アセンションのプロセスでは、誰しも男性性と女性性の統合の課題に取り組みます。男性性と女性性の統合とは、自分にとって最適なバランスで男性性と女性性の特性を体現できることを指します。
肉体の性がどちらでも、誰しも少しずつ「女らしさ」と「男らしさ」両方兼ねそろえているものです。そして、そのバランスは人によって違います。
この記事では、自分にとってちょうどいいバランスで男性性と女性性を統合していくことについて解説していきます。
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男性性とは

男性性とは簡単に言えば「男らしさ」のことです。
- 取捨選択力や決断力
- リーダーシップ
- 博愛と平等精神
- 逞しさや肉体的な力
- 弱い者を守る力
- 克己心
- 父性
- 愛したい欲求
- 外側に向かう欲求
また男性性とは「行動」(Do)に根差した力でもあり、この3次元世界を地に足を着けて着実に生きていけるために必要な力です。
男性性が強い男性の例:
アーノルド・シュワルツェネッガーやタイガー・ウッズ、ジョン・マッケンロー、アントニオ猪木、石橋貴明
男性性が強い女性の例:
谷涼子、西本智美、和田アキ子、ピンク
負の男性性とは
男性性にはネガティブな面もあります。
- 暴力
- 支配・コントロール
- 横暴やわがまま
- 命令や独裁
こうした要素は男性性が負の側面で体現されたものです。
本来弱い者を守るために使われるべき「力」で弱い者を支配・コントロールしたり、相手の意志や気持ちを尊重せずに自分のやりたい放題を押し付けたりします。
現代では各種のハラスメント(モラハラやパワハラ)といった形で負の男性性が現れることが増えました。DV や虐待も負の男性性です。
負の男性性は心に受けた傷が原因となって聖なる男性性が裏返ってしまったものです。インナーチャイルドを癒して健全な男性性を体現できるように訓練することで克服できます。
アセンションのプロセスにおいては、負の男性性を癒して聖なる(健全な)男性性を体現できるようになることが必要です。
女性性とは

女性性とは「女性らしさ」のことです。
- 優しさや思いやり
- 美しさや感情
- 想像力と創造力
- 慈しみ育む力
- 忍耐力
- 母性
- 愛されたい欲求
- 内側に向かう欲求
また女性性とは「ただ在る」(Be)に根差したエネルギーで、「何もしなくても存在しているだけで素晴らしい」ことを体現できる力です。
女性性が強い女性の例:
マリリン・モンロー、スカーレット・ヨハンソン、黒木ひとみ、檀れい
女性性が強い男性の例:
はるな愛、西田敏行
負の女性性とは
女性性が傷ついていると、負の女性性として現れてきます。
- 被害者・犠牲者意識
- 依存や甘え
- 共依存
- 無力感と諦念
- 嫌味や僻み
- 陰湿さ
歴史上女性性は常に負の男性性によって傷つけられてきました。その経緯から、今でも深い傷を抱えています。
この傷を癒し、聖なる(健全な)女性性を発揮できるようになることが女性性の課題です。
中性的な男性や女性

男性性と女性性が程よく統合されていくと、次第に人格は中性的なエネルギーを帯びるようになります。
男らしさと女らしさ両方を兼ねそろえたバランスの取れた人格として、均衡したエネルギーを体現し始めるのです。
それでも人により生まれつきの陰陽バランス(男性性と女性性の比率)がありますから、肉体が女性なら本質的には女性性、男性なら男性性が基本のエネルギーとなります。
LGBTQ の方々のように性エネルギーが生まれつきの肉体と違うケースでは、少し違った課題をこなしに来ているため必ずしもこの通りではありませんが、基本的に肉体の性と自分の本質のエネルギーは同じはずです。
私の場合は男性性と女性性がほぼ均衡しているタイプで、自分では男性性の方が若干強い気がしますが見た目の印象は女性らしい部分も多く、自分で思っているほど「男勝り」ではないと感じています。
中性的な女性の例:
マイリ―・サイラス、ナタリー・ポートマン、アンジェリーナ・ジョリー、沢尻エリカ、内田也哉子
中性的な男性の例:
キアヌ・リーブス、武田真治、本木雅弘
自分の陰陽バランスを体現する
私が「ヒーラー」から「メンター」へと軸足を移行したのは、私の中の男性性が比較的強いからです。
感情を担当している女性性よりも、メンタルを担当している男性性の方がやや強い。自分でも、そちらの方に適正があると思うのです。
自分の陰陽バランス(男性性と女性性の比率)はどうなんだろうと、一度改めて確認してみると、自分の適性が見えてきます。
陰陽バランスの統合(男性性と女性性の統合)で詳細を解説しています。自分の陰陽バランスを図る質問票と陰陽バランスの対比表付きです。
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