すべての経験は「自分らしさ」を知るためにある

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今年48歳になる私が今まで生きてきて思うことは、「経験とは一重に自分がどんな人かを知るためにある」ということです。

もちろん、カルマの解消やその他の成長課題がやってくることもあります。

ですが、大筋の所で、ありとあらゆる経験は自分を知るためにある。さらに言えば、経験を通して自分らしく生きられるようになるためにある。

つまり、「自分は何をしたくて何はしたくないのか」というデータを蓄積し、それをよく精査して、自分らしく生きるためには「次にはどうしたら良いのか」という戦略に変えてこそ、経験の意味があるということです。

歳を重ねるごとに賢くなっていくのは、経験値から導き出されたデータが蓄積していくからなのです。

データを得るための経験

例えば私は、札幌という街で実際に暮らしてみるまで、「自分は札幌には合わない」ということを知りませんでした。住む前は、漠然と「すごく良いイメージ」を札幌に対して持っていたのです。しかし、7か月暮らしてみる中で、自分はこの街には決定的に合わないと感じています。

そのことがわかったら、今度はその事実を掘り下げて、一体どんな要素が自分に合わないのかを突き止める作業を行います。

詳細は割愛しますが、作業の結果わかったことは、私は閉鎖的で村的な「人間関係が密で近い場所」は苦手だということです。北海道は広いと思われるかもしれませんが、日本という島国の中のさらに「島」なので、小さな村社会のメンタリティがそのまま残っていたりします。私は、広くて開放的で、種々雑多な価値観を持つ人達が混在して暮らすニューヨークのような場所に安心感を覚える人なのです。

このデータを踏まえて考えると、色々と見えてくることがあります。私はイギリスには行ったことがありませんが、恐らく肌に合わない場所だと思われます。イギリスも島国で、息苦しい小さな社会であることは比較的よく知られています。もしもイギリスに住む選択をするのであれば、そのことを念頭においておいた方が良いでしょう。

私が比較的合う場所は、アメリカやカナダ、オーストラリアや中国といった、国土が広くて種々雑多な人種が混在して生きている場所です。

香港は小さな場所ですが中国の一部ですし、ありとあらゆる人種が混在している場所で、私は生きやすいと感じました。

あとはこのデータを活かして、自分らしくいられる場所を選んで暮らせば良いだけです。

羅針盤がズレているケース

ですが、自分をしっかりと癒せていないと、変な生き方の癖がついてしまっていて、ずっとズレたままで人生を生きて行ってしまいます。ズレた方位磁石に従って進み続けても、望む未来には到達できません。

例えば、共依存の人はこんな感じです:

「私が役に立たないから、私がわがままだから、浮気されても仕方なかった。相手を大事にしなかったバチがあたったんだ。これからは、もっと相手を大事にして尽くせる女にならなくては」

おかしな思考癖がついてしまっているので、自分に必要なものが何かをしっかりと見極められていません。

健全な自尊心を持っている人ならば:

「浮気をするような相手を選んでしまった自分は人を見る目がなかった。そこは反省して、次からはもっと人を見る目を養おう。今度こそ自分を大事にしてくれるパートナーと出会えるよう、自分を大事にすることを徹底しよう」

と、「適切な洞察」を持つことができます。「正しい方向」へ向けて「正しい努力」をしなくては、単に空回りするだけで終わってしまいます。

「パートナーに浮気された」という経験から、「浮気されたのは私が悪かったから」と自分を責める人と、「浮気するパートナーなんていらない、今度こそ私を大事にしてくれるパートナーを見つけよう」と、「本当に自分が欲しいもの」へ向かって努力できる人では、人生が違ってくるのは当たり前でしょう。

だからこそ、望む人生を生きたいと思うのであれば、ある程度しっかりと自分を癒して浄化できていることが必要なのです。


ありとあらゆる経験は、「本当は自分は何を求めているのだろうか?」を解き明かすために与えられます。経験してみて、「やっぱりコレじゃなかった」ということだって沢山あります。

私も若い頃は自分とは合わない人たちと付き合っていたり、合わない仕事に手を出して苦しんだりしていました。そういう経験を経てくる中で、必然的に自分は何がしたくて何はしたくないのかが分かってきます。それが分かったら、今度は真っすぐに自分の欲しいもの、欲しい経験を欲しがらなくてはいけません。

自分が求めてもいないもので甘んじていたり、我慢していたり、どうせ手に入らないと諦めてしまえばそこでお終いです。本当の自尊心と自己価値感のある人であれば、常に自分の欲しいものに向かって諦めずに進んでいくものです。

今すぐにそれは手に入らないかもしれない。けれども、一日一日期待を温め続けながら過ごしていれば、いつかそれは実現するでしょう。それが共時性(シンクロニシティ)の法則だからです。

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