「自分らしく生きる」とは、自分に嘘をつかずに生きること、自分の本性に正直に忠実に生きること。
「自分らしく生きる」と聞くと、何か自分の「好きなこと」をやって生きていくことと思われるかもしれません。もちろんそうなのですが、ですが実際にはそれよりももっと深い意味があります。
自分らしいライフスタイルを整える
料理が苦手でどうしても料理をしたくない人は、その本性に正直に忠実に生きることが「自分らしく生きる」ことです。
その人の本性とは、努力や頑張りで変えることができないもののことです。「料理が苦手」というのは、努力や頑張りでは変えることができないことです。
この場合、できるだけ料理をしなくても生きていけるライフスタイルを確立することが「自分らしき生きる」ことにつながります。
ときどき、生まれ持った自分の性質(好き・嫌い)を努力して直そうとする人がいますが、お願いだからそんな無駄な努力はしないで欲しいと思います。好き嫌いは直すものではなく、受け入れるものです。
日本人は生真面目でそんなことまで「べきべき」で直そうとしますが、それがあなたの素直さを損ねる要因になっていると気づいて欲しいと思います。

大人数でつるむのが苦手で一人きりで何かをするのが好きな人は、一人で過ごせる時間を沢山もつことや、一人で黙々と取り組めることを仕事にすることが「自分らしく生きる」ためには必要です。
おしゃべりが大好きで常に話をしていたい人は、気の合う話し相手を沢山持っていた方がより「自分らしい」でしょうし、営業や接客などに向いています。
自分をよく知り受け入れること
私たち人間の個性は一人ひとりまったく違います。「自分らしく」生きたいと思うのであれば、まずは「自分はどんな人か」を良く知る作業が必要不可欠です。
私はもともと変化の少ない安定した日常に退屈や息苦しさを感じるタイプの人なので、安定した職業を得てそれを大切にしながら生きる生き方は向いていません。それよりも、その時その時の自分の気持ちに正直に、やりたいことに向かって体当たりで進んでいく生き方が合っているタイプです。
私がこのことに気づいたのは26歳の時で、その時以来47歳になる今まで、変化の多い生き方を受け入れて生きてきました。
この生き方が他の人にも合っているとは思いませんし、事実私の両親は変化が大の苦手な安定タイプの人たちです。そんな両親は私のような生き方は理解できず、彼らの価値観で私をジャッジしましたが、そういうことを気にしていたらとても自分らしい生き方はできません。

私たちは、他者を納得させるために生きているわけではありません。タイプが違う人たちは、こちらの生き方を理解することはできないでしょう。そんなことは気にしなくて良いのです。
他者がどうか、世間がどうか、一般的にはどうかはまるで関係なく、その生き方が自分に合っているかどうかだけが自分らしく生きるためには重要なのです。
最近では日本でも普通にLGBTXの人たちがカミングアウトするようになりました。男性でもお化粧をする人が増えています。
ゲイなのだけどその本性を隠しながら生きている人は、自分に正直に生きているとは言えません。世間や周囲の目を気にして自分の本性に忠実に生きられなければ、いずれ抑圧された自分を「別な場所」で解放せざるを得なくなります。
かつてアングラ文化はそうして発達していったのです。
「自分らしく生きる」「自分を生きる」と決めるのなら、自分のすべてをありのままに受け入れることが必要です。世間や周囲に受け入れられたいと願う前に、まずは自分自身がどこまで自分の本性を受け入れられているかが重要なのです。
自分の中に受け入れられていない自分の要素が多ければ多いほど、自分らしく生きることができません。本当の意味で自分らしく生きたいと願うのであれば、まずは自分を受け入れて愛せることが必要です。
自分を愛することに関しては、E-Book「自分を愛すること」をご参照ください。
世間に合わせようとしない
自分らしく生きようと思えば、必然的に世間には合わせられなくなります。
世間体を気にしていたり、社会から受け入れられないことを怖れているうちは、本当の意味で自分らしく生きることはできないからです。
自分という人の本質に深く繋がれば繋がるほど、社会には適応できなくなっていくのが普通です。
自分らしく生きると決めるのであれば、社会とは少し距離を置いて、自分一人で生きていく覚悟をしなくてはなりません。
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最初のうちは仲間もおらず寂しい思いをするかもしれない。でもそれが自分らしく生きるためには必要なことです。
一人になるのが怖い、嫌われたくない、社会から認められたい、受け入れてもらいたいと思う人はには歩めない道です。そういう人は、まだまだ国や社会や企業の庇護が必要なのです。一人で立てるだけの強さはない。
皇室の眞子さまは、国中を敵に回してでもご自身の在り方を貫くことで、自分らしく生きる選択をなさいました。あれくらいの芯の強さがなければ成し遂げられないことなのです。
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