自分でいる自由

70歳になる女性が人生を振り返り、「自分でいる自由」(Free to Be Me) について語っています。

外側の世界で何が起こっていても、常に自分に立ち戻らないと。
自分の内側の世界に。内面は変わらないわ。
そこに私たちの芯があるの。
そこに私たちの魂が宿っているの。
私は「思いっきり豊かに素のままの自分になりたい」のよ。

「べきべき」「ねばならない」という規範意識で雁字搦めの日本の人たちに、周りに合わせなくていい、適応しなくていい、ただ自分に正直に生きさえすれば解放されるという事実を知って欲しいと思います。

その願いを込めて、動画の日本語訳を起こしました。

私は「内的平静を得た」なんて言うつもりはないわ。

歳を重ねるにつれて、18歳の頃よりも「なりたい自分」に近づいて来たってだけよね。

18歳の自分がダメだったって訳ではないのよ。

でもね、今の方が「自分でいること」に対して、心地良く感じられるってこと。


私は60年代に10代を過ごしたの。

その頃の価値観では「痩せていること」がすべてだった。

だから、周りから「受け入れて」もらえるためには、他の子と同じように「痩せなくては」と思っていたの。

すべてが「自己イメージ」に結びついていたわ。

「こういう風になりなさい」っていうプレッシャーが、常に私たちにかけられているのを感じていたわ。

今でもそうでしょう。

「適応する」ってことは、自分を何かに「押し込む」ってことよ。

私の10代は常にダイエットだったの。

キレイなウェストラインをキープするためにね。正直に言うともはや強迫性の域だったわ。

いつもダイエットの薬を飲んでいたし、平日はほとんど何も食べずに週末クランベリーケーキをドカ食いするような生活。

とにかく「痩せてる」ってことが大事だったの。

12歳で父を亡くしたから、「人生の何たるか」を教えてくれる人がいなかったの。

私たち家族は大海原を漂う小舟のようだった。

母は私にこう言ったわ。

「面倒を見てくれる男を見つけて結婚しなさい」って。

「生活の面倒はすべて男が見てくれる」って。

そういう哲学の下に私は育ったのよ。

だから、私は「自分は何もしなくていい」と思っていたの。「夫がすべてやってくれるから」って。

「王子様が面倒を見てくれる、王子様が幸せにしてくれる」ってね。

だから、私は「自分は何者か」ってことと向き合わずに生きてきたの。夫がいたから。

完全に依存していたのよ。

最初の結婚は勢いだったわ。すぐに終わっちゃった。

この結婚は「問題」をさらに悪化させたの。

問題っていうのは、「痩せなきゃ」とか、そういうこと。

私の状態は悪化したわ。

そして鬱になったの。

父を早くに亡くしたことが影響していると思った。

成長過程で必要としていた愛を得られなかったから。

表面的には平気そうにしていても、午前3時になると始まるのよ。

頭の中に入れておくには大きすぎるような問題が、行き場のない「思考」がグルグルと・・・明晰性のかけらもない・・・

生きている意味がわからなかったし、拠り所もなく絶望的。

陸と自分を繋ぎとめていたロープは切れて、今や大海原を漂う小舟になった気分。

こんなに心もとない気分は他に無いわ。

地図もなければ方位磁石もない。

私を救ってくれたのは読書だった。

いつ頃からか、本をすごく好きになったの。

私にとって本は情熱なの。

自分の本屋を持っているからってだけじゃなくて、なんていうか、本は「物を言わない友人」なのよ。

本は何も話さない。でも、本はカウンセラーなの。

ナイス・ニンはこう言ったわ。

「蕾のまま固く自分を閉ざすこともできるし、バラの花のように自分を開くこともできる」

私は 「自分は何者か」 ってことについて、随分と悩み苦しんだ。

依存症も沢山持っていたしね。

苦しいときに、随分と自分を痛めつけるようなことをしたのよ。

自分の内側にあった飢餓感を何かで埋めようとしていたのよね。

自分の内側を見る代わりに、外側の世界に何かを求めるというトラップにハマっていたのね。

私にとって、外側の世界の人や物の方が、自分の内面にあるものよりも大事だったの。

外側の世界で何が起こっていても、常に自分に立ち戻らないと。

自分の内側の世界に。

内面は変わらないわ。

そこに私たちの芯があるの。

そこに私たちの魂が宿っているの。

34歳のときにノエルに出会ったわ。

それ以来、私たちは36年間結婚しているの。

ノエルは・・・・私という人のありのまま・・・素の私を見てくれた初めての人だと思う・・・思うっていうか、初めての人だったの。

私ですら気づいていなかった本当の私をね。

ノエルはいつでも私を信じてくれた。

私が自分を信じる以上にね。

ノエルは、私が「なろうとしている私」ではなくて、本当の私を見てくれたの。

初めて他人が本当の私を見てくれたの。

「本当の自分に戻るのに、遅すぎることはない」って言葉があるの。

そう信じたいわね。慰められる。

あとどれくらい生きられるかわからないけど

今日はまだ時間があるって思えば、すごくありがたいと感じるのよ。

私が本当に求めているものは、「完全に自分になる」ってことなの。

オーセンティック(本物)になりたいのよ。

オーセンティックって言葉が好きなの。アバンダンス(豊かさ)って言葉も大好き。

私は「思いっきり豊かに素のままの自分になりたい」のよ。

オーセンティックであること(素のままの自分)は、自由であるということ。

素のままの自分になれば、あなたは解放されるわ。

周りに合わせることなく、

期待されるから何かをするでもなく、

ただ、自分であるってこと。

自分に正直に生きるということ。

それ以上に素晴らしいことって、他にある?

それは山の頂上へ到達したときのような気分よ。

そして叫ぶの。

「私は自由!私は私!」って。

百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​

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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

お薦めの本

自分らしい人生を創りたい方向け、創造プロセスの手順・姿勢・精神についてわかりやすく解説された良書。

自分をしっかり受け入れて折り合いをつけたい人におススメ。

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