私がかなり若い頃から自覚していて気を付けていたことがあります。
それは「自分をことさら幼く見せようとしない」ということ。
自分を幼く見せたがる日本人女性たち

日本人女性は自分をことさら幼く見せたがるということに、早い段階から気づいていました。
私自身、10代20代の頃は気を付けていないと話し方が舌ったらずで幼くなったり、身のこなしや立ち居振る舞いが幼くなることがありました。無意識のうちに相手(他者)へ媚を売っていたからです。
日本の男性は日本以外の国の男性に比べてとても未熟です。そういう男性は必然的に「幼い女性」を好む傾向があります。
それを無意識のうちに察している日本人女性は、皆一様に自分を「幼く」見せようとする。そのトラップに私もハマっていたのです。
「大人」に見られたがる日本以外の国の女性たち
そのことに気づいたのは、初めてアメリカへ留学したときでした。
自分の他に日本人が誰もいない教室の中で、日本人以外の人たちの話し方や立ち居振る舞いが日本人とは随分違うことに気づきました。
そして、私自身に、時に自分をことさら幼く見せるために、話し方や立ち居振る舞いがが子供っぽくなっていることにも気づいたのです。
タイ、フィリピン、ブラジルを始めアメリカやカナダなどでは、女性は高校生のうちから「大人っぽく」「セクシー」に見せようと躍起になります。
なぜならこれらの国では男性は「大人の女性」を好むからで、日本とは逆の現象になるんです。
参考までに私がタイのバンコクで偶然撮影したタイの女子高生たちの写真を載せておきます。

日本の女子高生たちとは随分と雰囲気が違いますよね。
成熟を求めるヨーロッパの国々

高度に文化が発達しているフランスやスイスでは、40歳前の女性は大人の女性とは認識されないような部分もあります。
それくらい人々は「成熟」を求め、いつまでも幼くあること、子供っぽくあることは好まれません。
数年前に後藤久美子さんのお嬢さんが日本でデビューした際、22歳とは思えないほど老けてると言われましたが、ヨーロッパではあのくらいが普通です。22歳にもなれば落ち着いた大人の女性としての立ち居振る舞いや雰囲気を纏っている。
でも、日本では幼児顔で甘ったれた話し方や振る舞い方をする「幼い少女」がいつまでももてはやされますよね。
この辺りにその社会の精神的成熟度が現れています。
昔の日本人は大人だった
日本もその昔は精神的に成熟した文化を持っていました。中原中也や三島など、20歳と言えばもう立派な一人の人間として自分の内面世界を表現していました。
でも今の日本人にはそうした精神的成熟度は見られません。
もちろんすべての人がそうだという訳ではなく、中にはしっかりと大人になっている人たちもいることはいるけれど、ものすごく少ない。100人いればその内一人いるかいないかの割合です。
そうした日本人の在り方が「間違い」であるというつもりは全くありません。ただ、私にはあまり「健全な在り方」であるとは思えないだけなのです。
男も女も身も心も成熟することを受け入れそれを目指せる社会になればいいなぁと思っています。
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