「根源的な孤独感」をどう乗り越えるか

私たち人間は、今あるものを失うまで根源的な意味での孤独感というものを知りません。

「そんなことはない、私は十分孤独の何たるかを知っている」という人でも、親兄弟や伴侶や子供がいたりします。

生まれてすぐに親と別れてしまって孤児として育った人などを除けば、天涯孤独でない人は本当の意味での孤独は知らないと思うのです。

今一緒に暮らしていなくても、どこかに連絡がつく家族や親族がいる人が語る孤独感や寂しさと、頼れる人が一人もおらず、自分一人で人生を切り開いていかなくてはならない人が感じる孤独感は全く別物です。

パートナーがいる人がたまに完全に一人になってプライベートな時間を満喫するのは「孤独」ではなくて「自由」。昨日も今日も明日も、この世に頼れる人は自分だけという状況がもたらす孤独感は、それとはまったく次元が違うものなのです。

親兄弟も亡くなり、長年連れ添った伴侶に先立たれたとき、今まで味わったこともないとてつもない恐怖感と心細さを伴った孤独感に向き合うことになったという人は多いです。とくに今はコロナ禍の影響もあり、今までとは次元の違う孤独感と向き合うことを促されている人が増えていると感じています。

私が自分の経験から学んだことは、この根源的な孤独感が消えて無くなることはないということです。

なぜなら、この根源的な孤独感はソース(宇宙の本質)から断絶されていると錯覚することから生じるもので、肉体を持って3次元世界に生きている以上それが宿命だからです。

私たちは孤独や不安や心配といったネガティブな感情を忌み嫌うあまり、それを癒して感じないようにしたいと思ってしまいます。だからこそ逃避手段へ逃げる。

仕事に打ち込んだり友達を増やしたりパートナーを求めたり。

いずれにしても、こうしたものは一時的に孤独感を紛らわせるツールに過ぎません。たとえ今誰かと出会って繋がって「一時的な安心感」を得たとしても、その人と生き別れ死に別れ、いずれ別れるときがやってこれば、また同じ孤独感が戻ってくるのです。

拒絶することなく受け入れて、この根源的な孤独感と共に生きる腹を括れた人は強いです。

この人は一人でいることや寂しさを感じることを怖れないので、誰かや何かにしがみ付かなくても済むからです。そして、一人で過ごす多くの時間の中で、まったく別の次元で「自分を養う」ことを学んでいきます

一人で生きること、一人で死ぬことを常に意識している。そういう本物の孤独感と向き合い、受け入れ、それと共に生きる覚悟ができたとき、その人の人生は一段上のレベルへとシフトします。

百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​

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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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