートを借りて暮らした経験を持ち、世界どこへ行っても生きて行けるような柔軟でタフな人間に成長したのです。
日本の社会には合わなくても、だからこそ出来ることがある。
そこを貫いてきたのが私の生き方です。
日本人離れしているからこそ、日本人が陥りがちな思考の枠組みや制限や落とし穴に気づけます。
そして、どうすればその制限を打破していけるのかもわかるのです。
今ではその特質を活かしてメンターとして仕事をするようになりました。
これは、「日本人らしい日本人」にはできないことです。
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「わかり合える人」を捜し求めるのを止める
「個性化」のプロセスは、孤独なものです。
それというのも、「自分と同じ人」などは一人もいないからで、他の誰とも違う自分を極めるためには、「わかり合える人」を捜し求めるのを止める必要があるからです。
何事においても「自分だけ」を頼りに決断を下し、自分の人生は自分の責任において体当たりで生きることによって経験値を積み重ね、自分だけの人生を生きて行くプロセスです。
誰かと一緒でないといられないといううちは、「個性化」のプロセスは進みません。
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孤独で神聖なプロセス
このプロセスは、急かせたりショートカットしたりすることが出来ません。準備が出来るまでに5年かかろうが、10年かかろうが、必要なだけ時間が必要です。
このプロセスは競争ではありません。一人ひとりが「自分とだけ」向き合い続けることによって地道に積み重ねていく極めて神聖なプロセスなのです。
オールドソウルが取り組む個性化とは その2ではもう少し詳細に「個性化」について解説します。
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