後藤久美子さんに見る成熟した女性の親子間の境界線の引き方

一つの社会における意識改革とは、ある日突然起こるものではありません。長い時間をかけてじわじわと進んでいくものです。

今では「当たり前」のこととして認識されている「人種差別禁止」も、数百年前までは歴然と行われていた歴史があります。当時は黒人を奴隷として使役することは「普通」だと考えられていました。

戦争やいくつかの争いを経て、長い長い時間をかけて今の意識レベルまで社会が発展してきたのです。今の世界で「人種差別」は撲滅されるべきものとして認識されていますが、それはごくごく最近根付いてきた意識なのです。

世界中すべての社会が同じ発達段階にあるわけではありません。

北欧諸国に比べればアジアは20年以上は発達が遅れていると感じますし、いわゆる第三世界と呼ばれる地域はまだまだ発展途上です。

境界線(バウンダリー)の概念にみる発達段階の違い

境界線(バウンダリー)という概念は、北欧諸国や北米ではほぼ常識として定着していますが、日本においてはまだまだ認知度が低い概念だと言えます。

イギリスなどでは、親は自分と子供をまったく別の存在と認識して子供を尊重するのは当たり前です。それが境界線を認識するということ。ですが、日本ではまだまだ親が子供を自分の所有物のように扱うことが普通に行われています。

子供の人格や人生を個別のものとして尊重することが当たり前のヨーロッパ諸国と、子供の人生に親が口出しするのは当たり前と考える日本とでは、まだまだ意識レベルや発達段階に開きがあるのです。

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境界線テスト

あなたがどれくらい境界線が引けているかを測ってみましょう。

1 / 20

あなたのパートナーは見栄っ張りで、すぐにカードを切って奢ってしまいます。こんなときあなたは:

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あなたの10代の子供はスマホが大好きです。料金を支払っているのはあなたです。子供はあなたが使用量をチェックすることに抗議してきました。こんなときあなたは:

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あなたはレストランで食事をしています。 近くのテーブルの人たちがお酒を飲んで大騒ぎし始めました。あなたは食事や会話を楽しむことが出来ません。こんなときあなたは:

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家族や親せきの中には、あなたの私生活 について詮索し、聞いてもいない余計なアドバイスをしたがる人たちがいます。お盆や正月が憂鬱です。こんなときあなたは:

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友人の一人が、人が大勢集まる場所であなたに関する不適切発言を連発し、あなたは気分を害しました。こんなときあなたは:

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家族の一人が「今月は財布が厳しい」と 言ってきました。もうすでに何度かお金を貸しています。今回は「子供に自転車を買ってやりたいから1万円貸して欲しい」と言っています。あなたは:

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友人があなたの家へ子連れで遊びに来ました。目を離したすきに、子供があなたの家具に落書きしました。友人を見ると、悪びれた様子もなく笑っています。こんなときあなたは:

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あるセミナーを受講中に、講師がクラス全員の前であなたの短所を批判し、あなたは居たたまれない気持ちになりました。こんなときあなたは:

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同僚の仕事の納期が間に合いそうもありません。あなたに「手伝ってくれ」と頼んで来ました。あなたには同じく納期が迫った仕事があります。こんなときあなたは:

10 / 20

数人で旅行へ行きました。あなた以外の全員は、博物館へ行きたいと言いますが、あなたは行きたくありません。こんなときあなたは:

11 / 20

上司があなたの仕事の成果を自分のものとしてプレゼンしていることを知りました。こんなときあなたは:

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あなたのアパートで飲み会をすることになりました。会がお開きになってみんなが帰る頃には、家の中はひどいありさまになっていました。こんなときあなたは:

13 / 20

海外旅行へ出かけてヒッチハイクにチャレンジしました。たまたま乗せてもらったのは若者たちの車で、スピード違反や危険運転を繰り返し、あなたは生きた心地がしません。あなたは:

14 / 20

何か月も会っていない兄弟姉妹が、ランチの約束をドタキャンしてきました。「近いうちに埋め合わせする」と言っていますが、ドタキャンされたお陰でスケジュールが空いてしまいました。あなたは:

15 / 20

子供の学校のPTAで代表者を選出しなくてはなりません。立候補する人は誰もいません。あなたも忙しくて余裕がありません。こんなときあなたは:

16 / 20

親しい友人から連絡が来て、「仕事で嫌な ことがあったので、今夜飲みに付き合って欲しい」と言われました。あなたにはすでに予定があります。こんなときあなたは:

17 / 20

あなたの同居人は仕事が忙しく家事を全くしません。あなたが一切の家事を担当しています。あなたの中に不満が蓄積しています。こんなときあなたは:

18 / 20

ようやくプロジェクトが片付き、待ちに待った休暇へ出かけるところです。ところが、こんなときに限ってクライアントから急ぎの仕事の依頼が入りました。あなたは:

19 / 20

あなたの息子はお酒が好きで、毎晩晩酌をします。今日も夕食前にビールを 開けて飲もうとしています。こんなときあなたは:

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上司から、あなたのミスではないことに関して「謝罪するように」と言われました。あなたは自分が悪いとは思いません。こんなときあなたは:

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境界線がしっかりと引けている親子

去年(2019年)「徹子の部屋」に出演した後藤久美子さんの回は、欧州に暮している後藤さんの成熟した人柄がよく分かる内容となっていました。

「F1レーサーの息子のレースは怖くて観に行けない」と語る後藤さんですが、「息子さんがレーサーになるのを反対はなさらなかったの?」という黒柳さんからの質問には、「それはしません」とキッパリと答えています。

「私の子供かもしれないけれど、別の人生ですからね」

これが子供を自分とは別の人格として100%尊重する親の姿勢なのです。境界線をしっかりと引くとはこういうことを指します。

「F1レーサーなんて怖い仕事、お願いだから止めて頂戴」と息子に懇願してしまうだろう母親が多いのではないかと想像される日本とでは、成熟度が違うと感じるのです。

ご自身の不安や恐れは自分のものとして引き受け、息子の人生には口出ししないという大人の姿勢を貫かれている姿は、「さすがだ」と感服しました。魂年齢の高いオールドソウルでいらっしゃる。

日本では、息子や娘の人生や生き方や嗜好に口出しする親があまりにも多すぎると感じます。そしてそのことを「悪いこと」と認識していない辺りが、境界線の概念の無さを感じる部分なのです。

今後日本人の意識の中で、発展させて定着して欲しいと願う概念と認識の一つです。

後藤さんと私は同じ年(同学年)で、私は小学生の頃から彼女が好きでした。子供の頃からしっかりした性格で、大人顔負けの物言いで有名だった後藤さん、素敵な女性に成長されたなと思います。今でも私の憧れの女性です。

境界線(バウンダリー)について詳細を解説した E-Book はこちらから。後藤さんのように大人の女性を目指す方は、是非チェックなさってみてください。

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