今の私は、特定のタイプの方のセッションしかお受けしません。オールドソウルと、アセンション・リテラシーがある程度高い方だけを対象としています。
最初からそうだったわけではなく、仕事をしてくる中でそのような基準やスタイルが出来上がっていったということです。
以前の私はクライアントを選んではいけないと思っていたし、どれほどやりづらいクライアントでも我慢して引き受けてストレスを貯めるようなことをしていました。
最初にクライアントを断ったのは、2017年のことだったと思います。自分が「これは無理」と感じた方に対して丁重にお断りを申し上げました。結果的にそれは大正解で、その出来事をきっかけとして私はもっと意識的にクライアントを「選ぶ」ようになったのでした。
選ぶことをせず、来るもの拒まずで誰彼構わず引き受けていた頃はストレスが甚大で大変でした。しかし、クライアントを意識的に選び始めてからストレスは軽減され、クライアントの関係の質は向上していきました。
サービス提供側とクライアントの関係がうまくいくためには、多くの条件が揃っている必要があります。中でもサービス提供側が「これを提供したい」と思っているものと、クライアントが求めているものが「一致」していることが必要です。
ベジタリアンが焼き肉屋に入っても満足いく経験はできないでしょうし、産婦人科へ行って胃腸の不具合を相談しても満足のいく結果は得られないのと同じ道理です。
私たちは「これぞ自分のプロフェッショナル」というものをサービスとして提供しているのであり、そのカテゴリーにハマった客層でないと満足の行く関係性は築けないのは自明の理です。
私がしたくないことはしないし、できないことはできないとお伝えします。私が提供しているサービスを喜んで受けてくださる方だけを対象にビジネスを行っているのです。
ここまで至るまでには数々の恐れを乗り越え、自分の中に根強く残るコア・ビリーフを手放して行く作業が必要でした。
- 嫌なことでも我慢してやらなくては生きていけない
- 仕事とはそういうもの
- クライアントを選んではいけない
- クライアントを選んでいれば生きていけない
こういうコア・ビリーフが、私の中にあったのです。
コア・ビリーフを見つける度にそれを無効化するという作業を行ってきました。
無効化するとは、簡単に言ってしまえば「信じるのを止める」ということです。今まで握りしめて信じてきたけれども、今日からそれを信じるのを止める。
長年握りしめ続けたコア・ビリーフを無効化するには、ある程度時間がかかります。時には4~5年を要することもあります。気づいたときに意識の光を当て続け、「あっ、またこのコア・ビリーフが出てきたな」と認識して、信じるのを止める。その繰り返しです。
自分を癒すことで自己肯定感と自己価値感を高め、コア・ビリーフを根こそぎ取り除くことでマインドを浄化し、シャドーを統合しながら日々を生きる。
それを続けることで、自分らしく生きる道は開けて行きます。
仕事上の境界線の引き方について興味がある方には動画セミナーを用意しています。

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。
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