すべての物事には相性があります。
- 親と子の相性
- 兄弟姉妹間の相性
- 家との相性
- 土地との相性
- 仕事との相性
- 職場との相性
- 服との相性
- 食べ物との相性
- など
多くの悩みや苦しみの根源には「相性の良し悪しを見誤っている」という根本的な要因があります。
相性の良し悪しは、双方の努力では解決できないものです。
もちろん双方に意欲があるのなら、ある程度のすり合わせや歩み寄りは可能です。
しかし、根本的に合わない組み合わせというものがこの世には存在しています。
そのことを理解せず、相性の悪い組み合わせに執着して努力をし続けることが苦しみを生み出している原因であることが多々あります。
この記事では「相性が悪い」ことで生じる様々な苦しみについて、そして自分と相性がよいものを見極めるために必要なことについて書いていきます。
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相性が悪いとは
「相性が悪い」とは、お互いの間に越えることのできない差異や違いがあることを指します。
- 価値観・生き方
- 求めるもの
- ライフスタイル
- 金銭感覚
- など
人間には様々なタイプがあり、相手との相性が良くなければ必然的にそこには「苦しみ」が生じます。
「将来は子供を持って家庭を作る」という目標がある人は、「子供は欲しくない」という人とは相性が悪いです。
それは価値観の問題ではなくて、生き方や在り方の違いです。
いくら好き同士でも、結婚相手としては選ばない方がお互いのためです。
ときどき、若い方から「好き同士でも相性が悪いことってあるんですか?」というご質問を戴きます。
そんなことはザラにあります。
というか、好き同士で相性もバッチリな相手を見つけることの方が難しい。
だからこそ、若いうちからしっかりと自分を理解して、自分に合う相手を見極める目を養うことが、極めて重要になってくるわけです。
人にはそれぞれ得手不得手があって、「向いている職業」と「向いていない職業」があります。
臨機応変に対応するのが大の苦手、曖昧な指示が理解できない人は、接客業やサービス業、医師や看護士のような職業は向きません。
それを無視してそのような仕事に就けば、周りも自分も大きなストレスを抱えることとなります。
甚大な問題や事故すら起こしかねません。
彼らが向いているのはプログラマーやイラストレーターや職人など、一つのことを変化なく継続して行えるような作業です。
自分と相性が良いか悪いかを考えずに付き合う人や就く仕事を選んでしまうと、後々自分も周りも苦しむこととなります。
自分を良く知り、相性が良くない人や仕事を選ばないことが必要なのです。
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相性の悪い相手とはスッパリと別れる
相性の悪い相手(人、仕事、場所など)とくっついていてプラスになることはほぼありません。
なぜなら、「本当は好きでないことを我慢していやっている」という波動がどうしてもオーラの中に滲み出てしまうからです。
例えば、相性の悪い職場に「騙し騙し」居続けることの弊害は計り知れません。
ポジティブ思考を保って誤魔化せたつもりでいても、無意識のうちに「我慢している」波動が出ています(本当に我慢しているのだから当たり前です)。
エネルギー的な存在である人間にとって、「何かを我慢してやっている波動」で何かすることの弊害はとても大きいのです。
なぜならその波動が自分の未来を創るからです。
「本当は嫌だけれど、我慢しなければ生きていけない」と無意識のうちに毎日自分にアファメートしていれば、「嫌なことを我慢しないと生きていけない」状況が生み出されるだけです。
それよりも、今の職場と自分の相性がよくないという事実を素直に受け入れ次を探した方が波動的には100倍マシなのです。
「この職場とは相性が合わなかったけど、私に合う職場は必ずあるはず。今回は「自分に合わない職場が何か」がわかっただけでも良かった。この経験を次に活かして本当に自分に合う職場をみつけよう」
このようにアファメートして、気持ちを切り替えて次の職場を探したら良いのです。
「自分に合う職場は必ずある。自分はその職場と必ず巡り合えるはず」という明るい信念を持ち続け、地道な活動をコツコツと続けるのです。
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自分をよく知り受け入れる
場所、仕事、付き合う人たち、食べ物や飲み物、着る物などとの相性を見極めるためには、自分をよく知ることがまずは必要です。
そして、自分の個性をすべて肯定できることが必要です。
自分の個性を受け入れることができないうちは、無意識のうちに自分を否定したり「直さなければ」と考えて、そこから苦しみが生じます。
まずは自分の個性をすべて肯定し受け入れることから始めましょう。
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そして、
- 自分の好き嫌い
- 性格的なこと
- 趣味や嗜好
- 価値観やライフスタイル
などをよく知り、それと相性が良い場所、仕事、人、食べ物、飲み物、着る物はどんなものかを明らかにしていきます。
参考までに、私のリストを置いておきます。
私は:
- 数字が大の苦手
- 猫派
- 肉はあまり食べない
- 都会が好き・田舎が嫌い
- 人と沢山接するのが苦痛
このリストから自分と相性が良いものと悪いものが割り出されてきます。
私と相性が良いもの・人
- 数字をあまり使わない仕事
- 数学が得意で私の代わりにやってくれる人
- 猫が好きな人
- 肉はあまり食べない人
- 都会が好きな人
- 内勤職かインドアで一人でできる仕事
私と相性が悪いもの・人
- 数字を沢山扱う仕事
- 犬派な人や猫アレルギーを持った人
- 焼肉大好きな人
- 都会が嫌いで田舎が好きな人
- 営業職や接客業など
私たち人間は、自分と相性の良いものや人で自分を囲むと幸福感が増します。
そして、自分とは相性の悪いものや人で自分を囲むと苦しみを味わいます。
多くの人は幼少期に「我慢癖」を埋め込まれてしまっているために、自分と相性が悪い人や環境に自分を合わせようとして地獄の苦しみを味わいます。
しかし生まれつきの個性は努力しても治せません。受け入れるしかないものです。
一度自分をよく点検し、自分と相性の良いものや人を見極めて、そういうものや人を人生の中に増やして行きましょう。
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