何かをするときに「モチベーション」を高めないとできないことは、「本当はやりたくないこと」。
一方、「モチベーション」なんて一切必要なく、自ら進んでやってしまうこと、ふとした閃きやインスピレーションにしたがって「やってみようなかな」と思うことは、「本当にやってみたいこと」。
インスピレーションや閃きは女性性が担当、モチベーションは男性性が担当しています。
私たち人間は、女性性に従って生きているときは幸せを実感できますが、男性性に従って生きているときは苦痛と疲労を感じるようにできています。
私たちが一番幸せを実感するのは、インスピレーション(女性性)に従って行動を起こし(男性性)、自分の内側にあるビジョン(理想)を形にしていける時。
インスピレーション(女性性)
インスピレーションとは、私たち人間が「本来の自分」の波動でいるときに、内面から自然と湧き上がってくる閃きやアイデアのことです。
自分自身が心地よく満たされていて幸せなとき、ふと「〇〇してみようかなぁ」とか、「そうだ!あそこへ行って見よう」なんて湧いてくるもの。
内側から出てくるインスピレーションに従って動いているとき、そこに何も不自然な努力は必要ありません。
例えば、待ち焦がれた週末がやってきて趣味の釣りに出かけようと言うとき、「モチベーション」云々という人はあまりいないでしょう。
妻や子供に嫌味を言われてでも「行きたい」という気持ちが勝ってしまう。
思わず行ってしまう。
それがインスピレーションに突き動かされた行動です。
インスピレーションや閃きにしたがって動いているとき、私たちは「本来の自分」を生きていると言えます。
インスピレーションに従って起こす行動の特徴
- 自然で無理がない
- 思わずやってしまう
- 簡単にできる
- 楽しい
モチベーション(男性性)
一方、モチベーションには、「本当はあまりやりたくないけど、必要だからやらなければならないこと」に対して、「意欲を高めていく」というニュアンスがあります。
インスピレーションが「閃きを行動に移す」ことに比べ、モチベーションは「やる気を奮い起こす」というイメージ。
この世の中は、私たちにやりたくないことをやらせるための「動機付け」があちこちで行われています。
その方が誰かにとって都合がいいからです。
「社員のモチベーションをあげるには」とか「モチベーション維持する」とか言われますが、それが企業にとって都合がいいからです。
しかし、それは必ずしも社員が「やりたいこと」であるとは限らない。
もしかしたら、「本当は自分の価値観とは相反すること」でも、「家族を養うために仕方なく」やっていることがあるかもしれない。
そういうときに私たちが使っているのが「モチベーション」(男性性)なわけです。
インスピレーションに従って起こす行動に比べると、「力づく」な感は否めません。
モチベーションを上げて起こす行動の特徴
- 不自然な感じがする
- 理屈や理論に従っている
- 簡単にはできない
- 楽しいという感じはあまりない
もちろん、3D世界を生きていくためには、モチベーションの力を必要とする場面もあることは確かです。
何かを成し遂げるためには、簡単に諦めずに粘り強くトライする力が必要ですし、定期的な歯科検診を受けることも必要です。
女性性担当のインスピレーションに従って起こした行動を持続させ、最後に形にするのは、男性性であるモチベーションなのです。
陰陽バランスの統合
陰陽バランス、男性性と女性性の統合という意味では、まず女性性ありき。
女性性がインスピレーションを受け取って、それを行動に移す際に男性性のモチベーションを活用するというイメージです。
このコンビネーションがうまく行っているときに、エネルギーは自然な流れで循環します。
逆に、やりたくないことを無理やりやろうとしていたり、思いつきや閃きだけで持続性がないと、なかなかうまくエネルギーが循環しません。
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男性性と女性性の統合についてはE-Bookにて詳細を解説しています。

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