本当に欲しいものを求める その1

私たち人間は色々なものを欲しがりますが、そのほとんどは二次補填的な「欲」です。

本当に「欲しいもの」ではなく、自分の中の欠乏感や満たされなさを補うためのツールとして何かを欲しているだけなのです。

  • 痩せてキレイになりたい
  • 素敵な恋人を手に入れたい
  • 愛されたい
  • やりがいのある仕事をしたい
  • 一戸建てに住みたい
  • 幸せな結婚をしたい
  • など

こうしたものは、インナーチャイルドが癒えていない故の「渇望」であり、本当に求めているモノではありません。なので、たとえこれらをすべて手に入れたところで、「幸せを実感」することは難しいでしょう。

多くのケースで本当に求めているのは、「ありのままの自分を愛してもらいたい」です。

「やりがいのある仕事をしたい」は、一見まともな欲求のように見えるかもしれませんが、その実、根底には「自己価値感の低さ」が隠れていることがほとんどです。

親に認められるためにいい子を演じて来た人や、周りの大人たちの期待に応えるために、様々なことをしてきた人に見られる衝動の一つです。

この場合、本当に求めているものは、「子供らしく過ごしたい」だったり「何もせずにただボーっ生きていたい」だったりします。

自分が本当に求めているものを知り、それを求めることが必要

私たちは、自分が本当に求めるものを知り、まっすぐにそれを求めることを覚える必要があります。「覚える」と書いたのは、それを出来るようになるためには、ある程度の努力を要するからです。

例えば、私は動物が大好きで「動物たちだけと暮らしたい」という「願望」を持っていました。

一見これは「普通の願望」に思えるかもしれませんが、実際は、「何か避けたいものがある故の回避的願望」であり、「避けたいもの」の下に、「本物の願望」が隠れています。

「本当は人間との繋がりを感じたい。でも、無意識の人間たちは捻じれていて真っすぐに繋がれない。そうすると、私の中の「繋がりたい」ニーズが満たされなくて悲しい。悲しみを感じなくて済むように、人間たちから距離を取って生きるようにしている」 というのが本当のところです。

この場合、本当に求めているものは「動物たちだけと暮らしたい」ではなくて、「人間との繋がりを感じたい」です。

ありのまま、オーセンティシティ(正直さ)とは、この「本当の願望」の部分を素直にストレートに表現できる状態のことを指します。

私たちは自分の内面のワークを進めることで、「本当の自分」を掘り起こしていく必要があります。本当の私は「人嫌いな人」ではなくて、「本当は人と繋がりたいと思っている人」です。ここを統合することで、本当に欲しいものを真っすぐに求めることができるようになっていきます。

つづく

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