やりたいことや実現させたいことはあるけれど、それに向かって努力できない、続けられないという人は割といらっしゃいます。
最近の世界的な傾向で、コツコツと積み上げるということをしたくない人が増えているように感じています。
5次元世界においては物事は瞬時に成就して長く待つことはありませんが、この3次元に暮らしている以上、私たちは時期やタイミングや時間というものにある程度縛られることは仕方がありません。
何かを成就させたり実現させるためにコツコツと努力を積み上げるのは、土星が司る力です。
例えばいつまでも自分の歯を失いたくなければ、毎日数回の歯磨きとフロスを行わなければなりません。やったからといって何か劇的な成果を得られるわけではないけれど、歯を失いたくなければ必要なことです。
同様に、体形をある程度保ちたいと思うのであれば、適度な食生活と運動を心がける必要があります。今日運動したからといって劇的に何かが変わるわけではないけれど、続けることで維持できる状態があるからです。
こうした「地道な努力」はまさしく土星の力で、占星術のエレメントで言えば「土」の要素です。
私のストーリー
私は英語のネイティブとも普通にペラペラと会話ができます。ときどき、「百瀬さんは子供の頃から英語の英才教育を受けたに違いない」と思ってらっしゃる方がいらっしゃいますが、全くそうではありません。
参考記事:
英語に初めて触れたのは中学へ入学してから。高校は普通。大学生のときに「アメリカの大学へ留学する」いう夢を持っていたので、猛勉強してTOEFLで合格点を取りました。
この頃はとにかく英語の勉強に明け暮れていましたが、大変とかツライということよりも「自分の夢を実現させるのに必要なこと」という意識の方が強かったです。
私には二つの選択肢がありました:
- 英語の勉強なんて苦しくてツライことは辞めてお気楽極楽な学生生活を送る
- しんどくても英語の勉強を積み重ねてアメリカへ留学する
私は2.を選びました。私の「外国で暮らしたい」という希望と情熱はそれほど強かったのです。自分の選択だったので、苦しいとかツライと文句を言ったことは一度もありませんでした。
そのように10年以上も努力を積み重ねた結果、ようやく「少しは英語が喋れる」程度になりました。そこから今のようにペラペラとしゃべれるようになるまでには、さらに5年ほどの実地訓練を要しました。
好きなことは「努力」しなくてもできる
私は、一般的な人よりも、心理学・スピリチュアリティ・形而上学についての知識がある方だと思います。そういう方面に関心と興味があったので、若い頃より哲学書や心理学書を読み漁っていたからです。宗教学も相当やりました。
こういうことを学んだり知識を増やしたりすることが好きなので、本を読むことを「努力」だと思ったことがありません。私にとっては趣味であり楽しみであるからです。ただ好きなことを一生懸命やっているだけなのです。
それを20数年続けました。
今の仕事はその結果です。
夢ややりたいことはあるけれどそれに向かって地道な努力を積み上げられないという人は、忍耐を身に着けて努力できるようになることが課題です。
それができなければ、そこまでの情熱がないということです。
植物の種を植えても、すぐに花が咲いて実がなるわけではありません。種を植える時期が悪ければ種は地中で死んでしまいますし、芽が出てからも丁寧に育てていかなければ良い花を咲かせることはできません。花が咲くまでには時間と手間がかかるものです。
何かを成就させたいと思うのであれば、コツコツと積み上げて努力するという極めて土星的な力を養うことを求められるのです。
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